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レディースジュニアユース、全国6連覇への挑戦は28日から

6連覇目指す浦和レッズレディースジュニアユース、28日に1回戦
 
第18回全日本女子ユース(U-15)選手権が、大阪のJ-GREEN堺で、7月28日(日)に開幕。浦和レッズレディースジュニアユースは、同大会6連覇に挑む。2008年以来大会5連覇を果たしているレッズだが、中学2年生以下のチームで大会に臨むようになった一昨年からは、2年連続決勝をPK勝ちで制すなど、ギリギリのところで栄冠をかち取っている。今大会でも苦しいシーンに直面するだろうが、日々磨いている高い技術とチャレンジの気持ちで戦っていくだろう。今季から指揮を執る永井良明監督と選手たちの抱負を紹介する。

苦しい戦いに競り勝ち全国出場決める

今季、関東に与えられた全国出場枠は9つ。そのうち1つは、前年優勝チームを出した埼玉県に与えられ、残り8つを関東予選で争うことになった。レディースジュニアユースは、埼玉県予選を勝ち進み、決勝に進出したがエルフェン狭山マリに敗れ、埼玉県枠での全国出場は果たせなかった。
関東予選では、16チームが4グループに分かれて予選リーグを戦い、各グループ上位2チームが関東ベスト8として、全国出場権を得て、さらに順位を争うという方式。レッズは初戦で栃木SCに敗れたが、残り2試合に勝ち、グループ2位に。5~8位決定戦に進み、関東6位となった。


第18回関東女子ユース(U-15)選手権 予選リーグ第1戦
2013.6.15(土)11:00/市原スポレクパーク
浦和レッズレディースジュニアユース 1-2(前半0-2) 栃木SC
<レッズ得点者>高橋はな

第18回関東女子ユース(U-15)選手権 予選リーグ第2戦
2013.6.16(日)13:00/市原スポレクパーク
浦和レッズレディースジュニアユース 2-0(前半1-0) 武田消毒ジェイド
<レッズ得点者>高橋はな、渡ゆき

第18回関東女子ユース(U-15)選手権 予選リーグ第3戦
2013.6.22(土)11:30/南房総市丸山運動広場
浦和レッズレディースジュニアユース 1-0(前半0-0) YSCCコスモス
<レッズ得点者>小嶋星良

第18回関東女子ユース(U-15)選手権 順位決定戦1回戦
2013.6.23(日)13:00/南房総市丸山運動広場
浦和レッズレディースジュニアユース 3-1(前半0-0) 戸木南ボンバーズ
<レッズ得点者>轡田歩、根岸里歩、金子夏緒

第18回関東女子ユース(U-15)選手権 順位決定戦2回戦
2013.6.29(土)11:00/フクダ電子スクエア
浦和レッズレディースジュニアユース 0-2(前半0-2) 大和シルフィード1998
*30分ハーフ


意識高く、自信を持って試合に臨めるように
浦和レッズレディースジュニユース・永井良明 監督に聞く


★永井監督自身、初めての全国大会になります。
「すごく楽しみです。周りのレベルが全然わからないですけど、今までやってきたことが、どれだけ通用するのか、というのを楽しみにしています」

★どうしても体格差で相手に劣ることが多いと思いますが。
「それは、もう選手たちもわかってプレーしています。そこで勝てなければ何で勝つのか、と言えば、判断のスピードや、パスのスピード、こぼれ球の反応などで相手を上回れれば、体格差はそれほどハンデにならないのではないか、ということを伝えていますし、選手たちもそれを理解して、だいぶ速くなったと思います」

★2学年ですからチームとしての蓄積が少ない中で、6連覇を目指しながら、来年にもつなげないといけません。
「はい。2年生には優勝の喜びを味あわせたいですし、1年生も先発で出ている選手がかなりいるので、来年につなげるためにも頑張りたいです。ただ最初から先を見るのではなく、1試合1試合戦っていきたいです」

