NEWS
フィニッシュを決めきれずドローに
4年ぶりにJ1へ復帰した大分トリニータとの一戦は2-2の痛み分け。2005年から2009年までの5年間は未勝利。大分でのアウェイ勝利は来年以降に持ち越された。
春霞に包まれた大分銀行ドームでのJリーグ第3節は14時5分、トリニータボールでキックオフされた。浦和レッズの先発はリーグ前節の名古屋グランパス戦と同じメンバー。AFCチャンピオンズリーグのムアントン・ユナイテッド戦からは4人のメンバーが入れ替わった。試合前、赤く染まったアウェイ側の応援席からは「興梠」のコールが聞こえた。
立ち上がり、先手を取ったのはトリニータだった。3-1-4-2の2トップがレッズの最終ラインにプレッシャーを掛け、徐々に後方から全体が押し上げていく。
19日間で5戦目という連戦の影響から動きの重いレッズは、守備ラインが下がってしまい、高い位置でボールを回される嫌な流れ。すると3分、左サイドからのクロスを高松がヘディングシュートし、バーに当たって跳ね返ったところを丸谷に押し込まれ、トリニータに先制を許してしまう。
浮き足だったレッズは5分、GK加藤とDF永田充の連携ミスから高松にボールを奪われ、2点目を奪われた。
序盤に負った2点のビハインド。だが、時間はたっぷりある。直近の公式戦3試合で7得点と好調の攻撃陣がギアを上げていく。
すると8分、森脇のパスを受けた元気が相手GKを軽やかな動きでかわして1点を返した。元気のリーグ2点目、公式戦3点目で嫌なムードが断ち切られると、これで落ち着いたチームは徐々にいつもの動きを取り戻し、何人もが絡みながらチャンスを作るという、狙い通りの攻撃を見せていった。
高い連動性による絵に描いたような同点ゴールが生まれたのは42分だった。中盤でパスをカットした阿部が柏木に預けると、柏木は左サイドを加速しながら駆け上がった宇賀神へ絶妙なスルーパス。宇賀神のクロスを中央の元気がマークを惹きつけながらスルーすると、ファーサイドへ駆け込んだ阿部がフリーで右足を合わせた。
2-2の同点。試合を振り出しに戻して迎えた後半は、互いに守備のリスクマネジメント意識を高めながら、試合のゆくえに直結するであろう次の1点を狙うという展開になった。
だが、レッズ、トリニータともにチャンスを最後でつぶしてしまう場面が目立ってくる。レッズは59分に梅崎から平川に代えたのを皮切りに81分には興梠と阪野を、柏木とマルシオ リシャルデスを代え、終盤はトリニータ相手に猛攻を仕掛けたが、相手の体を張った守備に阻まれ、決勝点を奪うことができない。
試合は2-2のまま終了。最低限の勝ち点1は手にした。
レッズは19日間5試合の連戦をひとまず終了。2週間あいた後、16日で5試合の連戦が始まる。次戦はJリーグ第4節、3月30日(土)16時から東北電力ビッグスワンスタジアムで行なわれるアルビレックス新潟戦となる。
【梅崎 司】
もう少し長くやりたかったというのが正直なところです。立ち上がり、いらない2失点をしてしまいましたが、前半のうちに追いついてそこから自分たちのペースでできていましたから、正直勝てた試合、勝点を落としてしまった試合かな、と思います。立ち上がり、相手が来たときに、うまくいなすのか簡単にやるのかをチーム全体として判断していかないといけないです。
こういう試合で勝ち点3を積み上げていくことが、34試合終わったときに、トップに立てるかどうかだと思います。昨年はそれができずに3位で終わってしまいましたから、そこが重要だと思います。
大分は自分にとって思い出のある地で、特別な場所であるのは間違いないです。こうやって5年ぶりにレッズの一員として戻って来られたのは良かったと思いますし、誇らしいです。できればもっと強いレッズを見せたかったですが、そこはまたこれから成長していきたいです。
【原口元気】
もったいない試合でした。最初の2失点ももったいなかったですし、後半チャンスが多くありながら決めきれなかったのが、もったいなかったと思います。
(立ち上がりの2失点はどういう気持ちだった?)試合前から大分が来るのは分かっていたので、注意していこうと話はしていました。その中でも失点をして、流れが悪くなってしまったと思います。あの展開は予想をしていませんでした。気を付けていたはずなのに、という点で、悔いが残る部分だったと思います。
ただそこからのリアクションはよかったと思います。2点を取って振り出しに戻すところまでは良かったと思います。
(ゴールを振り返って?)ラッキーな部分もありましたが、裏に抜けてうまく決められたと思います。
(連戦の影響はあった?)そこはいいわけにならないので、最後の10分、20分をもっと走らなければいけなかったと思います。
今日、勝っていれば一番良かったと思いますが、もっとゴールにこだわる、僕自身2点目、3点目を狙わないといけないし、それが課題だと思います。2週間あいた後に、また連戦があるので、しっかりコンディションを上げていきたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
