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ホームでのダービー 激戦を勝利で飾る
4月2日、浦和レッズは『さいたまダービー』となる大宮アルディージャとのヤマザキナビスコカップ予選リーグ第2節を戦った。
槙野を出場停止で欠くレッズは、GK西川と森脇、永田、濱田の3バックに関口が右サイド。左サイドの関根はプロ入り初スタメンとなった。柏木が腰痛から復帰して阿部とボランチを組み、前線は李が1トップ、原口と興梠の2シャドーでスタートした。
無観客試合後、初のホームゲームとなったこのゲーム、差別撲滅活動の一環として選手たちは『SPORTS FOR PEACE』のTシャツを着用し、『SAY NO TO RACISM』のバナーを手に入場。試合は19時31分に大宮ボールでキックオフされた。
開始直後から、5-4-1のシステムで自陣に撤退した守備を見せる大宮に対し、レッズが圧倒的にボールを保持する展開となった。最終ラインの永田と阿部がほぼノープレッシャーでボールを持ち、そこから前線のパスを引き出す動きで変化をつけていく。
16分、早くもその攻撃が実る。濱田からの縦パスを受けた興梠がタメを作り、右サイドから中央に走り込んだ関口にふわりと浮かせると、関口が胸で落とした先には李がフリーで待ち構え、ゴールに押し込んだ。これが加入後初ゴールとなった李は、ひざまづいて雄叫びを上げた。
レッズはボールを奪われた後の守備への切り替えの速さも目立ち、先制後もほぼ一方的なボールポゼッションを保ちながら、次々に攻撃を仕掛けていった。そんな中、大宮が後方からややアバウトに放り込んだロングボールがゲームを動かす。ペナルティーエリアを飛び出して処理に出た西川のプレーがファウルとなると、このFKを橋本に直接決められて失点。同点に追いつかれてしまった。その後もレッズは圧倒的に攻め続け、関根のドリブル突破にスタジアムが沸くシーンもあったがスコアは動かず、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半に入っても攻撃の手を緩めないレッズは、次々にゴールチャンスを生み出していく。ゴール正面からの関根の左足ミドル、興梠のクロスから李のヘッド、一気のカウンターから途中出場の矢島のラストパスに濱田が飛び込んだシーンと、惜しい攻撃が続く。66分に関口の低いクロスに合わせた李のシュートが相手GKのセーブにあうと、ベンチのミシャ監督も頭を抱えた。
1-1のまま時計が進み、引き分けムードも流れ始めた87分、ついにレッズがスコアを動かす。森脇からの縦パスを李がバックラインの裏へフリックすると、そこに飛び込んできたのは途中出場の青木。右足のシュートがゴールネットを揺らし、レッズ移籍後初出場となった古巣相手のダービーで勝ち越しゴール。これが移籍後初ゴールとなった青木は、拳を突き上げながらチームメートとゴール裏のファン・サポーターへ駆け寄った。
大宮も前線に富山を投入してパワープレーを仕掛けるが、レッズ守備陣は最後まで集中力を切らさずに落ち着いて対応。このまま2-1で貴重な勝利を手にした。
試合後、ファン・サポーターからは大きな浦和レッズコールと共に李、青木、関根などに大きなコールが送られ、最後は『We are REDS!!』の大きな声が響き渡った。チームは休む間もなく、6日(日)には埼玉スタジアムで19時キックオフのJリーグ第6節ベガルタ仙台戦に臨む。
【李 忠成】
「嬉しいですね。本当に1点を取るというのはすごく難しいことなので、取らないとすごくプレッシャーにもなってきます。早いうちに点を取れればプレーにも余裕が出てくるので、早く点が欲しかったですけど、調子も上がっていたのでそのうち取れるとは思っていました。結果が出たことは嬉しいです。」
(ゴールシーンについては?)
「しっかり決めようということですね。フリーなのは分かりましたし、GKの位置も分かりました。その後もチャンスがすごくありましたが、相手のGKも当たっていました。追いつかれた後に最後は青木が決めましたけど、チームが勝てたことがすごく大きなことです。今日はホームで無観客試合の後でしたが、ナビスコカップに2万人以上の方々が来てくれるのもすごいことですし、勝ったことが大きかったと思います。」
(青木のゴールもアシストしたが?)
