MENU

NEWS

Web Little Diamonds VOL.18

浦和レッズユース、27日(金)から第36回日本クラブユース選手権(U-18)

第36回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)の一次ラウンドが7月27日(金)から始まる。浦和レッズユースはDグループに入り、京都サンガF.C.U-18、ガイナーレ鳥取U-18、鹿島アントラーズユースと一次ラウンド突破を争う。
一次ラウンドは4チーム×6グループで行われ、各グループ2位以上の12チームと、各グループ3位の中から成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントへ進む。



全国大会で勝負強さを身につけろ

関東予選1位で全国大会の出場権を得た浦和レッズユースだが、5月26日から6月17日まで行われた関東予選二次リーグを簡単に通過したわけではなかった。
第1節、第2節を快勝したが、他の上位チームに比べて得点が少なく、第3節で横河武蔵野ユースとスコアレスドロー。第4節で湘南ベルマーレユースに勝ち3勝1分けとしたが、最終節で川崎フロンターレU-18と引き分ければ得失点差でグループ3位に終わる状況だった。
川崎F戦では前半早々に先制したが、追加点がなかなか取れない展開に。後半10分にようやく2点目が入り、その後ゴールラッシュで5-1と勝利した。レッズユースはグループ1位で関東ベスト4となり、この時点で全国出場権を得た。
6月23日、24日に行われた4チームによる順位決定戦では、準決勝で横浜F・マリノスユースに3-0の快勝。決勝では東京ヴェルディユースに3点先行してから追い上げられたが3-2で勝利した。レッズユースが関東予選1位で全国大会に進むのは2年ぶりだ。
4月から行われてきた高円宮杯U-18プレミアリーグでは前半戦9試合を終えて10チーム中9位に甘んじている。成績が伸びない要因の一つは1勝5分け3敗という引き分けの多さだ。9試合で16得点と点は取れているものの勝ちきれない試合が続いている。この日本クラブユース選手権のタイトルを目指す戦いで、勝負強さを身につけることができるか。チームにとって重要な意味を持つ1週間となる。

<関東予選の記録>
・2次リーグ
○4-0●川崎栗の木
 得点:進昂平2、中村駿介2
○7-0●RioFC
 得点:進昂平2、岸伯富美、中村駿介2、カドコダイ・アシカン2
△0-0△横河武蔵野FCユース
○5-2●湘南ベルマーレユース
 得点:進昂平、大野将平、中村駿介3
○5-1●川崎フロンターレU-18
 得点:関根貴大、中村駿介、繁田秀斗、進昂平、立野峻平
・準決勝
○3-0●横浜F・マリノスユース
 得点:関根貴大、大野将平、小川紘生
・決勝
○3-2●東京ヴェルディユース
 得点:中村駿介、小川紘生2

<全国大会の日程>
・1次ラウンド
27日(金)10時半vs京都U-18
(藤岡総合運動公園陸上競技場)
28日(土)10時半vs鳥取U-18
(同)
29日(日)15時半vs鹿島ユース
(前橋総合運動公園サッカー場)
・決勝トーナメント
ラウンド16:31日(火)
準々決勝:8月1日(水)
準決勝:3日(金)
決勝:4日(土)
*詳細は日本クラブユースサッカー連盟のページへ
http://www.jcy.jp/


個の成長が実を結んできた
~レッズユース大橋浩司監督に聞く


★この日本クラブユース選手権をどう位置付けていますか。
大橋 クラブナンバーワンを決める、ユース年代では非常に価値がある大会で、そこに出場できるというのは光栄なことと考えています。その頂点を目指せる24チームの中に入っているのだから、どのチームにもチャンスがあるはずです。ぜひ、そのチャンスをつかめるように努力しようと選手たちに話し、トレーニングして来ました。

★全国出場を決めた後の関東順位決定戦で1位になりました。この順位戦はどういう位置づけで臨んだのですか。
大橋 順位はあまり関係ないと思っていますが、あの2日間の2試合というのは内容も結果も価値のあるものにしようということで、臨みました。ですから関東1位になったということよりも、良い内容で2試合に勝てたということが良かったと思います。