春霞に包まれた大分銀行ドームでのJリーグ第3節は14時5分、トリニータボールでキックオフされた。浦和レッズの先発はリーグ前節の名古屋グランパス戦と同じメンバー。AFCチャンピオンズリーグのムアントン・ユナイテッド戦からは4人のメンバーが入れ替わった。試合前、赤く染まったアウェイ側の応援席からは「興梠」のコールが聞こえた。
立ち上がり、先手を取ったのはトリニータだった。3-1-4-2の2トップがレッズの最終ラインにプレッシャーを掛け、徐々に後方から全体が押し上げていく。
19日間で5戦目という連戦の影響から動きの重いレッズは、守備ラインが下がってしまい、高い位置でボールを回される嫌な流れ。すると3分、左サイドからのクロスを高松がヘディングシュートし、バーに当たって跳ね返ったところを丸谷に押し込まれ、トリニータに先制を許してしまう。
浮き足だったレッズは5分、GK加藤とDF永田充の連携ミスから高松にボールを奪われ、2点目を奪われた。
序盤に負った2点のビハインド。だが、時間はたっぷりある。直近の公式戦3試合で7得点と好調の攻撃陣がギアを上げていく。
すると8分、森脇のパスを受けた元気が相手GKを軽やかな動きでかわして1点を返した。元気のリーグ2点目、公式戦3点目で嫌なムードが断ち切られると、これで落ち着いたチームは徐々にいつもの動きを取り戻し、何人もが絡みながらチャンスを作るという、狙い通りの攻撃を見せていった。
高い連動性による絵に描いたような同点ゴールが生まれたのは42分だった。中盤でパスをカットした阿部が柏木に預けると、柏木は左サイドを加速しながら駆け上がった宇賀神へ絶妙なスルーパス。宇賀神のクロスを中央の元気がマークを惹きつけながらスルーすると、ファーサイドへ駆け込んだ阿部がフリーで右足を合わせた。
2-2の同点。試合を振り出しに戻して迎えた後半は、互いに守備のリスクマネジメント意識を高めながら、試合のゆくえに直結するであろう次の1点を狙うという展開になった。
だが、レッズ、トリニータともにチャンスを最後でつぶしてしまう場面が目立ってくる。レッズは59分に梅崎から平川に代えたのを皮切りに81分には興梠と阪野を、柏木とマルシオ リシャルデスを代え、終盤はトリニータ相手に猛攻を仕掛けたが、相手の体を張った守備に阻まれ、決勝点を奪うことができない。
試合は2-2のまま終了。最低限の勝ち点1は手にした。
レッズは19日間5試合の連戦をひとまず終了。2週間あいた後、16日で5試合の連戦が始まる。次戦はJリーグ第4節、3月30日(土)16時から東北電力ビッグスワンスタジアムで行なわれるアルビレックス新潟戦となる。
【梅崎 司】
もう少し長くやりたかったというのが正直なところです。立ち上がり、いらない2失点をしてしまいましたが、前半のうちに追いついてそこから自分たちのペースでできていましたから、正直勝てた試合、勝点を落としてしまった試合かな、と思います。立ち上がり、相手が来たときに、うまくいなすのか簡単にやるのかをチーム全体として判断していかないといけないです。
こういう試合で勝ち点3を積み上げていくことが、34試合終わったときに、トップに立てるかどうかだと思います。昨年はそれができずに3位で終わってしまいましたから、そこが重要だと思います。
大分は自分にとって思い出のある地で、特別な場所であるのは間違いないです。こうやって5年ぶりにレッズの一員として戻って来られたのは良かったと思いますし、誇らしいです。できればもっと強いレッズを見せたかったですが、そこはまたこれから成長していきたいです。
【原口元気】
もったいない試合でした。最初の2失点ももったいなかったですし、後半チャンスが多くありながら決めきれなかったのが、もったいなかったと思います。
(立ち上がりの2失点はどういう気持ちだった?)試合前から大分が来るのは分かっていたので、注意していこうと話はしていました。その中でも失点をして、流れが悪くなってしまったと思います。あの展開は予想をしていませんでした。気を付けていたはずなのに、という点で、悔いが残る部分だったと思います。
ただそこからのリアクションはよかったと思います。2点を取って振り出しに戻すところまでは良かったと思います。
(ゴールを振り返って?)ラッキーな部分もありましたが、裏に抜けてうまく決められたと思います。
(連戦の影響はあった?)そこはいいわけにならないので、最後の10分、20分をもっと走らなければいけなかったと思います。
今日、勝っていれば一番良かったと思いますが、もっとゴールにこだわる、僕自身2点目、3点目を狙わないといけないし、それが課題だと思います。2週間あいた後に、また連戦があるので、しっかりコンディションを上げていきたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】