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Web Little Diamonds Vol.15
2011シーズンの公式戦を終了したレッズユース
最終戦は、劇的な逆転勝利
12月11日(日)、埼玉スタジアム第2グラウンドで高円宮杯プレミアリーグ最終節が行われ、浦和レッズユースは青森山田高校に3-2で勝利した。
前半、右サイド関根貴大の突破からシュートまで持っていく場面が目立ったがゴールを割れず、さらにCKから西袋裕太、小出啓太、寄特直人らがシュートを放つが直前で阻まれるなど、押し気味に試合を進めたが無得点に終わった。
0-0で折り返した後半は、開始40秒足らずで失点してしまう。左サイドからパスをつながれ、最後は右に振られてシュートを決められた。さらに4分、右サイド中盤でボールを奪われるとカウンターから2点目を失った。
後半になってから2点のビハインドを負う苦しい展開だったが、これで選手たちの闘志に火がついた。8分、左サイドから中村駿介が持ち込み、エリア内の矢島慎也にパス、相手と競り合ったこぼれを野崎雅也が強烈なシュートで1点差に詰め寄ると、21分にはゴール左近くまで切れ込んだ関根がマイナスに折り返すと待ち構えた小出が蹴り込み同点。最後は42分、中村が左からつなぎ、野崎がこの日2点目となる勝ち越しゴールを叩き込んで、劇的な逆転勝ちを収めた。
レッズユースは今季から始まった高円宮杯プレミアリーグを、9勝1分け8敗の東ブロック4位で終えた。
高円宮杯では一時首位争いも
この日をもって、浦和レッズユースは2011シーズンの公式戦をすべて終了した。
高円宮杯プレミアリーグは前述の4位、日本クラブユース選手権はベスト8、JユースカップJリーグユース選手権はベスト16と、3つの全国大会すべてに挑んだが、3年ぶりのタイトル奪取はならなかった。しかしプレミアリーグでは一時、首位に肉薄する好調さも見せ、特にホームでは7勝1分け1敗と強さを見せた。
また終盤、堀孝史監督、天野賢一コーチがトップチームに移るなど、環境の変化もあったが、渡辺隆正新監督とレッズアカデミー全体の力で指導体制を維持し、選手たちも「堀さん、天野さんが安心してトップチームで仕事をできるように」と、いっそう練習に力を入れた。
青森山田高戦は、今季最後の試合であり、高校3年生にとってのラストゲームであるということも、0-2からの逆転につながったのかもしれない。特に前節2-0で勝利したコンサドーレ札幌U-18ユース戦に続き、ホームゲームで良い試合を見てもらって終わることができたのは、何よりの思い出になるだろう。
試合終了後は、選手たちが観客席の前に並び、キャプテンの野崎が挨拶。1年間の応援に感謝を述べた。
レッズユースはこの後、埼玉県のクラブチーム、高校が中心となって開催する「GO FOR 2018」に、2年生以下のチームが出場する予定。
3年生を良い形で送り出せた
渡辺隆正レッズユース監督
「プレミアリーグ戦最後のホーム2試合、サポーターのみなさんのおかげで勝てたのでホッとしています。ホームでもアウェイでも関係なく応援に来てくれるサポーターの人たちのためにも、勝って一緒に喜びたい、というのが合言葉でした。
青森山田は後半に得点する傾向が強かったので、それは注意していたのですが、後半の立ち上がりに連続してやられてしまいました。ただ、これまでだとそこから下を向いてしまうことが多かったのですが、それがなかったので、やれるな、という気持ちではいました。3年生にとって最後の試合だということも、あきらめない要因だったのだろうと思います。堀さん(前監督)がずっと築いてきたことが出たのかな、と思います。
10月末から私が監督を引き継いで、堀さんが築いて来られたものを継続してやれたのかな、という思いもありますし、3年生を良い形で送り出すことができて良かったと思います。
最終戦は、劇的な逆転勝利
12月11日(日)、埼玉スタジアム第2グラウンドで高円宮杯プレミアリーグ最終節が行われ、浦和レッズユースは青森山田高校に3-2で勝利した。
前半、右サイド関根貴大の突破からシュートまで持っていく場面が目立ったがゴールを割れず、さらにCKから西袋裕太、小出啓太、寄特直人らがシュートを放つが直前で阻まれるなど、押し気味に試合を進めたが無得点に終わった。
0-0で折り返した後半は、開始40秒足らずで失点してしまう。左サイドからパスをつながれ、最後は右に振られてシュートを決められた。さらに4分、右サイド中盤でボールを奪われるとカウンターから2点目を失った。
後半になってから2点のビハインドを負う苦しい展開だったが、これで選手たちの闘志に火がついた。8分、左サイドから中村駿介が持ち込み、エリア内の矢島慎也にパス、相手と競り合ったこぼれを野崎雅也が強烈なシュートで1点差に詰め寄ると、21分にはゴール左近くまで切れ込んだ関根がマイナスに折り返すと待ち構えた小出が蹴り込み同点。最後は42分、中村が左からつなぎ、野崎がこの日2点目となる勝ち越しゴールを叩き込んで、劇的な逆転勝ちを収めた。
レッズユースは今季から始まった高円宮杯プレミアリーグを、9勝1分け8敗の東ブロック4位で終えた。
高円宮杯では一時首位争いも
この日をもって、浦和レッズユースは2011シーズンの公式戦をすべて終了した。
高円宮杯プレミアリーグは前述の4位、日本クラブユース選手権はベスト8、JユースカップJリーグユース選手権はベスト16と、3つの全国大会すべてに挑んだが、3年ぶりのタイトル奪取はならなかった。しかしプレミアリーグでは一時、首位に肉薄する好調さも見せ、特にホームでは7勝1分け1敗と強さを見せた。
また終盤、堀孝史監督、天野賢一コーチがトップチームに移るなど、環境の変化もあったが、渡辺隆正新監督とレッズアカデミー全体の力で指導体制を維持し、選手たちも「堀さん、天野さんが安心してトップチームで仕事をできるように」と、いっそう練習に力を入れた。
青森山田高戦は、今季最後の試合であり、高校3年生にとってのラストゲームであるということも、0-2からの逆転につながったのかもしれない。特に前節2-0で勝利したコンサドーレ札幌U-18ユース戦に続き、ホームゲームで良い試合を見てもらって終わることができたのは、何よりの思い出になるだろう。
試合終了後は、選手たちが観客席の前に並び、キャプテンの野崎が挨拶。1年間の応援に感謝を述べた。
レッズユースはこの後、埼玉県のクラブチーム、高校が中心となって開催する「GO FOR 2018」に、2年生以下のチームが出場する予定。
3年生を良い形で送り出せた
渡辺隆正レッズユース監督
「プレミアリーグ戦最後のホーム2試合、サポーターのみなさんのおかげで勝てたのでホッとしています。ホームでもアウェイでも関係なく応援に来てくれるサポーターの人たちのためにも、勝って一緒に喜びたい、というのが合言葉でした。
青森山田は後半に得点する傾向が強かったので、それは注意していたのですが、後半の立ち上がりに連続してやられてしまいました。ただ、これまでだとそこから下を向いてしまうことが多かったのですが、それがなかったので、やれるな、という気持ちではいました。3年生にとって最後の試合だということも、あきらめない要因だったのだろうと思います。堀さん(前監督)がずっと築いてきたことが出たのかな、と思います。
10月末から私が監督を引き継いで、堀さんが築いて来られたものを継続してやれたのかな、という思いもありますし、3年生を良い形で送り出すことができて良かったと思います。