★勝ち抜くには、一つひとつのプレーだけでなく、試合の終わらせ方なども大事になりますね。
「このところ、試合をコントロールすることを身につけさせています。たとえば勝っている試合のラスト3分間、大きく蹴ろうと思っている選手がいたり、しっかりつなごうと思っている選手がいたりすればバラバラになってしまいます。そういう試合運びをピッチにいる選手たちが一致させていくようにしています」

★12歳から14歳の中学生ですから、旅行気分にならないでしょうか。
「大型連休のとき菅平に遠征に行ったり、関東大会のときも前泊したりして、自分たちが何をしにここへ来ているのか、というのをしっかり自覚させるようにしました。みんな意識高く臨めると思います」

★1年生の選手たちは初めての全国大会で雰囲気に飲まれないようにすることが大事ですね。
「自信を持たせてピッチに送り出すことが僕の仕事ですし、また自信を持てるようにトレーニングを積んで来ました。暑い夏の大阪での連戦ですね。先発メンバーだけでなく、全員がいつでもいける準備をするように伝えてありますし、特に初戦が13時10分キックオフということは意識させています」


「悔いのない戦いを」~先輩から
★2008年の第13回大会でレッズが初優勝したとき、中学3年生で出場していたのが、現在浦和レッズレディースでFWとして活躍している加藤千佳。加藤は中学1年生のときにも同大会に出場し、準決勝で神村学園中等部に敗れ3位となった。その2年後、今度は決勝で同校と対戦し、見事これを下して初優勝を果たした。加藤に、後輩たちへメッセージを送ってもらった。

加藤千佳(浦和レッズレディース)
◆私が優勝したときは中学3年生のときでした。中1のときに一度出場した経験もありましたけど、今は中1と中2でやっていて、それでずっと連覇しているのがすごいですね。中3と中2では体格も違いますから絶対に難しい戦いになるとは思いますが、今年も頑張って欲しいです。
 勝つことが一番なんですけど、もし負けても悔いのない試合をすれば次につながると思うので、緊張するよりも楽しんでやって欲しいと思います。



6連覇の期待をプレッシャーにも力にもする
~選手たちの抱負

伊能真弥(GK/DF・1年)
◆DFも、たまにFWもやりますが、GKが一番好きで、遠くのボールをダイビングでセーブするのが好きです。全国大会では、相手が大きいのでシュートの威力も変わってくると思いますから、練習から意識していきたいです。監督からは「もうちょっと落ち着いた方がいい」と言われます。ボールを持ったときに相手が来たら慌てることがあるので、そこは余裕を持っていきたいです。

会沢日花里(DF・2年)
◆左のサイドバックやサイドハーフで、相手からボールを奪ったときに早く攻撃に移ること、ボールを持ったら1対1で仕掛けてゴールまで持っていくのが得意です。好きな選手は、運動量が豊富で守備と攻撃の両方に活躍する長友佑都選手で、アジアカップの決勝ゴールのアシストがカッコ良かったです。全国ではいろいろな地方のチームと試合ができるので、楽しみです。

小嶋星良(FW・2年)
◆相手の裏でボールを受けてGKと1対1になってゴールを狙うのが得意です。去年も全試合に出場したので、暑さはわかっています。水分を取っていても塩分を取っていないと熱中症になってしまうかもしれないので気をつけたいです。今年は2年生なので責任を感じますし、6連覇がかかって緊張します。これまで対戦したことのない速い相手や、うまい相手がいると思いますが、負けないように頑張ります。

志村瑠南(MF・2年)
◆左サイドハーフとボランチをやっています。左サイドのときには自分で仕掛けるプレーが得意で、ボランチではもらってすぐに周りに落とすプレーを心掛けています。母は、いつも試合のときにお弁当を作ってくれますし、父は自分の時間を削って車で送り迎えしてくれて感謝しています。このチームでは最後の全国大会なので、試合の面でも生活の面でも良いものを作りたいです。