★関東予選二次リーグで、Jクラブの下部組織ではないチームとの戦いはいかがだったでしょうか。
大橋 二次リーグでは得失点差も重要になってくる、という話は聞いていました。ですが、何点取るかということよりも、引いて守って来る相手をどうやって崩して勝つか、という方が大事だと考えました。結果的に川崎フロンターレに勝たないと得失点差で全国に進めないという状況になりましたが、10人、11人で守る相手に対して、ポンポン放り込んでシュートを打つ、ということでなく、相手を1枚ずつはがす、ということをやってきたことが、関東予選の準決勝、決勝にも生きたんじゃないかと思います。その後も、中盤が流動的にボールを動かせるようになってきました。
1週1週の結果を求めてきたのではなくて、長いスパンの中で、どこまで何ができるようになったかが重要だと思っています。プレミアリーグでも良い結果が出ていませんが、個の成長はすごく感じられています。それが実を結んで来たと思っています。

★全国大会に向けて、さらにチームにプラスして臨むことはありますか。
大橋 しっかりした守備と攻撃をさらに鍛えることはもちろんですが、グループリーグでは1日1試合が3日間続きます。ですから選手のコンディション作りも重視していきます。

★3日連続の試合、という経験は選手たちも初めてでしょうから、選手起用、交代カードの切り方なども大事になってきますが、選手層という点ではどうでしょうか。
大橋 ここへ来て、選手たちの成長がだいぶ見られます。そういう意味で、逆に誰を使うかという悩みも出てきています。大きなケガがないというのも良い傾向だと思います。これはシーズン初めからハードなトレーニングを続けてきた成果が出ているのかもしれません。


頂点を目指して一つになって戦う
~選手たちから

 
DF 寄特直人
「優勝を目標に掲げてやっていてチームの雰囲気は良いです。このところDFラインの連係が取れてきて、守備が安定してきていると周りから言われていて、自分もそう感じています。
去年の全国大会にも出場していましたが、レッズは決勝トーナメントの1回戦でヴェルディに負けたんですが、そのヴェルディはグループリーグで苦戦していたんですね。しかし、レッズに勝って、その後優勝しました。ですから勢いに乗ることも大事だな、と思っています。勢いをつかめれば行けるんじゃないかと思います」
 
DF 西袋裕太
「今年はクラブユースの関東予選から試合に出るようになりました。プレミアリーグの前半、試合に出られなかった悔しさをこの大会にぶつけて、全国の頂点に立てるように頑張ります。試合から外れていて感じたことは、プレーの中でチームを動かす声だったり、味方を鼓舞する声が必要だな、ということです。自分はそこがあまりできていなかったので、そこを改善するよう努力しました。
プレミアリーグでは失点が多かったので、まず失点を少なく、できる限りゼロで抑えて、あとは暑さに負けずにみんな声を出して、気持ちから戦っていけば良い結果も生まれると思います」

FW 中村駿介
「チームはみんなが同じ意識を持ててやれているところが良くなってきたところです。
自分がゴールを決める、という意識はあります。1試合1点取ることを目標にしています。仕掛ける意識やシュートの意識はだいぶ強くなってきましたし、味方へのパスの重要性もわかってきました。自分がパスをもらう位置もだいぶ変わってきました。
プレミアリーグの順位は悪いですが、クラブユースではみんなゼロからのスタートですし、優勝を目指せると思うので、それに向けて頑張ります」

DF 新井純平(キャプテン)
「今年のチームは、ジュニアユース外から来た選手も含めて、みんなで戦えるチームだと思います。難しい試合などでも、みんなで、どうにかしようと考えながら変えていけるチームだと思います。
関東予選の二次リーグの最終戦の川崎フロンターレは勝たないといけない試合だったのですが、それをみんな意識して、一つになれたと思います。あの試合に勝ってから、みんなの目つきも変わってきました。
去年の全国大会は決勝トーナメントの1回戦で大敗して本当に悔しい思いをしたので、それを忘れずに全員で一つになって戦い、頂点を目指して頑張ります」

Web Little Diamonds VOL.18 Web Little Diamonds VOL.18 Web Little Diamonds VOL.18 Web Little Diamonds VOL.18

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