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ダービーを勝利で飾り、5連戦を3勝1分1敗で終える
10日、浦和レッズはNACK5スタジアム大宮でJリーグ第13節の『さいたまダービー』、大宮アルディージャ戦を戦った。レッズは古巣対決となる青木がレッズ加入後リーグ初スタメン。柏木と原口の2シャドーに興梠が1トップでスタートし、李はベンチスタートとなった。試合前から両サポーターのテンションも高く決戦ムードが盛り上がる中、試合は16時4分に大宮ボールでキックオフされた。
5-4-1システムで引いて構える大宮に対し、レッズは那須、阿部、青木の3人が後方で多くボールを触りながらゲームを作る。攻撃の糸口を探しながらボールを持つ時間が長くなったが、平川がフリーランニングで作ったスペースに森脇が上がってくる形で右サイドを中心にチャンスを作った。
ボールを奪われた後の守備への切り替えも早く、前線の長谷川をターゲットにロングボールを入れる大宮の攻撃も那須がタイトなマークを見せてキープを許さず、完全にレッズがコントロールするゲーム展開となった。
そんな中、29分に先制点は流れの中から生まれる。フィールド中央でボールを受けた柏木が右足でふわりと浮かせたパスを送ると、ボールは相手DFの頭上をわずかに超えて走り込んだ興梠にピタリ。反転してGKと1対1になった興梠が左足を振り抜き、先制ゴールをマークした。残り時間もレッズがゲームを支配して攻撃を繰り返したが、追加点とはならずに1-0で前半を折り返した。
後半に入ると追い風となった大宮がレッズの後方に対してプレッシャーを掛ける構えを見せる。チョ ヨンチョルと渡邉を入れて4バックに変更し、攻撃的な布陣へ変更した。レッズは前半ほど後方で楽にボールを持たせてもらえなくなったが、中盤にできたスペースで柏木や原口が受ける回数も増え、チャンスの数も増えていく。
そして68分、敵陣で相手のミスから奪ったボールを柏木が右サイドからドリブルで持ち込み、ゴール正面から左足で巻き込むようなミドルシュートを放つと、ボールはネットに吸い込まれて貴重な追加点。レッズが2-0とリードを広げた。
2点ビハインドの大宮はDF菊地と交代出場のDF福田を前線に上げ、パワープレーでゴールを狙いに来る。ミシャ監督は宇賀神に代えて高さのある濱田をバックラインに入れて対応。マイボールをしっかりとキープしながら時間を進め、大宮にチャンスらしいチャンスを作らせずに完封。タイムアップの笛が鳴ると、レッズサポーターから大声量の『We are REDS!!』コールが送られると、『We are Diamonds』も響き渡りダービー勝利の喜びを分かち合った。
この勝利でレッズはリーグ暫定2位をキープ。リーグ戦における敵地での『さいたまダービー』では2008年9月21日の第25節以来の勝利となった。
ゴールデンウィーク5連戦を3勝1分1敗の勝ち点10で終え、次戦は1週間後の17日(土)。第14節・セレッソ大阪戦はホーム・埼玉スタジアムで14時にキックオフされる。
【柏木陽介】
「連戦の最後の試合で、これだけ動けてこれだけ自分がチームの攻撃の起点になれたのは良かったと思います」
(自身のゴールについては?)
「前半もああいう形で元気や慎三が動き出したときにパスを出していましたし、その前には自分でシュートを1本打っていました。相手GKとの駆け引きの中でパスを出す動きも入れて、シュートはそれほど強くなかったですが良いコースに飛んだと思います。今日の試合を通して自分としては狙い通りの展開でした」
(甲府戦との違いは?)
「甲府の守備と大宮の守備は違うと思います。甲府の守備は徹底されていて崩すのは難しかったです。大宮は守っている感じでもスペースがありましたし、ボールの奪いどころもありました。余裕を持って自分のプレーをできているという感じはありました」
(5連戦で勝ち点10を取ったが?)
「柏戦は引き分けを取れたと思いますし、そこはもったいなかったと思います。甲府戦は引き分けで仕方ないかなという感じがありました。ただまだ13節を終わっただけです。これからまだまだ続きますし、今は良い位置につけているので、セレッソに勝って良い形で中断に入ることが大事です。去年は中断明けに少し乱れる試合が多くありました。それは優勝を意識し過ぎた結果だと思います。今の感じでやるべきことをやっていれば、勝たなくてはいけないではなく、勝つべくして勝てると思います」
(選手が入れ替わっても問題ない?)
