NEWS
『ブラインドサッカー体験会2017』にトップチーム8選手が参加
8日、ブラインドサッカー体験会2017が行われ、浦和レッズからは、平川忠亮、柏木陽介、阿部勇樹、榎本哲也、李 忠成、森脇良太、宇賀神友弥、オナイウ阿道の8選手が参加し、ファン・サポーターのみなさんやクラブスタッフなどと、ブラインドサッカーや障がい者への理解を深めると共に、近年より重要性が増している防災について、サッカーを通じて学んだ。
この体験会は、一昨年の練習中に目を負傷し、一次的に視力が落ちる経験をした平川が埼玉県で活動するブラインドサッカーチーム、埼玉T.Wingsを支援している中で企画・実現したもので、平川のチームメートやファン・サポーターのみなさんにもブラインドサッカーを体験してもらい、ブラインドサッカーや障がい者への理解を深めてもらいたいという願いが込められている。また、今回は、近年その重要性がより増している防災についても、サッカー・フットサルを通じて震災復興と防災減災の活動を行っている『social football COLO』(HITOTOWA INC.)に協力いただき、学ぶ機会を提供することを目的とした。
体験会には、REX CLUBを通じて応募した58人に加え、トップチーム選手とクラブスタッフを合わせた合計80人が参加し、アイマスクをしてボールを蹴ったり、仲間を声で誘導したりする中で、目が見えない状態でボールを蹴ることや言葉で正確に物事を伝えることの難しさを体感していた。メニューを先導した埼玉T.Wings所属のブラインドサッカー日本代表・加藤健人選手からは、みんなで声を掛け合って助け合うことや、声を掛けるときは目が見えない人の立場になってあげることの重要性が伝えられていた。
またサッカーを通じて防災を学ぶメニューでは、PK戦と伝言ゲームを組み合わせたものが行われ、災害時に必要なメッセージを覚えること、また正確に伝えることの重要性が伝えられた。参加者はPKを行うことと、災害時に発せられるメッセージを覚え、伝えなければならないことの難しさを感じることで、さまざまなことが起こる災害時に正確に情報を伝えることの難しさを想像し、学びを得ていた。
体験会は和やかな雰囲気の中で進み、最後は選手たちと一緒に記念撮影が行われて、ブラインドサッカー体験会は終了となった。
【平川忠亮】
(ブラインドサッカー体験会を終えた感想について)
「去年に引き続き、大原サッカー場でのブラインドサッカー体験会となりましたが、2回目なので僕自身もとても楽しめました。埼玉T.Wingsのみなさんも盛り上げてくれて、とても楽しい体験会になったと思います」
(体験会の中で一番印象に残ったことは?)
「僕は何回か経験していますが、初めて経験する人たちが、初めは怖がりながらも、途中から笑顔になって、みんなで声を掛け合って、一つのチームがまとまっていくところは楽しかったです」
(今回は防災についてのテーマも含まれていたが?)
「防災も必要なコンテンツだと思いますし、一度経験した中で、レッズのファミリー、ファン・サポーターも含めて、そういったことが大原サッカー場でできないかといった意見があったので、ブラインドサッカーと一緒にできたことはとても良かったと思います」
(サッカーだけでなく、このような活動で今後どのように考えているのか?)
「いろいろなことがありますが、HITOTOWAさんもそうですが、サッカーとつなげてみんなに教えていくことは非常に新しいと思います。サッカーを仕事としているサッカー選手として、今後もこういった取り組みに積極的に参加できたらと思っています」
【柏木陽介】
(ブラインドサッカー体験会を終えた感想について)
「ブラインドサッカーの難しさを知りましたし、目が見えない人たちのつらさを感じることができました。また、災害が起きたときにどのように対応していくのかということも含めて勉強させていただきました。これを機に、人を思いやる気持ちや、災害に対してどのように対応していくのかを考えて生活していけたらと思いました」
(ブラインドサッカーは初めての経験だった?)
「そうです。あんなに見えないものだとは思っていませんでした。たまにアイマスクの隙間から見てしまっていましたが、それでも本当に分からなかったです(笑)。人とぶつかったらどうしようという怖さもありました。そういう気持ちで目の見えない方たちは生活されていると思います。最近は歩きスマホなども多いですが、目の見えない方たちのためにも気をつけて生活していかなければいけないとあらためて思いました」
(加藤選手と一緒にプレーした印象は?)
「本当にうまいなと思いました。だからこそブラインドサッカーの日本代表選手なのだと思います。それを肌で感じ取ることができました。僕たちもボールタッチの部分で目隠しをしながらやることでうまくなることもあると思いますし、ヒントをいただいたと思っています。また勉強させていただいて、自分たちのサッカーにつなげて行けたらと思います」
(ファン・サポーターともコミュニケーションが取れたのでは?)