鈴木 陽(FW・2年)
◆6連覇がかかっているのはちょっとプレッシャーです。去年も2試合に出ましたが、去年は頼れる先輩たちがいて引っ張ってくれましたけど、今年は自分たちからやらなくてはならないので、ちょっと緊張しています。今年は全国大会で点を取ることが目標です。ポジションはFWだったこともありますが、今はサイドバックが多いです。

加藤木美桜(DF・2年)
◆遠いところでの試合などでも早起きして父が車で送ってくれて感謝しています。ポジションは右サイドバックで、得意なプレーはクロスを上げることです。レッズの槙野智章選手を目標にしています。ドリブルがすごく速いし、判断も速いので尊敬しています。去年の全国大会では、他の大会と違って失敗してはいけない、という緊張感がすごかったです。暑さ対策は、小まめに水を飲むことを意識しています。

高橋はな(MF・2年)
◆得意なプレーは、相手の間でパスを受けるポジション取りや、そこから味方にスルーパスを出したり、仕掛けてシュートを打つことです。去年は全試合に出ましたが、無得点だったので今年こそゴールを決めたいです。去年は先輩が引っ張っていってくれましたが、今年は自分たちが1年生を引っ張る立場なので、しっかり声を掛け合ってチームをリードしていかないといけません。ずっと続いている連覇を来年につなぎたいです。

瀧澤璃麻(DF・2年)
◆暑さは、平気な方だと思います。ふだんから、三食しっかり食べることと、野菜が足りていないと思ったら、野菜ジュースを飲むことなどを心がけています。ポジションはセンターバックで、得意なプレーは、体が強い方なので、そうしたプレーやヘディングが得意です。

本間珠幸(GK・1年)
◆得意なプレーは、相手との1対1です。そうした場面では緊張はしますけど、なぜか止められることが多いです。読むのは苦手なので、相手が蹴ってから対応します。全国大会では、いろいろなチームの、レッズとは違うサッカースタイルが見られるのが楽しみです。チームでずっと生活するのも楽しみです。もっとみんなとの絆を深められたらいいなと思います。周りに迷惑をかけないように気をつけたいです。

39青木春佳(DF・1年)
◆ポジションは、右のサイドバックで、得意なプレーはサイドハーフの外を回って上がっていくことです。全国大会の相手は自分より年上なので、体で負けないようにしたいですし、そこで勝つのが楽しみです。6連覇がかかっているということでプレッシャーも感じていますけど、そのプレッシャーが試合に生かせればいいと考えています。

40根岸里歩(MF・2年)
◆ボランチなので、受けてサイドに散らして、そこからクロスを上げて、という攻撃にどんどんかかわっていきたいです。相手の守備組織の中で受けたときに、パスを出す前に取られてしまうことがあるので、周りを見るように監督から言われています。いつも家で、その日の試合について、父から注意を受けたり良かったところを言ってくれたりして、自分が気づかなかったこともあるので感謝しています。

41三尾ゆかり(MF・2年)
◆大型連休明けに右脚をケガしてしまったのですが、全国大会に間に合って家族に感謝しています。自転車に乗るとケガに良くないからと、母が時間を作って、リハビリの送り迎えや、練習の送り迎えをしてくれました。去年は、決勝の前までベンチ入りしていて、出場もしたんですが、決勝ではベンチ外で悔しい思いをしました。今年はケガ明けなのでフル出場は無理でも少しならいけるかもしれません。

42吉田紗季(DF・2年)
◆自分は2年生の中で一番遠くから来ています。新幹線を使っているのでそのお金もかかるし、駅から自宅まで長い距離を車で送り迎えしてくれて、両親には感謝しています。センターバックをやっていて、周りへの声掛けがちょっと得意になってきたのと、強いキックが蹴れるようになりました。暑いのは得意ではないですが、梅干しが好きなので持っていきます。全国大会では、去年より自分がどれだけ成長したかが楽しみです。