「うまく動いてくれていたので、アシストも決められて良かったです。前半も後半もコンビネーションは決まっていたと思います。試合が終わって、みんなで笑顔で「疲れた、攻め疲れだね」と言っていました。コンビネーションをすれば誰かが動かなければいけないので、サボってはいられません。2-1ですが、本当は5-1などにできる試合だったと思いますが、勝つべくして勝った試合だと思います。」
(サポーターからコールもあったが?)
「やっぱり嬉しいですよ。サポーターから声援を受けるのは嬉しいです。まして、僕はFWなので点を取って活躍しないとコールは起きないと思います。1試合でも多く、こういう試合を増やしていきたいですね。」
(表情からこの1点の大きさを感じるが?)
「本当に大きいと思いますね。点を取るとプレーの余裕が出てきますから、今日だけでなく次のJリーグが日曜日にすぐに来ますし、そこでも点を取ってチームが勝てば乗っていけます。やっと来たかなという感じです。」
(焦りはなかった?)
「焦りはまだなかったですね。最近になって体が動き始めていましたし、その前に点が入っても続かないとも思っていました。今、ちょうど良いタイミングで取れたので後は続けるということですね。」
(まずは結果が出たというところ?)
「何事も一歩目というのはすごく大きなことです。浦和レッズでの一歩目というのがすごく嬉しいですね。今日が一歩目です。次ですね。本当に次、次と思います。今日はもう終わったので、次の試合です。」
【青木拓矢】
(残り10分ほどでの出場だったが?ゴールを狙おうという気持ちだった?)
「決まって、勝てて良かったですが、ピッチに入ったときはシュートを狙うという意識は特になかったです。ただ、チームが勝利できるように考えてプレーしたつもりです。」
(1-1という厳しい状況での出場だったが?)
「最後はパワープレーで押されて厳しかったですが自分のゴールで勝利できたというのは大きかったと思います。監督が信じて出してくれたので、その期待に応えられて良かったです。」
(復帰から間もない出場だったが?)
「ピッチに立った感触はいつも通りではなかったですが、それは徐々にやっていけば大丈夫です。ここからが出発だと思います。」
(ボランチが最前線までいくのはあまりない形だが?)
「本当に自分の良さを出せたなと思います。リスクもちょっとかけていこうとは思っていたので。でも、あのときは陽介君が後ろにいたので、しっかりリスクマネジメントもできていたと思います。」
(なぜあそこにいた?)
「何となくです。ここかな、という感じでした。バランスを見てやっていたのですが、ここかな、と。(上がったのは)あの一回だけだったと思います。」
(紅白戦などをあまりしない中での出場だったが、怖さはなかった?)
「怖さはなかったです。(離脱している間も)試合も見ていましたし、自分がどのポジションに入るのかというところのイメージをしながらやっていました。うまくできたかは分からないですが、自分の良さは出せたなと思います。」
(移籍後、キャンプでケガして、この日が来るまでの気持ちは?)
「自分はできるんだという気持ちはずっと持っていたので、そんなに焦ることはなかったです。しっかり試合を見て、自分が入ったときのイメージを作っていました。」
(大宮サポーターのブーイングを聞いてどう感じた?)
「聞こえていましたね。いいですね、ブーイングは。なかったら寂しいですし。古巣相手に点を決められたのはうれしいです。」
(1-1になったところで、外から見ていてどう感じた?)
「多分、大宮は1-1にしたところまでは完璧じゃないですか。そこからカウンター合戦みたいになっていましたが、大宮はカウンターが強烈ですから。そこは危ないかなと、あとは最後のパワープレーは危なかったですが、しのげていたので良かったと思います。」
(大宮戦で復帰したことについては?)
「運がいいですね。試合にも出してもらえたし、運が良かったです。」
(ブーイングをかき消す、浦和サポーターの声援だったが?)
「すごいなと思いました。いつもは浦和のサポーターにブーイングをもらっていたので。それですごいと思っていたので、それが味方になったので心強いなと思いました。」
(試合後に大宮の選手から何か言われた?)