「まだまだ他のチームの方が選手を入れ替えていますが、今は僕らも誰が入っても変わりなくできています。自分も一人一人の特徴をつかんでプレーしているつもりですし、それがもっと良くなっていけば良いと思います。2-0で満足ではなく、カウンターで追加点を取るチャンスもありました。そういうチャンスを逃していくと相手にチャンスを作られます。そうやって反省点を徹底して、チームとして戦っていけばいいと思います」
【青木拓矢】
(古巣のゲームプランをどう見ていた?)
「セカンドボールを拾って、そこから素早い攻めというイメージだったと思います。守備は整えて固く行こうと意識していると思ったので、僕らも前半は早い出足で切り替えて守備ができていたので良かったと思います」
(前半は阿部、那須とうまくボールを落ち着かせていたのでは?)
「もう少し縦パスを入れたかったという部分はあります。サイドという狙いはありました。意識するようにとも言われていました」
(前半に先制し、後半はどう来ると予想していたか?)
「大宮は失点していたので、今度は前から来るんだろうと予想していました。ちょっと出てきてくれた方が間があいていたので、少しやりやすくなったと思います」
(リーグ戦で移籍後初のフル出場だったが?)
「僕は試合が久々だったので最初はフワフワしていたところがあったのですが、90分出してもらったので、ここからスタートかなと思います」
(大宮サポーターにあいさつに行ってブーイングを浴びていたが?)
「行き切れなくて…途中で引き返しました。でもここのスタジアムは好きですし、僕の中ではずっとホームですし、グラウンドもいいし、お客さんとも近い。ここでやるのはすごく楽しいです」
(レッズサポーターからは青木コールが出たが?)
「すごく嬉しいです。そういう後押しもあったから、90分やりきれたと思います」
(5連戦の結果については?)
「僕は最後の試合だけフル出場させてもらったのですが、出たときにチームが勝ったのはすごく良かったと思います。チームも全体的には勝ち点をしっかり拾えています。でもまだもったいない部分もあります。そこを取り切れればもっと良いチームになると思います」
(次はセレッソ戦だが?)
「最後は勝って、勝ち点を上積みして中断に入りたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
5-4-1システムで引いて構える大宮に対し、レッズは那須、阿部、青木の3人が後方で多くボールを触りながらゲームを作る。攻撃の糸口を探しながらボールを持つ時間が長くなったが、平川がフリーランニングで作ったスペースに森脇が上がってくる形で右サイドを中心にチャンスを作った。
ボールを奪われた後の守備への切り替えも早く、前線の長谷川をターゲットにロングボールを入れる大宮の攻撃も那須がタイトなマークを見せてキープを許さず、完全にレッズがコントロールするゲーム展開となった。
そんな中、29分に先制点は流れの中から生まれる。フィールド中央でボールを受けた柏木が右足でふわりと浮かせたパスを送ると、ボールは相手DFの頭上をわずかに超えて走り込んだ興梠にピタリ。反転してGKと1対1になった興梠が左足を振り抜き、先制ゴールをマークした。残り時間もレッズがゲームを支配して攻撃を繰り返したが、追加点とはならずに1-0で前半を折り返した。
後半に入ると追い風となった大宮がレッズの後方に対してプレッシャーを掛ける構えを見せる。チョ ヨンチョルと渡邉を入れて4バックに変更し、攻撃的な布陣へ変更した。レッズは前半ほど後方で楽にボールを持たせてもらえなくなったが、中盤にできたスペースで柏木や原口が受ける回数も増え、チャンスの数も増えていく。
そして68分、敵陣で相手のミスから奪ったボールを柏木が右サイドからドリブルで持ち込み、ゴール正面から左足で巻き込むようなミドルシュートを放つと、ボールはネットに吸い込まれて貴重な追加点。レッズが2-0とリードを広げた。
2点ビハインドの大宮はDF菊地と交代出場のDF福田を前線に上げ、パワープレーでゴールを狙いに来る。ミシャ監督は宇賀神に代えて高さのある濱田をバックラインに入れて対応。マイボールをしっかりとキープしながら時間を進め、大宮にチャンスらしいチャンスを作らせずに完封。タイムアップの笛が鳴ると、レッズサポーターから大声量の『We are REDS!!』コールが送られると、『We are Diamonds』も響き渡りダービー勝利の喜びを分かち合った。
この勝利でレッズはリーグ暫定2位をキープ。リーグ戦における敵地での『さいたまダービー』では2008年9月21日の第25節以来の勝利となった。
ゴールデンウィーク5連戦を3勝1分1敗の勝ち点10で終え、次戦は1週間後の17日(土)。第14節・セレッソ大阪戦はホーム・埼玉スタジアムで14時にキックオフされる。
【柏木陽介】
「連戦の最後の試合で、これだけ動けてこれだけ自分がチームの攻撃の起点になれたのは良かったと思います」
(自身のゴールについては?)
