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Web Little Diamonds Vol.13

関東ユース(U-15)リーグ残り3試合
優勝と高円宮杯出場、そして全国制覇を目指して

浦和レッズジュニアユースが5月から戦ってきた、関東ユース(U-15)サッカーリーグも、残り3試合となった。
レッズジュニアユースは、現在5勝3分け0敗で2位。1部リーグ所属の12チーム中8試合を終えて負けがないのはレッズだけだ。
この関東ユースリーグは、今季から1部リーグの3位以上に、12月の高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権への出場権が与えられるようになったため、最終順位が一段と重要性を増した。現在2位の好位置にいるレッズだが、4位のFC東京深川とは3差なので、残り3試合で逆転優勝するチャンスもあれば、逆に4位以下に後退する可能性もある。
関東地区から高円宮杯に出場できるのは全部で6チーム。関東予選に回った場合、残りの3枠を争う“狭き門”となるから、何としてもこの関東リーグで決めておきたいところだ。
残り3試合は、10月1日(土)に3位の大宮アルディージャ、10月9日(日)に首位の柏レイソルと上位勢との対戦が続き、10月15日(土)の前橋FC戦が最終となる。
関東ユースリーグ初優勝を狙う浦和レッズジュニアユース。その先には夏に果たせなかった全国制覇へのチャレンジも待っている。残り3試合に臨む池田伸康U-15監督と、選手のうち6人に意気込みを聞いた。


◆夏の練習で大きく変わった ラスト3試合も平常心で
池田伸康U15監督

「残念ながら夏のクラブユース選手権に出られなくて、何が足りなかったのか、何をもっと強化しなければいけないかということを整理をして、この夏のトレーニングをやってきました。例年ならフェスティバルなど大会に参加していたのですが、今年は試合に追われるスケジュールではなく、チームとしてやらなければならないことを、8月14日から4日間のキャンプで行いました。その成果が関東リーグ再開以降の試合に出ているのかな、と思います。
足りなかったところというのは、チームとして一つの輪になっていなかった、同じ方向を向いてみんなサッカーをやっていなかった、ということですが、今は苦しいときにピッチの選手もサブの選手も一緒になって戦っているように感じます。また今までキャプテンが「何々しようぜ」と声をかけていたのが、みんなで「やろう、やろう」と言うようになってきました。
それと攻守の切り替えで、特に攻撃から守備になるときは苦しいのですが、早くプレスに行けるような体力作りをしたことで、すごく良くなってきました。ボールを取られた選手だけでなく、周りの選手がすぐに取り返しに行くことで、非常に高い位置で奪い返せるようになりました。それが3試合で2失点と、失点が少なくなっていることにつながっているのかと思います。
これから大宮、柏という上位との対戦ですが、平常心で臨めるようにしたいです。レッズは全員攻撃・全員守備、そして闘うということを前面に出してやってきましたから、ラスト3試合もそれを一番に持っていきます。
優勝というのは僕よりも選手たちが意識して、口にしています」


体力面でも精神面でも強くなった
加藤智陽

「今年のチームは、元気ではどこにも負けないし、個々の能力もけっこうある、良いチームだと思っています。
自分は先発や途中出場など、いろいろな状況で出ていますが、どんな状況でも自分のプレーがチームのために生かせてチームに貢献できるように心がけています。闘う気持ちでは負けない、ということを常に意識しています。
夏にすごく厳しい練習を積んできたことが、再開してからの3試合に生きていると感じています。体力面でも気持ちの面でもひと回り強くなり、以前のように試合の終盤バテてしまうのではなく、最後まで戦えています。
これから3試合、どこが相手でも自分たちの戦い方を変えずに今までどおりのプレーができればやれると思います。練習でもっとレベルアップして臨みたいです」


チームが本当の仲間になっている
勝野 瑛

「今年のチームは元気があって、良いときはみんな声を出してどんどん前から行く攻撃的なサッカーができます。以前は、練習のときでもだらけているときがあって、チームが仲間になっていなかったところがあると思いますが、夏の合宿などが終わって本当の仲間になってきたと思うし、それがどんどん良くなっていると思います。自分自身も夏の前は全部の練習で100パーセント出せていなかったところもありましたが、夏以降は仲間がこんなにやっているのに自分は何をやっているんだ、としっかりやれるようになりました。
大宮には小学生時代の知り合いもいるのでやりやすさもやりにくさもあります。柏も強いチームですが、一人ひとりが100パーセント以上の力を出せば勝てると思います。関東リーグと高円宮杯、両方獲ることを目指します」


夏に出られなかった全国大会の分まで
小島良太

「夏以降、みんなずいぶん動けるようになってきたし、気持ちを統一してできるようになりました。クラブユース選手権に出られなかったのは、神様が与えた試練だと思って全員で頑張ってやってきたので、関東予選で負けたことが逆に良かったと信じています。東京V戦の前半などは自分たちのやりたいことができていなかったので、それを改善しようと話し合って後半に臨めたことが良かったと思います。
残りの関東リーグ3試合は全勝しなくてはいけないので、1点の重みを大切にして強い気持ちを持ったプレーで頑張っていきたいと思っています。関東リーグ優勝と、高円宮杯に出て夏の分まで上に行くのが目標です」


仲間のためにやる意識が良いチームに
岡野 森

「夏のクラブユース選手権に出られなくて、そこからみんな一丸になって仲間のためにやっていくという意識の中で、だんだん良いチームになってきました。東京V戦は勝ちきれませんでしたが、前半自分たちのサッカーができなかったのをみんなで統一してやることで追いつけました。今は自分たちで先手を取ってサッカーができているというのが一番変わったところだし、ベンチの選手たちと一緒に戦っている、という気持ちになれていると思います。
前節のマリノス戦で自分はちょっと消極的になってしまったので、残り3試合は悔いなく戦うために、自分が引っ張るつもりでやっていきたいです」


全体で良いコミュニケーション取れている
長島 巧

「チームは、みんなが言いたいことを言えるようになってきました。グラウンド内で後ろの選手だけがしゃべるのではくて全員がしゃべるようになり、全体のコミュニケーションが取れていますので、それがリーグ再開してからの3試合の結果につながっていると思います。
自分は人よりも技術で優れているという選手ではないので、闘う気持ちだとか、球際で絶対に負けないとか、メンタル面ではどこの誰にも負けない気持ちでやっています。
残り3試合、個人的にゴールも狙いますが、チームの勝利が一番ですし、点を取られなければ負けないですから、練習から試合を意識してやって、内容はどうであれ結果を出したいと思います」


チームのまとまりが大きな変化
斎藤翔太

「夏以降、チームがまとまってきたことが大きな変化で、特に守備が統一されてきたことが良い部分だと思います。自分自身も守備が課題だったので、そこを意識してやってきました。それと以前から得意だったスルーパスをさらに向上させようと努力してきました。
チームのためにということを考えてみんなでやってきたことで、自分もチームも成長してきたと思います。これから高円宮杯に向けて頑張ることで、さらに良いチームになっていけると思います。
高円宮杯出場という目標はもちろんありますが、まずは目の前の1試合に勝っていって最終的に3連勝できればいいと思います。特に次の大宮戦に勝つことで目標に一歩近づけますから、絶対に勝ちたいです」
(清尾 淳/MDP編集)

*関東ユース(U-15)リーグの詳細はこちら
リトルダイヤモンズのアーカイブはこちら

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