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ミシャ監督 FUJI XEROX SUPER CUP 2015試合後会見
FUJI XEROX SUPERCUP 2015 vsガンバ大阪 試合後のコメント
「非常にいいゲームができていただけに、この敗戦は非常に痛いです。試合全体を通して、80分くらいは我々がチームとしてコントロールしながらゲームができていました。ただ、セットプレーから失点してしまったことに関しては、非常に残念です。
昨シーズンの終盤を思い出させるような敗戦でした。ただ、我々は今週水曜日にアウェイでAFCチャンピオンズリーグを戦い、実質中1日で臨んだゲームでしたが、選手たちは立ち上がりからアグレッシブに運動量多く、我々のサッカーを見せてくれたと思います。非常に内容的にも相手を上回れていたと思いますし、いいゲームができただけに、敗戦は残念です。前の試合から短期間でのゲームでしたが、そういう中でも選手たちはよく戦ってくれたと思います」
【質疑応答】
(前線の3人については?)
「先ほども言ったように、ゲームは非常に良かったと思います。我々はキャンプから、非常に厳しい連戦を戦う日程を踏まえて準備してきましたので、前線の3人は前の試合から変えました。非常に良かったと思っています。ガンバは自陣で10人が引いて守るようなブロックを作っていましたが、真ん中、サイドを上手く使い分けながら攻撃できていたと思います」
(昨シーズンの一番良かった頃と比べると、動きの効率が足りなかったように見えたが?)
「少なくとも我々は、引かれた相手に対しても、攻めていこうという姿勢は見せていました。あとはやはり、まだ公式戦が始まって2試合です。昨シーズンのベストな状態に持っていくには、まだ時間がかかると思います。ただ、シーズンが始まった中で、選手たちがしっかりと走り、戦い、自分たちの戦術に対して意図を持ってプレーしている、それが非常に大事だと思います。
我々は水曜日にACLを戦い、木曜日の朝にあちらを発って、夕方に戻りました。実質中1日でのゲームです。ガンバはACLのホームゲームを火曜日に戦っています。そういったチーム状況の違いがありますが、日本ではあまりそういうところを比較される方は少ないと思います。我々も与えられた日程に対して言い訳はしたくありませんが、そういう状況ではありました。
敗戦はしましたが、我々はピッチの上で相手よりも良いプレーをしていたと自負しています。日本では結果が尊重され、結果で物事をすべて見られる傾向が強いと思います。ただ、私はやはり、自分たちがこういった内容の良いサッカーを続けていけば、必ず勝ち星は遅かれ早かれついてくると確信しています。
もちろん、今よりも良いサッカーができるようにと思っていますが、それはシーズンが進んでいく中で、その精度は上がってくると思っていますし、内容も結果もついてくると思います。サッカーが専門的にわかる方であれば、我々がどういった意図を持ってサッカーをしているかがよく理解できると思いますし、我々は自分たちのコンセプトを元に、アイディアを持ってプレーできています。
ガンバは自陣に引いてブロックを作って、チャンスらしいチャンスをあまり作れていなかったのは事実です。私自身は、そういう風にサッカーを見ています。サッカーの見方が人それぞれ違うのは私も尊重しますが、おそらく私は少し、みなさんとサッカーの見方が違うのかもしれません。
みなさんに聞きたいのは、サッカーのルールで、相手選手の蹴ったボールがオフサイドポジションにいた我々の選手にわたったときに、それがオフサイドの判定になるのかどうか。みなさんはサッカーのルールをどのように理解していますか?ガンバの選手がゴールキーパーにバックパスしたのを手でキャッチしたら、それは間接FKになるのかならないのか。みなさんが知っていたら教えていただきたいです。
リーグ優勝がかかった昨シーズンのガンバ戦も、前半にPKではないかと疑われるようなシーンがあったと思います。そういった判定がどうであれ、優勝がかかるような試合であれば、そうしたシーンはクローズアップされ、判定に関するディスカッションがあってもいいのではないかと思います。もちろん、過去の判定に対してとやかく言うつもりはないですが、そういった部分というのは、サッカーにおいて、結果に反映することはよくあります。1つのタイトル、1つの勝利には、いろんなものが影響を与えると思います。
私は今日は敗戦した監督としてこの記者会見で話をしていますが、私はやはり、レフェリーの方もこういった公の場で、そういった説明をしてもいいのではないかなと思っています。
レフェリーが、ある試合で大きなミスをすれば、ヨーロッパであれば家の外から出られないような状況になるのが普通でしょう。日本がまだそこまででないというのは、日本の環境が非常にいいということで、幸運なことだと思います。
今日は残念ながら敗戦しましたので、そういった話も、あまり聞こえのいいものにはなりませんが。ただ、我々のシーズンはまだ始まったばかりです。この敗戦は決してマイナスに捉えるものではありません。この敗戦であれば、我々はこのチームを引き続き前に進めていくことができます。
我々の狙いとしているところは出ていたと思いますし、昨シーズンと比べても、新しい戦術の取り組みを見られた、それが上手くいっていたゲームだったと思います」
(すぐにACLのゲームが待っています。前の試合と今日の試合をどのように活かして、次の試合で勝利しようと考えていますか?)