「結構、みんなとしゃべりましたが「ここじゃないでしょ」と言われました(笑)。向こうも、「青木が復帰してきて、点を取られて負けたらイヤだよね」と話していた選手もいたみたいで。やっと公式戦に出られました。怪我で出遅れたので、ここからかなと思います。」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
槙野を出場停止で欠くレッズは、GK西川と森脇、永田、濱田の3バックに関口が右サイド。左サイドの関根はプロ入り初スタメンとなった。柏木が腰痛から復帰して阿部とボランチを組み、前線は李が1トップ、原口と興梠の2シャドーでスタートした。
無観客試合後、初のホームゲームとなったこのゲーム、差別撲滅活動の一環として選手たちは『SPORTS FOR PEACE』のTシャツを着用し、『SAY NO TO RACISM』のバナーを手に入場。試合は19時31分に大宮ボールでキックオフされた。
開始直後から、5-4-1のシステムで自陣に撤退した守備を見せる大宮に対し、レッズが圧倒的にボールを保持する展開となった。最終ラインの永田と阿部がほぼノープレッシャーでボールを持ち、そこから前線のパスを引き出す動きで変化をつけていく。
16分、早くもその攻撃が実る。濱田からの縦パスを受けた興梠がタメを作り、右サイドから中央に走り込んだ関口にふわりと浮かせると、関口が胸で落とした先には李がフリーで待ち構え、ゴールに押し込んだ。これが加入後初ゴールとなった李は、ひざまづいて雄叫びを上げた。
レッズはボールを奪われた後の守備への切り替えの速さも目立ち、先制後もほぼ一方的なボールポゼッションを保ちながら、次々に攻撃を仕掛けていった。そんな中、大宮が後方からややアバウトに放り込んだロングボールがゲームを動かす。ペナルティーエリアを飛び出して処理に出た西川のプレーがファウルとなると、このFKを橋本に直接決められて失点。同点に追いつかれてしまった。その後もレッズは圧倒的に攻め続け、関根のドリブル突破にスタジアムが沸くシーンもあったがスコアは動かず、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半に入っても攻撃の手を緩めないレッズは、次々にゴールチャンスを生み出していく。ゴール正面からの関根の左足ミドル、興梠のクロスから李のヘッド、一気のカウンターから途中出場の矢島のラストパスに濱田が飛び込んだシーンと、惜しい攻撃が続く。66分に関口の低いクロスに合わせた李のシュートが相手GKのセーブにあうと、ベンチのミシャ監督も頭を抱えた。
1-1のまま時計が進み、引き分けムードも流れ始めた87分、ついにレッズがスコアを動かす。森脇からの縦パスを李がバックラインの裏へフリックすると、そこに飛び込んできたのは途中出場の青木。右足のシュートがゴールネットを揺らし、レッズ移籍後初出場となった古巣相手のダービーで勝ち越しゴール。これが移籍後初ゴールとなった青木は、拳を突き上げながらチームメートとゴール裏のファン・サポーターへ駆け寄った。
大宮も前線に富山を投入してパワープレーを仕掛けるが、レッズ守備陣は最後まで集中力を切らさずに落ち着いて対応。このまま2-1で貴重な勝利を手にした。
試合後、ファン・サポーターからは大きな浦和レッズコールと共に李、青木、関根などに大きなコールが送られ、最後は『We are REDS!!』の大きな声が響き渡った。チームは休む間もなく、6日(日)には埼玉スタジアムで19時キックオフのJリーグ第6節ベガルタ仙台戦に臨む。
【李 忠成】
「嬉しいですね。本当に1点を取るというのはすごく難しいことなので、取らないとすごくプレッシャーにもなってきます。早いうちに点を取れればプレーにも余裕が出てくるので、早く点が欲しかったですけど、調子も上がっていたのでそのうち取れるとは思っていました。結果が出たことは嬉しいです。」
(ゴールシーンについては?)
「しっかり決めようということですね。フリーなのは分かりましたし、GKの位置も分かりました。その後もチャンスがすごくありましたが、相手のGKも当たっていました。追いつかれた後に最後は青木が決めましたけど、チームが勝てたことがすごく大きなことです。今日はホームで無観客試合の後でしたが、ナビスコカップに2万人以上の方々が来てくれるのもすごいことですし、勝ったことが大きかったと思います。」
(青木のゴールもアシストしたが?)
