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Web Little Diamonds Vol.12「関東ユース(U-15)サッカーリーグが3日開幕」

東日本大震災の影響で開幕が延期されていた、『関東ユース(U-15)サッカーリーグ』が、5月3日(火・祝)に開幕する。
同大会は関東地区のU15年代のクラブチームが10月まで(予定)、1回戦総当たりのリーグ戦を行うもので、1部リーグ、2部リーグとも12チームが所属している。1部リーグの上位3チームには、12月の高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権への出場権が与えられる。1部リーグの下位2チームと、2部リーグの上位2チームは来季入れ替えとなる。1部リーグに所属する浦和レッズジュニアユースは、3日13時からレッズランドに鹿島アントラーズジュニアユースを迎えて初戦に臨む。
開幕を前にした、池田伸康U-15監督と、キャプテンの吉原 大に話を聞いた。


エンブレムの誇りを胸に戦う
池田伸康U-15監督

「この学年は、昨年のチームに比べると少しまとまりに欠けるところがあったのですが、地震の後の練習が中断した時期を経て、急に良くなってきました。そこはポジティブな面です。練習環境としては厳しい時期が続きましたし、関東リーグの開幕も延びましたが、与えられた状況でやらなくてはいけないということで、それを良い経験としてとらえようということを言っています。
僕自身、昨年初めてU-15の監督をやらせてもらって、1年目で得たものというのは大きかったです。その経験の中で良いものを伝えていかなくてはいけないと思っています。自分自身で間違っていなかったと思うのでは、グラウンドに入ったら戦う気持ちを前面に出してやるということです。レッズのエンブレムに対する誇りというのは、僕らも山田直輝や原口元気の代からずっと言い続けていますが、もう選手たちにとって伝統になっていると思います。レッズのユニフォームを着れば、戦うのが当たり前、そういうふうになってきています」


戦いながらチームを仕上げていく
DF 吉原 大(キャプテン)

「今年のチームは、元気があって、みんな明るいというのが一番の特長だと思っています。関東リーグの開幕が延びたことで、逆にチームのまとまりは良くなってきました。チーム全体での練習量はいつもより少ないので、体力的にきついところがあるかもしれませんが、各自で身体を動かすようにしていますので、そこまで影響はないと思います。
関東リーグでは、まず全勝で上位を狙い、その中で全国大会に向けてチームを仕上げていくという目標を持っています。今年の初めに比べてチームは良くなっていますし、やることがはっきりしていますから、このままさらに伸ばしていきたいです。
自分自身、キャプテンとして苦しいときにこそ声を出して盛り上げていくことを心がけています。レッズの一員としての自覚は日々言われていますし、そこは選手全員が持っています」


内容の濃い関東リーグ

◆中学生年代の選手は数月間で大きく変わる。そういう時期に関東トップレベルのチームと継続して試合ができるというのは、貴重な経験だ。春に開幕した関東リーグが夏を経て秋の閉幕を迎えるころには、レッズジュニアユースもまったく違ったチームに成長しているに違いない。
また選手の起用やポジションなどの面で試行錯誤もでき、7月に予定されている日本クラブユース選手権関東予選に向けて、よりチームを成熟させて臨むことができる。関東リーグが発足した2007年以降、ずっとリーグに所属しているレッズジュニアユースが、毎年日本クラブユース選手権関東予選を勝ち抜いて全国大会に出場していることを見ても、関東リーグでの戦いと全国出場に向けた準備をうまくリンクさせていると言える。その意味では、来季以降の後輩たちのためにも1部リーグ残留は必須課題となる。
さらに昨季まで1位のチームだけだった冬の高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権への出場権が関東リーグ上位3チームに与えられることになった。逆に言えばその分、関東予選から出場する枠が減ったということであり、関東リーグを4位以下で終えた場合、高円宮杯への道は狭くなる。
選手個人とチームの成長のため、高円宮杯出場のため、そしてレッズジュニアユースの伝統を継続させていくために、非常に内容の濃い関東リーグの開幕が待ち遠しい。
(清尾 淳/MDP編集)

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