「ファン・サポーターのみなさんとの交流は好きなので、コミュニケーションを取れたことはよかったですし、みんなと協力してやることは普段のファンサービスではできないことだと思います。みなさんからパワーをもらいましたし、みなさんにもパワーを与えられたのではないかと思います」
(次のACL戦に向けて意気込みについては?)
「リーグ優勝は厳しい状況にありますが、ACLは獲れるタイトルだと思うので、ACLに向けて全力を注いでチャンピオンになりたいと思います。1戦1戦を大事にして、次のホームで勝って、決勝に進みたいと思います。
今日のイベントを通じて、よりレッズを応援してあげたいという気持ちになったファン・サポーターの方もいると思うので、その力を借りて、埼玉スタジアムで勝利を収めたいです」
【加藤健人選手(埼玉T.Wings)】
(ブラインドサッカー体験会を終えた感想について)
「浦和レッズのみなさんと楽しくできたことは非常にいい経験になったと思います。体験した方々も、今日の日を忘れずに今後に生かしてくれたらと思っています。
参加者の方が選手と楽しく過ごせる時間を作れればと思っていました。ブラインドサッカーや防災の大切さを知ってもらうこともありますが、まずはファン・サポーターの方々がよりいい時間を過ごせるのならば、それでいいのかなと思いました」
(参加者の方々と楽しそうにコミュニケーションを取っていたが?)
「サッカーなのでボールを蹴り合うことも大事だと思いますが、アイマスク一つで、また違ったコミュニケーションの取り方があると思います。アイマスクをすると言葉でしか伝えることができないので、より選手の方々とコミュニケーションが取れると思っています」
(浦和レッズとの距離も近くなっているのでは?)
「選手のみなさんが体験して感じたことを伝えてもらえたらと思います。そういう機会がまた増えていけばうれしいです。選手の方も、去年に引き続いて参加してくれた選手もいれば、今回初めてという選手もいて、本当に多くの選手に来ていただいてうれしかったです」
(防災については、障がい者のみなさんを助ける意味でも、我々はどんなことを心掛けた方がよいか?)
「ブラインドサッカーでもそうですが、コミュニケーションだと思います。一声を掛けられるかどうかで変わってくると思います。まずは一歩を踏み出してほしいと思います。自分は福島県の福島市出身なので、そういうところは気になっているところだったので、今日は一緒にできてよかったです」
(選手として今後の抱負は?)
「日本代表として12月にアジア選手権があるので、そこで一番を狙って戦っていきたいです。日本代表もそうですし、埼玉を中心に活動している埼玉T.Wingsも、上を目指していくので、応援よろしくお願いします」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
この体験会は、一昨年の練習中に目を負傷し、一次的に視力が落ちる経験をした平川が埼玉県で活動するブラインドサッカーチーム、埼玉T.Wingsを支援している中で企画・実現したもので、平川のチームメートやファン・サポーターのみなさんにもブラインドサッカーを体験してもらい、ブラインドサッカーや障がい者への理解を深めてもらいたいという願いが込められている。また、今回は、近年その重要性がより増している防災についても、サッカー・フットサルを通じて震災復興と防災減災の活動を行っている『social football COLO』(HITOTOWA INC.)に協力いただき、学ぶ機会を提供することを目的とした。
体験会には、REX CLUBを通じて応募した58人に加え、トップチーム選手とクラブスタッフを合わせた合計80人が参加し、アイマスクをしてボールを蹴ったり、仲間を声で誘導したりする中で、目が見えない状態でボールを蹴ることや言葉で正確に物事を伝えることの難しさを体感していた。メニューを先導した埼玉T.Wings所属のブラインドサッカー日本代表・加藤健人選手からは、みんなで声を掛け合って助け合うことや、声を掛けるときは目が見えない人の立場になってあげることの重要性が伝えられていた。
またサッカーを通じて防災を学ぶメニューでは、PK戦と伝言ゲームを組み合わせたものが行われ、災害時に必要なメッセージを覚えること、また正確に伝えることの重要性が伝えられた。参加者はPKを行うことと、災害時に発せられるメッセージを覚え、伝えなければならないことの難しさを感じることで、さまざまなことが起こる災害時に正確に情報を伝えることの難しさを想像し、学びを得ていた。
体験会は和やかな雰囲気の中で進み、最後は選手たちと一緒に記念撮影が行われて、ブラインドサッカー体験会は終了となった。
【平川忠亮】
(ブラインドサッカー体験会を終えた感想について)
「去年に引き続き、大原サッカー場でのブラインドサッカー体験会となりましたが、2回目なので僕自身もとても楽しめました。埼玉T.Wingsのみなさんも盛り上げてくれて、とても楽しい体験会になったと思います」
(体験会の中で一番印象に残ったことは?)
