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2017年度経営情報の開示について
2017シーズンのトップチームは、「すべてにおいてバージョンアップ」を図ることを目標にシーズンを迎えましたが、過密日程や主力選手のコンディション低下などによりリーグ戦が不振の結果となり、7月末にはミハイロ ペトロヴィッチ監督を解任し堀孝史監督を昇格させました。堀監督のもとで、「守備の立て直し」と「健全な競争の導入」を図った結果、AFCチャンピオンズリーグ(以下、「ACL」)で、10年ぶりかつ日本勢としては初めてとなる2回目の優勝を遂げました。アジアチャンピオンとして出場したFIFAクラブワールドカップでは、大会5位となりシーズンを終えました。一方、好調な序盤から一転不振に陥ったリーグ戦では、監督交代後も立て直しには至らず7位でシーズンを終えました。また、YBCルヴァンカップは準々決勝で、また天皇杯はR16で敗退となりました。
2017年度の営業収入は、79億7,100万円と5年連続で増収となったとともに、2007年度以来10年ぶりに過去最高を更新しました。
事業運営費、チーム運営費、一般管理費を合わせた営業費用は74億1,500万円で、この結果、営業利益が5億5,600万円、当期純利益は3億3,100万円となりました。営業利益、当期純利益ともに過去最高を更新しました。
総入場者(ACL含む)は801,401人と前シーズンより1試合多かったものの35,836人減少しました。リーグ戦17試合の平均入場者数は33,542人と前年比3,393人減少しました。平均入場者数減少の要因は、優勝争いから脱落したリーグ戦への関心が薄れたこと、「ホームタウンからの信認を得るクラブづくり」の推進が道半ばとなったこと、荒天に見舞われる試合があったことなどで、終盤の入場者数減に影響したことが挙げられます。その結果、入場料収入は、23億3,700万円(前年度比3,800万円減)となりました。
広告料収入は、協賛金の増額やACL優勝に伴う追加協賛金、新規パートナーの獲得により、6年連続で増加するとともに、過去最高の31億9,300万円(前年度比6億円増)を記録しました。
グッズ収入は、ACLの勝ち上がりなどで試合数が増えたことに加え、オンラインショップ販売が好調で8億1,300万円(前年度比3,500万円増)となりました。
その他収入とJリーグ分配金の合計は、ACLの優勝賞金や勝利プレミアム、クラブワールドカップの賞金、プレシーズンマッチの出場料に加え、リーグスポンサーにDAZNが加わったことでリーグ分配金が増額したことから、昨年実績を大幅に上回る16億2,800万円(前年度比7億6,800万円増)となりました。
営業費用は、チーム運営費においてACL優勝による遠征費、獲得賞金を分配、さらに選手の練習環境の改善のための投資費用などが経費増になり、また事業運営費においてはREX CLUBを中心としたプロモーション費用の拡充、一般社団法人への会費等があり、74億1,500万円になりました。
純資産は、15億1,800万円と過去最高を更新しました。これまでの利益の蓄積である利益剰余金8億100万円に、当期純利益3億3,100万円が積み増しとなり、利益剰余金合計は11億3,200万円と、初めて10億円を超えました。
クラブは、筆頭株主が従来の三菱自動車工業株式会社から、ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社(三菱重工業株式会社と三菱自動車工業株式会社の共同出資)に変わり、また地元企業を中心に新たに15社の出資を受けた新株主体制で臨む初年度となりました。
大原サッカー場に新たなクラブハウスを完成させトレーニング環境を大幅に向上させました。設立25周年を迎えたクラブは、様々な企画を実施したほか、「安全で快適なスタジアム」づくりのために、安全を確保しながら子供やファミリーの観戦機会を増やしたり、REX CLUBの機能を一段と拡充させたりするなどの取組みを進めました。差別撲滅に向けたアクションプログラムでは、外部の学校への啓発を図るなど活動を継続させました。また、レッズランドを一般社団法人としたほか、ハートフルクラブの活動強化などJリーグ百年構想の実現を意識した取組みを継続、拡大させました。
2018シーズンは、Jリーグ優勝とACL出場権獲得を目標に掲げ開幕をスタートしましたが、期待した結果が出ず、4月に大槻毅監督への監督交代、また、強化体制を刷新し、プロ契約のゼネラルマネジャーとして中村修三氏を招聘しました。 4月下旬には新監督として実績のあるオズワルド オリヴェイラ氏を迎えました。オリヴェイラ監督のもとでも、当初の目標は変えずに、チーム一丸となってすべての試合、すべての大会を全力で戦います。
育成については、プレミアリーグで安定的に戦い抜くこと、トップチームへの昇格選手を継続的に輩出することを目指すほか、海外チームとの交流などを通して、指導者の質向上にも努めていきます。レディースについては、石原監督2年目となりますが、タイトル獲得に挑むシーズンとしていきます。
クラブは、ここ数年で強化された財務基盤を背景に、今年度をさらなるステップアップとするための「足固めの年」と位置づけています。ホスピタリティ向上をテーマに諸課題に取組むほか、浦和レッズに適したマーケティング活動を本格化させます。「安全で快適なスタジアム」「差別撲滅活動」も継続していきます。また、「サッカーのまち 浦和」や「さいたま市の名所」の情報発信拠点として、JR浦和駅の隣接地に、オフィシャルショップ「レッドボルテージ」を移転するとともに、新設された「浦和サッカーストリート」を活用し、ホームタウンとの絆づくりに努めます。また、埼玉スタジアムのある美園地区の街づくりや、埼玉スタジアム改修への提案を図るなど地域での取組みを拡充させます。このほか、クラブロゴを設立から初めてリニューアルしました。