「非常に難しい質問です。チームは連敗し、非常に厳しい結果を見せつけられています。両試合とも小さい部分で失点して負けています。水原のゲームでは相手の上げたクロスがDFに当たって方向が変わってゴール。2失点目も相手の意図したようなセットプレーでなかったと思いますが、ゴール前1m位のところでこぼれてきたボールを触られて失点してしまいました。今日もセットプレーで失点しましたが、ああいったちょっとした部分、小さなミスがすべて失点につながるような状況に陥ると、選手たちは必要以上に神経質になるものです。
ドイツ・ブンデスリーガでは、ボルシア・ドルトムントは4節前まで最下位でした。ドルトムントに関しては、良いゲームをしながら0-1で負けてしまうような試合が続いていたと思います。そういう中では、サポーターのプレッシャー、あるいは選手のメンタル面でのプレッシャーは大きいものです。我々にはACLの第2戦がありますが、我々のグループは決して簡単なグループとは言えないでしょう。次に対戦するブリスベン・ロアーはアジアチャンピオンであるオーストラリアのチームです。また、この間対戦した水原の韓国は、AFC アジアカップ2015 オーストラリアではオーストラリアと決勝を戦った、2強の国です。
我々にもそういったプレッシャーはあると思います。ただ、私自身は、選手たちにはそういったプレッシャーをはねのけるだけの力は十分にあると思います。我々に必要なのは1つの勝利であり、それによって、選手たちが再び確固たる自信を持ってプレーすることにつながると思います。
私は自分の選手をよく知っています。彼らは厳しい状況の中でも、すべての力を注いでそのプレッシャーをはねのけてくれると思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「非常にいいゲームができていただけに、この敗戦は非常に痛いです。試合全体を通して、80分くらいは我々がチームとしてコントロールしながらゲームができていました。ただ、セットプレーから失点してしまったことに関しては、非常に残念です。
昨シーズンの終盤を思い出させるような敗戦でした。ただ、我々は今週水曜日にアウェイでAFCチャンピオンズリーグを戦い、実質中1日で臨んだゲームでしたが、選手たちは立ち上がりからアグレッシブに運動量多く、我々のサッカーを見せてくれたと思います。非常に内容的にも相手を上回れていたと思いますし、いいゲームができただけに、敗戦は残念です。前の試合から短期間でのゲームでしたが、そういう中でも選手たちはよく戦ってくれたと思います」
【質疑応答】
(前線の3人については?)
「先ほども言ったように、ゲームは非常に良かったと思います。我々はキャンプから、非常に厳しい連戦を戦う日程を踏まえて準備してきましたので、前線の3人は前の試合から変えました。非常に良かったと思っています。ガンバは自陣で10人が引いて守るようなブロックを作っていましたが、真ん中、サイドを上手く使い分けながら攻撃できていたと思います」
(昨シーズンの一番良かった頃と比べると、動きの効率が足りなかったように見えたが?)
