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ホーム無失点勝利、ナビスコカップ決勝進出へ

12日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムで川崎フロンターレとのヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦を戦った。レッズは80分に交代出場の関口が上げたクロスを興梠が押し込んで1-0で勝利。アウェイゴール数の差で決勝進出を決めた。
レッズは先週末の大宮アルディージャ戦と同じメンバーでスタート。川崎は負傷により出場が微妙との情報があった大久保がスタメンに名を連ね、今季ここまでの2戦で見せた3バックシステムではなく『4-2-3-1』の布陣を組んできた。試合は17時に川崎ボールでキックオフされた。
初戦を2-3で敗れ、決勝進出へは勝利が絶対条件になるレッズは試合開始直後から攻守ともに前への強い意識を見せる。高い位置から
の積極的なディフェンスで相手ボールを奪い取り、川崎を自陣に釘づけにしていく。阿部と啓太のダブルボランチも積極的に前へのプレスを掛け、川崎が苦し紛れに前線に送った長いボールを奪う場面が多い展開となった。
マイボールの時間を長くしていくレッズは、次第にゴール前での決定的なシーンを生み出し始める。34分には興梠のポストプレーを受けた原口が右から切れ込み左足でシュート。前半終了間際の45分には、宇賀神の高い位置でのディフェンスで奪ったボールから柏木が右足でクロスを送り、興梠が頭で合わせるシーンを作った。ともに先制点かと思われるシーンだったが、相手GK杉山の好セーブに合い、スコアレスで前半を折り返した。
この前半戦の戦いぶりにミシャ監督は「私が浦和に来て最も素晴らしいゲームをしている。あとはゴールだけだ」と、後半のピッチへ選手たちを送り出した。
後半開始からレッズは前半から引き続きボールを保持しながら前への圧力を高めていく。川崎は中村に代えて森谷を入れ、『4-4-2』に布陣変更してブロックを作る守備に切り替えた。試合は決勝進出を掛けてレッズがゴールを奪うか、川崎が第1戦のリードを守り切るかという様相を見せ始めた。
那須、阿部、啓太の後方のトライアングルが流動的に前線へボールを持ち運べば、槙野、森脇もディフェンスラインから攻撃参加しミドルシュートを放つなど、分厚い攻撃を見せていくが得点には至らない。後半半ばにはマルシオと梅崎を原口と平川に代えてピッチに投入するが、ジリジリと時間が過ぎていく。
スタジアム全体が焦燥感を見せ始めた79分、ミシャ監督は宇賀神に代えて関口を投入。するとその1分後、背番号11が鋭く左サイドを突破して速いクロスを上げると、ニアサイドに興梠が飛び込み右足で合わせ、ついに川崎ゴールをこじ開けた。
ファン・サポーターからの『Pride of URAWA』の大合唱を背にレッズは残り時間も積極性を失わずに戦い抜き、このゲームを1-0で勝利。2戦トータル3-3で並んだが、アウェイゴール数の差で2年ぶりのヤマザキナビスコカップ決勝への切符を手に入れた。試合終了の笛が鳴った埼玉スタジアムには『We Are REDS!!』のコールが響き渡った。
レッズの次戦は10月16日(水)、天皇杯3回戦のモンテディオ山形戦となる。試合は浦和駒場スタジアムで19時にキックオフされる。

【森脇良太】
(1-0での勝利となったが?)チーム全体として攻め続けた結果、サッカーの神様が少し僕らにご褒美をくれたのではないかなと思います。立ち上がりから攻める姿勢を失わずにやれていたので、それが良い方向につながったと思います。もし0-0で終わって決勝へ駒を進められなかったとしても、今日のデキに関して後悔はないという思いでいました。
(前線からの守備が機能していたが?)切り替わった瞬間から前線の選手がファーストディフェンダーでやってくれていました。後ろの選手がそれに連動して非常にやりやすく、これが攻守両面において浦和レッズのサッカーだと表現していかなくてはという思いがあります。何回かピンチはありましたが、ほぼパーフェクトに近いデキだったと思います。
(奪われて6秒間という意思統一があったと聞くが?)それはチーム全体でやらなくてはいけないと言っていましたし、みんなで話していたのは、世界のトッププレーヤーでも前線から守備をして、そこに後ろの選手が連動して守備をするというのをサボらずにやっている。それを僕らもやらなくてはということです。そのいいイメージが共有できたのではないかと思いました。ボールを奪われた後が大事です。華麗な攻撃も大事ですが、守備に関してどういうアプローチをするかが重要ですから、今日はそこの部分がすごく良くできていたと思います。
(家に帰っていい報告ができるのでは?)奥さんも今日来てくれていたので、奥さんというのも恥ずかしいですが(笑)、スタジアムで応援してくれていました。帰ったら褒めてくれるんじゃないかなと思います。
(次は決勝の戦いになるが?)レッズは2011年に決勝で悔しい思いをしています。みんなで素晴らしいタイトルを取れるように全力でやっていきたいと思います。優勝してみんなで喜びたいという強い思いがあります。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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