礒部まみ(DF・1年)
◆左サイドバックをやっていて、日本代表の長友佑都選手が好きです、自分はスピードはあってもガッツが足りないように思いますが、長友選手は身体が小さいのに大きな選手に負けないガッツがあるので、目標にしています。全国大会では優勝を目指していますし、生活面では仲間ともっと関係を深めて、良い信頼関係ができるようにしたいです。

井上 萌(MF・1年)
◆幼稚園のときからずっとサッカーをやっていますが、つらいときや苦しいときに、両親が支えてくれて感謝しています。ボランチをやっていて、サイドバックが持ったときに横について、パスコースを作るようにしています。それは試合前に監督からもよく言われています。レッズレディースの猶本光選手を尊敬していますし、柴田華絵選手にも憧れています。

今井美緒(MF・1年)
◆全国大会の期間中、生活面で忘れ物をしないで、ご飯もしっかり食べて、監督に注意されないようにしたいです。ポジションはボランチですが、ボールを持ったときに後ろ向きのままプレーしてしまうことがあるので、監督からは周りをしっかり見て展開しろ、とよく言われます。暑いのは、寒いよりは大丈夫だと思います。

金子夏緒(MF・1年)
◆全国大会で出るチャンスは少ないと思いますが、出たときにはどんどんシュートを打って、結果を残していきたいです。5連覇しているのはプレッシャーです。暑いのは苦手ですが、水分を小まめに取って、休みのときはなるべく日陰にいるようにします。ふだんから、練習が終わってからのストレッチなどをちゃんとして、身体を良いコンディションに保つようにしています。

轡田 歩(MF・1年)
◆兄がレッズのジュニアユースにいて(中学3年)、今回2人とも全国大会に出るので、家で一緒にお祝いをしてもらいました。兄からもよく「前を向けるように」など、サッカーのアドバイスをもらいます。ポジションはボランチで、得意なプレーはスペースや相手の裏にパスを出すことなので、どんどん出していきたいです。連覇を来年につなげていけるように頑張ります。

瀬戸のどか(DF・1年)
◆センターバックをやっていて、周りにつなぐパスが得意です。監督からは、もう一人のセンターバックのカバーをしろ、とよく言われます。パスの精度が高いところなど、日本代表の遠藤保仁選手が好きです。大会で5連覇しているというのはプレッシャーです。暑さに負けないように、しっかり対策をしたいと思います。

高橋恵美理(MF・1年)
◆ポジションはトップ下、右サイドバック、ボランチ、サイドハーフなどいろいろですが、自分としては右サイドをドリブルで上がってクロスを上げるのが好きです。トップ下にいるときは左右に散らしたり、自分でもシュートを打つのが好きです。生活面でいつも心がけているのは、忘れ物をしないこととか、挨拶をしっかりすることです。年上の選手たちを相手にプレーするのが楽しみです。

高山のはら(MF・1年)
◆左サイドハーフをしていて、得意なプレーはドリブルからクロスを上げることです。クリスティアーノ・ロナウドが好きで、高いテクニックや、大事なところでゴールを決めるのがすごいと思います。全国大会では、レッズのみんなと一緒に生活することもそうですが、J-GREENという良い環境でプレーできるのが楽しみです。

三浦晴香(MF・1年)
◆右サイドハーフで、得意なプレーは縦に仕掛けて、中の選手にクロスを上げることです。全国大会ではドキドキするでしょうけど、1試合1試合勝っていって、決勝に進むのが楽しみです。自分が最高のコンディションでいられるように気をつけたいです。好きな選手はレッズレディースの加藤千佳選手です。身体が小さいのに強いし、正確なパスを出せますから。

渡 ゆき(FW・1年)
◆得意なプレーは裏のスペースに走って点を決めることです。全国大会では、レベルの高いところで、お手本になるプレーがあると思うし、自分のためになることが多いと思います。監督からは身体で当たり負けをしないことと、自分のプレーをはっきり出すように言われています。家族には、練習への送り迎えをしてくれたり、スタミナをつけるための食事を作ってくれたりして感謝しています。

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