「少なくとも我々は、引かれた相手に対しても、攻めていこうという姿勢は見せていました。あとはやはり、まだ公式戦が始まって2試合です。昨シーズンのベストな状態に持っていくには、まだ時間がかかると思います。ただ、シーズンが始まった中で、選手たちがしっかりと走り、戦い、自分たちの戦術に対して意図を持ってプレーしている、それが非常に大事だと思います。
我々は水曜日にACLを戦い、木曜日の朝にあちらを発って、夕方に戻りました。実質中1日でのゲームです。ガンバはACLのホームゲームを火曜日に戦っています。そういったチーム状況の違いがありますが、日本ではあまりそういうところを比較される方は少ないと思います。我々も与えられた日程に対して言い訳はしたくありませんが、そういう状況ではありました。
敗戦はしましたが、我々はピッチの上で相手よりも良いプレーをしていたと自負しています。日本では結果が尊重され、結果で物事をすべて見られる傾向が強いと思います。ただ、私はやはり、自分たちがこういった内容の良いサッカーを続けていけば、必ず勝ち星は遅かれ早かれついてくると確信しています。
もちろん、今よりも良いサッカーができるようにと思っていますが、それはシーズンが進んでいく中で、その精度は上がってくると思っていますし、内容も結果もついてくると思います。サッカーが専門的にわかる方であれば、我々がどういった意図を持ってサッカーをしているかがよく理解できると思いますし、我々は自分たちのコンセプトを元に、アイディアを持ってプレーできています。
ガンバは自陣に引いてブロックを作って、チャンスらしいチャンスをあまり作れていなかったのは事実です。私自身は、そういう風にサッカーを見ています。サッカーの見方が人それぞれ違うのは私も尊重しますが、おそらく私は少し、みなさんとサッカーの見方が違うのかもしれません。
みなさんに聞きたいのは、サッカーのルールで、相手選手の蹴ったボールがオフサイドポジションにいた我々の選手にわたったときに、それがオフサイドの判定になるのかどうか。みなさんはサッカーのルールをどのように理解していますか?ガンバの選手がゴールキーパーにバックパスしたのを手でキャッチしたら、それは間接FKになるのかならないのか。みなさんが知っていたら教えていただきたいです。
リーグ優勝がかかった昨シーズンのガンバ戦も、前半にPKではないかと疑われるようなシーンがあったと思います。そういった判定がどうであれ、優勝がかかるような試合であれば、そうしたシーンはクローズアップされ、判定に関するディスカッションがあってもいいのではないかと思います。もちろん、過去の判定に対してとやかく言うつもりはないですが、そういった部分というのは、サッカーにおいて、結果に反映することはよくあります。1つのタイトル、1つの勝利には、いろんなものが影響を与えると思います。
私は今日は敗戦した監督としてこの記者会見で話をしていますが、私はやはり、レフェリーの方もこういった公の場で、そういった説明をしてもいいのではないかなと思っています。
レフェリーが、ある試合で大きなミスをすれば、ヨーロッパであれば家の外から出られないような状況になるのが普通でしょう。日本がまだそこまででないというのは、日本の環境が非常にいいということで、幸運なことだと思います。
今日は残念ながら敗戦しましたので、そういった話も、あまり聞こえのいいものにはなりませんが。ただ、我々のシーズンはまだ始まったばかりです。この敗戦は決してマイナスに捉えるものではありません。この敗戦であれば、我々はこのチームを引き続き前に進めていくことができます。
我々の狙いとしているところは出ていたと思いますし、昨シーズンと比べても、新しい戦術の取り組みを見られた、それが上手くいっていたゲームだったと思います」
(すぐにACLのゲームが待っています。前の試合と今日の試合をどのように活かして、次の試合で勝利しようと考えていますか?)
「非常に難しい質問です。チームは連敗し、非常に厳しい結果を見せつけられています。両試合とも小さい部分で失点して負けています。水原のゲームでは相手の上げたクロスがDFに当たって方向が変わってゴール。2失点目も相手の意図したようなセットプレーでなかったと思いますが、ゴール前1m位のところでこぼれてきたボールを触られて失点してしまいました。今日もセットプレーで失点しましたが、ああいったちょっとした部分、小さなミスがすべて失点につながるような状況に陥ると、選手たちは必要以上に神経質になるものです。
ドイツ・ブンデスリーガでは、ボルシア・ドルトムントは4節前まで最下位でした。ドルトムントに関しては、良いゲームをしながら0-1で負けてしまうような試合が続いていたと思います。そういう中では、サポーターのプレッシャー、あるいは選手のメンタル面でのプレッシャーは大きいものです。我々にはACLの第2戦がありますが、我々のグループは決して簡単なグループとは言えないでしょう。次に対戦するブリスベン・ロアーはアジアチャンピオンであるオーストラリアのチームです。また、この間対戦した水原の韓国は、AFC アジアカップ2015 オーストラリアではオーストラリアと決勝を戦った、2強の国です。
我々にもそういったプレッシャーはあると思います。ただ、私自身は、選手たちにはそういったプレッシャーをはねのけるだけの力は十分にあると思います。我々に必要なのは1つの勝利であり、それによって、選手たちが再び確固たる自信を持ってプレーすることにつながると思います。
私は自分の選手をよく知っています。彼らは厳しい状況の中でも、すべての力を注いでそのプレッシャーをはねのけてくれると思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】