「前半もああいう形で元気や慎三が動き出したときにパスを出していましたし、その前には自分でシュートを1本打っていました。相手GKとの駆け引きの中でパスを出す動きも入れて、シュートはそれほど強くなかったですが良いコースに飛んだと思います。今日の試合を通して自分としては狙い通りの展開でした」
(甲府戦との違いは?)
「甲府の守備と大宮の守備は違うと思います。甲府の守備は徹底されていて崩すのは難しかったです。大宮は守っている感じでもスペースがありましたし、ボールの奪いどころもありました。余裕を持って自分のプレーをできているという感じはありました」
(5連戦で勝ち点10を取ったが?)
「柏戦は引き分けを取れたと思いますし、そこはもったいなかったと思います。甲府戦は引き分けで仕方ないかなという感じがありました。ただまだ13節を終わっただけです。これからまだまだ続きますし、今は良い位置につけているので、セレッソに勝って良い形で中断に入ることが大事です。去年は中断明けに少し乱れる試合が多くありました。それは優勝を意識し過ぎた結果だと思います。今の感じでやるべきことをやっていれば、勝たなくてはいけないではなく、勝つべくして勝てると思います」
(選手が入れ替わっても問題ない?)
「まだまだ他のチームの方が選手を入れ替えていますが、今は僕らも誰が入っても変わりなくできています。自分も一人一人の特徴をつかんでプレーしているつもりですし、それがもっと良くなっていけば良いと思います。2-0で満足ではなく、カウンターで追加点を取るチャンスもありました。そういうチャンスを逃していくと相手にチャンスを作られます。そうやって反省点を徹底して、チームとして戦っていけばいいと思います」
【青木拓矢】
(古巣のゲームプランをどう見ていた?)
「セカンドボールを拾って、そこから素早い攻めというイメージだったと思います。守備は整えて固く行こうと意識していると思ったので、僕らも前半は早い出足で切り替えて守備ができていたので良かったと思います」
(前半は阿部、那須とうまくボールを落ち着かせていたのでは?)
「もう少し縦パスを入れたかったという部分はあります。サイドという狙いはありました。意識するようにとも言われていました」
(前半に先制し、後半はどう来ると予想していたか?)
「大宮は失点していたので、今度は前から来るんだろうと予想していました。ちょっと出てきてくれた方が間があいていたので、少しやりやすくなったと思います」
(リーグ戦で移籍後初のフル出場だったが?)
「僕は試合が久々だったので最初はフワフワしていたところがあったのですが、90分出してもらったので、ここからスタートかなと思います」
(大宮サポーターにあいさつに行ってブーイングを浴びていたが?)
「行き切れなくて…途中で引き返しました。でもここのスタジアムは好きですし、僕の中ではずっとホームですし、グラウンドもいいし、お客さんとも近い。ここでやるのはすごく楽しいです」
(レッズサポーターからは青木コールが出たが?)
「すごく嬉しいです。そういう後押しもあったから、90分やりきれたと思います」
(5連戦の結果については?)
「僕は最後の試合だけフル出場させてもらったのですが、出たときにチームが勝ったのはすごく良かったと思います。チームも全体的には勝ち点をしっかり拾えています。でもまだもったいない部分もあります。そこを取り切れればもっと良いチームになると思います」
(次はセレッソ戦だが?)
「最後は勝って、勝ち点を上積みして中断に入りたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】