「僕は何回か経験していますが、初めて経験する人たちが、初めは怖がりながらも、途中から笑顔になって、みんなで声を掛け合って、一つのチームがまとまっていくところは楽しかったです」
(今回は防災についてのテーマも含まれていたが?)
「防災も必要なコンテンツだと思いますし、一度経験した中で、レッズのファミリー、ファン・サポーターも含めて、そういったことが大原サッカー場でできないかといった意見があったので、ブラインドサッカーと一緒にできたことはとても良かったと思います」
(サッカーだけでなく、このような活動で今後どのように考えているのか?)
「いろいろなことがありますが、HITOTOWAさんもそうですが、サッカーとつなげてみんなに教えていくことは非常に新しいと思います。サッカーを仕事としているサッカー選手として、今後もこういった取り組みに積極的に参加できたらと思っています」
【柏木陽介】
(ブラインドサッカー体験会を終えた感想について)
「ブラインドサッカーの難しさを知りましたし、目が見えない人たちのつらさを感じることができました。また、災害が起きたときにどのように対応していくのかということも含めて勉強させていただきました。これを機に、人を思いやる気持ちや、災害に対してどのように対応していくのかを考えて生活していけたらと思いました」
(ブラインドサッカーは初めての経験だった?)
「そうです。あんなに見えないものだとは思っていませんでした。たまにアイマスクの隙間から見てしまっていましたが、それでも本当に分からなかったです(笑)。人とぶつかったらどうしようという怖さもありました。そういう気持ちで目の見えない方たちは生活されていると思います。最近は歩きスマホなども多いですが、目の見えない方たちのためにも気をつけて生活していかなければいけないとあらためて思いました」
(加藤選手と一緒にプレーした印象は?)
「本当にうまいなと思いました。だからこそブラインドサッカーの日本代表選手なのだと思います。それを肌で感じ取ることができました。僕たちもボールタッチの部分で目隠しをしながらやることでうまくなることもあると思いますし、ヒントをいただいたと思っています。また勉強させていただいて、自分たちのサッカーにつなげて行けたらと思います」
(ファン・サポーターともコミュニケーションが取れたのでは?)
「ファン・サポーターのみなさんとの交流は好きなので、コミュニケーションを取れたことはよかったですし、みんなと協力してやることは普段のファンサービスではできないことだと思います。みなさんからパワーをもらいましたし、みなさんにもパワーを与えられたのではないかと思います」
(次のACL戦に向けて意気込みについては?)
「リーグ優勝は厳しい状況にありますが、ACLは獲れるタイトルだと思うので、ACLに向けて全力を注いでチャンピオンになりたいと思います。1戦1戦を大事にして、次のホームで勝って、決勝に進みたいと思います。
今日のイベントを通じて、よりレッズを応援してあげたいという気持ちになったファン・サポーターの方もいると思うので、その力を借りて、埼玉スタジアムで勝利を収めたいです」
【加藤健人選手(埼玉T.Wings)】
(ブラインドサッカー体験会を終えた感想について)
「浦和レッズのみなさんと楽しくできたことは非常にいい経験になったと思います。体験した方々も、今日の日を忘れずに今後に生かしてくれたらと思っています。
参加者の方が選手と楽しく過ごせる時間を作れればと思っていました。ブラインドサッカーや防災の大切さを知ってもらうこともありますが、まずはファン・サポーターの方々がよりいい時間を過ごせるのならば、それでいいのかなと思いました」
(参加者の方々と楽しそうにコミュニケーションを取っていたが?)
「サッカーなのでボールを蹴り合うことも大事だと思いますが、アイマスク一つで、また違ったコミュニケーションの取り方があると思います。アイマスクをすると言葉でしか伝えることができないので、より選手の方々とコミュニケーションが取れると思っています」
(浦和レッズとの距離も近くなっているのでは?)
「選手のみなさんが体験して感じたことを伝えてもらえたらと思います。そういう機会がまた増えていけばうれしいです。選手の方も、去年に引き続いて参加してくれた選手もいれば、今回初めてという選手もいて、本当に多くの選手に来ていただいてうれしかったです」
(防災については、障がい者のみなさんを助ける意味でも、我々はどんなことを心掛けた方がよいか?)
「ブラインドサッカーでもそうですが、コミュニケーションだと思います。一声を掛けられるかどうかで変わってくると思います。まずは一歩を踏み出してほしいと思います。自分は福島県の福島市出身なので、そういうところは気になっているところだったので、今日は一緒にできてよかったです」
(選手として今後の抱負は?)
「日本代表として12月にアジア選手権があるので、そこで一番を狙って戦っていきたいです。日本代表もそうですし、埼玉を中心に活動している埼玉T.Wingsも、上を目指していくので、応援よろしくお願いします」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】