「うまく動いてくれていたので、アシストも決められて良かったです。前半も後半もコンビネーションは決まっていたと思います。試合が終わって、みんなで笑顔で「疲れた、攻め疲れだね」と言っていました。コンビネーションをすれば誰かが動かなければいけないので、サボってはいられません。2-1ですが、本当は5-1などにできる試合だったと思いますが、勝つべくして勝った試合だと思います。」
(サポーターからコールもあったが?)
「やっぱり嬉しいですよ。サポーターから声援を受けるのは嬉しいです。まして、僕はFWなので点を取って活躍しないとコールは起きないと思います。1試合でも多く、こういう試合を増やしていきたいですね。」
(表情からこの1点の大きさを感じるが?)
「本当に大きいと思いますね。点を取るとプレーの余裕が出てきますから、今日だけでなく次のJリーグが日曜日にすぐに来ますし、そこでも点を取ってチームが勝てば乗っていけます。やっと来たかなという感じです。」
(焦りはなかった?)
「焦りはまだなかったですね。最近になって体が動き始めていましたし、その前に点が入っても続かないとも思っていました。今、ちょうど良いタイミングで取れたので後は続けるということですね。」
(まずは結果が出たというところ?)
「何事も一歩目というのはすごく大きなことです。浦和レッズでの一歩目というのがすごく嬉しいですね。今日が一歩目です。次ですね。本当に次、次と思います。今日はもう終わったので、次の試合です。」
【青木拓矢】
(残り10分ほどでの出場だったが?ゴールを狙おうという気持ちだった?)
「決まって、勝てて良かったですが、ピッチに入ったときはシュートを狙うという意識は特になかったです。ただ、チームが勝利できるように考えてプレーしたつもりです。」
(1-1という厳しい状況での出場だったが?)
「最後はパワープレーで押されて厳しかったですが自分のゴールで勝利できたというのは大きかったと思います。監督が信じて出してくれたので、その期待に応えられて良かったです。」
(復帰から間もない出場だったが?)
「ピッチに立った感触はいつも通りではなかったですが、それは徐々にやっていけば大丈夫です。ここからが出発だと思います。」
(ボランチが最前線までいくのはあまりない形だが?)
「本当に自分の良さを出せたなと思います。リスクもちょっとかけていこうとは思っていたので。でも、あのときは陽介君が後ろにいたので、しっかりリスクマネジメントもできていたと思います。」
(なぜあそこにいた?)
「何となくです。ここかな、という感じでした。バランスを見てやっていたのですが、ここかな、と。(上がったのは)あの一回だけだったと思います。」
(紅白戦などをあまりしない中での出場だったが、怖さはなかった?)
「怖さはなかったです。(離脱している間も)試合も見ていましたし、自分がどのポジションに入るのかというところのイメージをしながらやっていました。うまくできたかは分からないですが、自分の良さは出せたなと思います。」
(移籍後、キャンプでケガして、この日が来るまでの気持ちは?)
「自分はできるんだという気持ちはずっと持っていたので、そんなに焦ることはなかったです。しっかり試合を見て、自分が入ったときのイメージを作っていました。」
(大宮サポーターのブーイングを聞いてどう感じた?)
「聞こえていましたね。いいですね、ブーイングは。なかったら寂しいですし。古巣相手に点を決められたのはうれしいです。」
(1-1になったところで、外から見ていてどう感じた?)
「多分、大宮は1-1にしたところまでは完璧じゃないですか。そこからカウンター合戦みたいになっていましたが、大宮はカウンターが強烈ですから。そこは危ないかなと、あとは最後のパワープレーは危なかったですが、しのげていたので良かったと思います。」
(大宮戦で復帰したことについては?)
「運がいいですね。試合にも出してもらえたし、運が良かったです。」
(ブーイングをかき消す、浦和サポーターの声援だったが?)
「すごいなと思いました。いつもは浦和のサポーターにブーイングをもらっていたので。それですごいと思っていたので、それが味方になったので心強いなと思いました。」
(試合後に大宮の選手から何か言われた?)
「結構、みんなとしゃべりましたが「ここじゃないでしょ」と言われました(笑)。向こうも、「青木が復帰してきて、点を取られて負けたらイヤだよね」と話していた選手もいたみたいで。やっと公式戦に出られました。怪我で出遅れたので、ここからかなと思います。」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】