「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことをクラブの存在意義として常に意識しながらチームとクラブの両輪で邁進していきます。
2017年度経営情報
https://www.urawa-reds.co.jp/club/managdata.html
2017年度の営業収入は、79億7,100万円と5年連続で増収となったとともに、2007年度以来10年ぶりに過去最高を更新しました。
事業運営費、チーム運営費、一般管理費を合わせた営業費用は74億1,500万円で、この結果、営業利益が5億5,600万円、当期純利益は3億3,100万円となりました。営業利益、当期純利益ともに過去最高を更新しました。
総入場者(ACL含む)は801,401人と前シーズンより1試合多かったものの35,836人減少しました。リーグ戦17試合の平均入場者数は33,542人と前年比3,393人減少しました。平均入場者数減少の要因は、優勝争いから脱落したリーグ戦への関心が薄れたこと、「ホームタウンからの信認を得るクラブづくり」の推進が道半ばとなったこと、荒天に見舞われる試合があったことなどで、終盤の入場者数減に影響したことが挙げられます。その結果、入場料収入は、23億3,700万円(前年度比3,800万円減)となりました。
広告料収入は、協賛金の増額やACL優勝に伴う追加協賛金、新規パートナーの獲得により、6年連続で増加するとともに、過去最高の31億9,300万円(前年度比6億円増)を記録しました。
グッズ収入は、ACLの勝ち上がりなどで試合数が増えたことに加え、オンラインショップ販売が好調で8億1,300万円(前年度比3,500万円増)となりました。
その他収入とJリーグ分配金の合計は、ACLの優勝賞金や勝利プレミアム、クラブワールドカップの賞金、プレシーズンマッチの出場料に加え、リーグスポンサーにDAZNが加わったことでリーグ分配金が増額したことから、昨年実績を大幅に上回る16億2,800万円(前年度比7億6,800万円増)となりました。
営業費用は、チーム運営費においてACL優勝による遠征費、獲得賞金を分配、さらに選手の練習環境の改善のための投資費用などが経費増になり、また事業運営費においてはREX CLUBを中心としたプロモーション費用の拡充、一般社団法人への会費等があり、74億1,500万円になりました。
純資産は、15億1,800万円と過去最高を更新しました。これまでの利益の蓄積である利益剰余金8億100万円に、当期純利益3億3,100万円が積み増しとなり、利益剰余金合計は11億3,200万円と、初めて10億円を超えました。
クラブは、筆頭株主が従来の三菱自動車工業株式会社から、ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社(三菱重工業株式会社と三菱自動車工業株式会社の共同出資)に変わり、また地元企業を中心に新たに15社の出資を受けた新株主体制で臨む初年度となりました。
大原サッカー場に新たなクラブハウスを完成させトレーニング環境を大幅に向上させました。設立25周年を迎えたクラブは、様々な企画を実施したほか、「安全で快適なスタジアム」づくりのために、安全を確保しながら子供やファミリーの観戦機会を増やしたり、REX CLUBの機能を一段と拡充させたりするなどの取組みを進めました。差別撲滅に向けたアクションプログラムでは、外部の学校への啓発を図るなど活動を継続させました。また、レッズランドを一般社団法人としたほか、ハートフルクラブの活動強化などJリーグ百年構想の実現を意識した取組みを継続、拡大させました。
2018シーズンは、Jリーグ優勝とACL出場権獲得を目標に掲げ開幕をスタートしましたが、期待した結果が出ず、4月に大槻毅監督への監督交代、また、強化体制を刷新し、プロ契約のゼネラルマネジャーとして中村修三氏を招聘しました。 4月下旬には新監督として実績のあるオズワルド オリヴェイラ氏を迎えました。オリヴェイラ監督のもとでも、当初の目標は変えずに、チーム一丸となってすべての試合、すべての大会を全力で戦います。
育成については、プレミアリーグで安定的に戦い抜くこと、トップチームへの昇格選手を継続的に輩出することを目指すほか、海外チームとの交流などを通して、指導者の質向上にも努めていきます。レディースについては、石原監督2年目となりますが、タイトル獲得に挑むシーズンとしていきます。
クラブは、ここ数年で強化された財務基盤を背景に、今年度をさらなるステップアップとするための「足固めの年」と位置づけています。ホスピタリティ向上をテーマに諸課題に取組むほか、浦和レッズに適したマーケティング活動を本格化させます。「安全で快適なスタジアム」「差別撲滅活動」も継続していきます。また、「サッカーのまち 浦和」や「さいたま市の名所」の情報発信拠点として、JR浦和駅の隣接地に、オフィシャルショップ「レッドボルテージ」を移転するとともに、新設された「浦和サッカーストリート」を活用し、ホームタウンとの絆づくりに努めます。また、埼玉スタジアムのある美園地区の街づくりや、埼玉スタジアム改修への提案を図るなど地域での取組みを拡充させます。このほか、クラブロゴを設立から初めてリニューアルしました。
「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことをクラブの存在意義として常に意識しながらチームとクラブの両輪で邁進していきます。
2017年度経営情報
https://www.urawa-reds.co.jp/club/managdata.html