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2015プレナスなでしこリーグ1部 エキサイティングシリーズ 上位リーグ 第3節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 選手インタビュー「ホーム最終戦、なんとしても勝ちに行く」(猶本 光)
高い向上心を持ち、サッカーを追求し続ける猶本 光は、中盤で攻守においてチームを支えてきた。昨シーズンに比べ、決して、順風とはいかなかった今シーズンのここまでだが、日テレ・ベレーザ戦の逆転勝利に手ごたえをつかんだという。リーグホーム最終戦を前に、背番号8のMFは、どんな思いでこの試合に臨むのか。話を聞いた。
【自信につながった、日テレ戦の勝利】
■日テレ・ベレーザ戦の勝利は、どのような意味があると考えていますか。
「今シーズンはなかなか勝てず、エキサイティングシリーズの初戦も落としてしまっていました。上位チームの日テレに勝ったことで、リーグの残り3試合を戦う上での自信につながると思っています。
試合としても、日テレと対戦したときはいつも、終盤になるとボールを回され、押し込まれてしまうことが多かったです。前節は後半に得点できたように、自分たちも守りながら、しっかりと攻撃もすることができました。守備が良かったので、あの守備をどの相手にもやっていけたら、いい攻撃へとつなげていけると思います」
■逆転勝ちは、今シーズン2度目でした。
「あの試合のロッカールームの雰囲気はこれまでと全然違うと感じていました。同点ゴールも、中に入る選手からニアが空いているので、そこに上げてと言われて、そこから生まれた得点でした。みんな、負ける気がしていないという雰囲気でした」
【チームの勝利と、自らの得点にこだわる】
■今シーズンの戦い全体を振り返ってみて、感想はいかがですか。
「チームもいい順位ではないですし、勝てた試合があまりなくて、苦しいシーズンでした。まだチームが若く、流れが悪くなったときに修正するポイントが、チームとしても個人としても、抑えられていないと感じます。私自身も、まだまだサッカーを勉強中という感じです。今シーズンの経験を無駄にしてはもったいないですから、しっかりと今後に生かしていきたいと思います」
■猶本選手個人としては、8月になでしこジャパンとして、EAFF女子東アジアカップ2015を戦いました。
「あの大会では、あまり自分のプレーを出せなかったと感じています。代表は常に目標にしていますが、選ばれるにふさわしいレベルになっていないといけないですから、日々、レベルアップを目指しています」
■将来的には、どんな選手になりたいですか。そして、レッズレディースでどのように成長していきたいですか。
「世界で活躍できる選手になりたいと考えています。そのためにも、レッズレディースには素晴らしい環境が整っているので、その中で課題を見つけ、毎日トレーニングできたらいいと思います。
そして、もっと結果にこだわってプレーしていきたいです。勝利もそうですが、私は今シーズン、まだリーグでは得点できていません。攻撃的なMFとしては全然物足りないと思っているので、そこはこだわっていきたいです。プレーの中でもそうですし、FKも、今はかなり練習しているので、決める自信はあります」
【ホームの雰囲気を感じられる、浦和駒場スタジアム】
■ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの印象はいかがですか。
「いつも接戦になるイメージがあります。技術のある選手が多いですし、攻撃では3人目をどんどん使ってきます。すごく嫌な相手です。
これまではいつも、相手のディフェンスラインに対してのプレッシャーが弱い分、そこからのロングボールに対応できず、1.5列目や裏のスペースを使われています。まずは守備から入ることが大事になると思います」
■前からの守備となると、猶本選手のコーチングも重要になりそうです。
「いつも引いてしまって後手を踏んでいますが、今回は勝負に出ないといけないので、FWの選手を思いきってボールに行かせようと考えています。そこでボールを奪えれば、得点の確率も高まると思っています」
■最後に、猶本選手にとって、浦和駒場スタジアムで戦うことへの思い、応援してくださる方々へのメッセージをお願いします。
「浦和駒場スタジアムは芝もきれいですし、とてもプレーがしやすいスタジアムです。そして、多くのファン・サポーターが来てくださり、ホームの雰囲気を強く感じられています。
ホーム最終戦ということで、次の試合は何としても勝ちに行きます。そんな私たちを後押ししていただければ、とても嬉しいです。よろしくお願いします」