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埼玉県子ども食堂ネットワークを通じて、子どもたちを試合観戦に招待

4月28日(日)、浦和レッズは今シーズンも「一般社団法人 埼玉県子ども食堂ネットワーク」を通じて、子どもたちやその保護者ら145人を試合に招待した。



子ども食堂とは、親の貧困や共働きなどにより、満足に食事を取れなかったり、1人で食事をせざるを得なかったりする子どもが増えている現状の中、食事を提供したり大勢で一緒に食べる機会を作ったりして、多様なニーズを持った人が地域で食を通じてつながる活動だ。

NPOやボランティア団体、レストラン、寺院、教会、個人などが運営し、主婦や学生がボランティアとして参加している。多くの子ども食堂は食事を提供するとともに、絵本の読みきかせ、学習支援、音楽やゲームなど多様な学習交流プログラムを用意している。

埼玉県子ども食堂ネットワークは、県内に子ども食堂が増えていく中、個々に問題を抱え、相談する仲間も見つけられない状況下、子ども食堂を運営し心を寄せる人たちが、情報交換、学校・地域社会・行政・企業との連携を目的に、立ち上げられたものだ。

浦和レッズと子ども食堂ネットワークとの関係は、2020年から始まった。
新型コロナウィルスで試合が延期になり、スタジアム飲食売店が仕入れた大量の食材、食品が宙に浮いてしまった。そこで大量の食品ロスを避けるために、埼玉県の協力をもらい、埼玉県子ども食堂ネットワークを通じて、スタジアム飲食売店が子ども食堂に食材、食品を寄付する橋渡しを行ったことがきっかけとなる。

そのつながりができ、2022年10月8日(サガン鳥栖戦)には、当時埼玉スタジアムで行われた「パンフェス」に合わせて、子ども食堂を利用する子どもたちを招待し、食事にパンを提供すると共に試合を観戦してもらった。この取り組みは、2023年も実施され、今季で3回目となった。



今回の参加者たちがバックスタンドの南ビューレストランに集まったあと、浦和レッズを代表してあいさつした清水 稔副代表は「サッカーを通じて地域に還元していくのも浦和レッズの活動。こういう形でみなさんに喜んでいただければありがたく思います。今日はみなさんのパワーをいただければ」と述べた。

参加者はレディアと一緒に記念撮影を行った後、埼スタで回収したペットボトルから作られたマグカップとパンを受け取り、観戦・応援のためスタンドに移動した。



バックスタンドアッパー席に陣取った参加者の中には、レッズのマフラーやフラッグを持つ子、レッズの応援が始まると、それに合わせて体を動かし、手拍子を取る子もいた。一方、初めてサッカーをスタジアムで観戦する子もいたようだ。

お互いのチームが点を取りあい、誰もがワクワク、ドキドキ、ハラハラを感じる試合展開となったこの日は、2-1でレッズが名古屋グランパスに勝利し、埼スタを訪れた多くの人に笑顔で帰ってもらうことができた。



今回は参加した子ども食堂の利用者たちに、パンを提供すると共に、サッカー観戦の機会、それもスタジアムが一体となったレッズサポーターの応援や、ファン・サポーターと選手が一つになって「We are Diamonds」を歌うという、埼玉スタジアムならではの体験もしてもらうことができた。

浦和レッズは、地域に根を張るプロスポーツクラブとして、社会貢献活動、SDGs活動に積極的に関わっていくことを今後も継続的に実施していく。その中で、クラブが理念に掲げるとおり、サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝えていきたい。



【浦和レッズが子ども食堂ネットワークと共同で行ってきた代表的な取り組み】
・2020年には、ヤマザキビスケット社(YBC)のお菓子を子ども食堂に届ける取り組みを実施。
・2021年からはコロナ禍をきっかけに、レッズが提唱し、支援者・賛同者と共に地域の課題解決に取り組むアクションプログラム「このゆびとまれっず!」を開始。その中でさいたま市子ども食堂ネットワークを通じて、子ども食堂利用者約150人を年に一度、埼スタに招待し、試合観戦とハートフルサッカーを体験してもらう「ハートフルケア」を実施。
https://www.urawa-reds.co.jp/club/konoyubi/heartfullcare.php

また冬には「REDS Santa(レッズ・サンタ)」と題して、レッズのパートナー企業やレッズビジネスクラブ(RBC)の企業にプレゼントを提供してもらい、さいたま市内の子ども食堂に1,200個のクリスマスプレゼントを提供。
https://www.urawa-reds.co.jp/club/konoyubi/redssanta.php

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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