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リーグラスト3、ホームで厳しい結果に
23日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムでJリーグ第32節、川崎フロンターレとの一戦を戦った。レッズは埼スタに詰めかけた45,607人のファン・サポーターの声援をバックに戦ったが、1-3で敗れた。
レッズは啓太が出場停止明けでボランチに入り、柏木が2シャドーの一角を務めた。梅崎がベンチスタートとなり、他は前節のベガルタ仙台戦と同じメンバーでスタート。スタンドを埋めたファン・サポーターによって赤白黒のレッズカラーで彩られた中を入場し、『We are REDS!』のコールが響き渡るピッチで14時4分に川崎ボールでキックオフされた。
キックオフ直後から両チームともに相手ボールへの積極的なプレッシングを見せたこともあり、ボールが落ち着かない展開が続いた。だが、レッズはその中でも後方から丁寧なビルドアップを見せていく。10分には中央で前を向いた興梠から左前方の柏木へパスが通ると、柏木がダイレクトでゴール前に返し、そこに3人目の動きで原口が走り込んだ。わずかにボールは合わなかったが、攻撃のアイディアが噛み合った動きを見せた。
しかし、12分にレッズは先制点を奪われる。中村が蹴った右コーナーキックを中央のジェシに頭で合わせられて失点。1点を追う展開となった。
ビハインドを背負ったレッズは積極的に同点ゴールを狙う姿勢を見せていく。2シャドーの原口や柏木がうまくボールを受けて前を向いてリズムを作ると、右サイドでフリーになる場面が多い平川を効果的に使い、クロスが何本も入った。中央からも柏木のスルーパスから興梠が抜け出しかかった場面や、原口のミドルシュートなどチャンスは作ったが、得点には至らない。
前半終了間際には自陣でのパスが乱れて大久保に決定的なチャンスを与えてしまったが、シュートはポストに救われて0-1で前半を折り返した。
後半立ち上がりから同点ゴールを目指して積極的な攻撃を見せるレッズは、57分に同点に追いつく。原口が左サイドからドリブル突破を仕掛けると、並走していた槙野の前にボールがこぼれ、右足でファーサイドに流し込んだ。ミシャ監督はここで平川に代えて関口を入れ、勝ち越しゴールへ向けて攻撃姿勢を強める。
しかし直後の59分、相手左サイドから突破を許してゴール前へグラウンダーのクロスが入ると、クリアしようと必死に伸ばした槙野の足に当たってボールはゴールへ。再度のビハインドを背負う展開になった。
レッズはコーナーキックのこぼれ球から柏木が上げたクロスに阿部がダイビングヘッドで合わせる場面や、関口の低いクロスに興梠が飛び込む場面など、惜しいチャンスは多いものの1点が遠い。70分には宇賀神に代えて梅崎をピッチへ送り込み、攻撃姿勢を強める。
いくつかのカウンターのピンチでも山岸や那須など守備陣が体を張ってゴールを守り、84分には森脇に代えて山田直をピッチに送り込んで必死でゴールを目指していく。しかし90+1分、前がかりになった裏のスペースに大久保に抜け出されて失点。試合はこのまま1-3で終了した。
次戦は第33節・サガン鳥栖戦となる。試合は11月30日(土)、14時に敵地・ベストアメニティスタジアムでキックオフされる。
【鈴木啓太】
(追いつくために前がかりになった面もあるのでは?)ゴールを奪いに行く中で、特に前がかりになったという感じはしませんが、映像を見てみないと分かりません。僕はバランスを持ってやれていたと思います。2点目を取られたから仕方なく前がかりになってのカウンターというのはありましたが、それ以外ではそうではなかったと思います。
今日のゲームに関して言えば、サイドがあいていたのでできる限りサイドへ展開する形の中でチャンスを作ろうと思っていましたし、チームとしてはできていたと思います。ただ、ゴールが入らなかっただけなのかなと思います。
(優勝争いのプレッシャーを感じた部分は?)こういった何かが懸ってくる試合の中での一つ一つのプレーは、ある種、選手のクオリティの部分だと思います。例えば気持ちが入り過ぎているのであれば、それをコントロールできるかという事でもあります。相手のプレッシングのスピードもあるので一概には言えませんが、多少の力みもあったのかなとは思います。
基本的には、相手のやってきたことに自分たちがコントロールされることはあまりないと思います。僕たちの見方で言えば、本当に1本のパスが1メートル、2メートルのズレというラストパスのところまでいけていたので、崩せていたとは思います。相手がどうというよりは自分たちの精度であったり、相手が変えてきたときの自分たちの変化であったりということを、特に2点目を取られてからできれば良かったと思っています。
(残り2戦に向けては?)2戦というか、次の鳥栖戦で勝つことでしか自分たちには望みがありません。今日のフロンターレ戦もそうやって戦って残念な結果でしたが、続けることです。今日の形も何本かいいものが出ていたし、悪くなかったと思います。前半のボールを奪い返すスピード感も良かったと思いますし、内容としては悪くなかったと感じています。僕たちの感覚としては1-3になるようなゲームではなかったと思います。
ただ、いくらそういう感覚であったとしても、勝ち点3を取ることがすべてだと思いますし、そこを取れないことに自分たちの力不足も感じます。ただ自分たちが目指すところは、自分たちがやってきた道を変えて勝つということではなく、自分たちの進むべき道ややってきた道を貫いて勝つことだと思います。そこはブレることなくやっていきたいと思っています。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは啓太が出場停止明けでボランチに入り、柏木が2シャドーの一角を務めた。梅崎がベンチスタートとなり、他は前節のベガルタ仙台戦と同じメンバーでスタート。スタンドを埋めたファン・サポーターによって赤白黒のレッズカラーで彩られた中を入場し、『We are REDS!』のコールが響き渡るピッチで14時4分に川崎ボールでキックオフされた。
キックオフ直後から両チームともに相手ボールへの積極的なプレッシングを見せたこともあり、ボールが落ち着かない展開が続いた。だが、レッズはその中でも後方から丁寧なビルドアップを見せていく。10分には中央で前を向いた興梠から左前方の柏木へパスが通ると、柏木がダイレクトでゴール前に返し、そこに3人目の動きで原口が走り込んだ。わずかにボールは合わなかったが、攻撃のアイディアが噛み合った動きを見せた。
しかし、12分にレッズは先制点を奪われる。中村が蹴った右コーナーキックを中央のジェシに頭で合わせられて失点。1点を追う展開となった。
ビハインドを背負ったレッズは積極的に同点ゴールを狙う姿勢を見せていく。2シャドーの原口や柏木がうまくボールを受けて前を向いてリズムを作ると、右サイドでフリーになる場面が多い平川を効果的に使い、クロスが何本も入った。中央からも柏木のスルーパスから興梠が抜け出しかかった場面や、原口のミドルシュートなどチャンスは作ったが、得点には至らない。
前半終了間際には自陣でのパスが乱れて大久保に決定的なチャンスを与えてしまったが、シュートはポストに救われて0-1で前半を折り返した。
後半立ち上がりから同点ゴールを目指して積極的な攻撃を見せるレッズは、57分に同点に追いつく。原口が左サイドからドリブル突破を仕掛けると、並走していた槙野の前にボールがこぼれ、右足でファーサイドに流し込んだ。ミシャ監督はここで平川に代えて関口を入れ、勝ち越しゴールへ向けて攻撃姿勢を強める。
しかし直後の59分、相手左サイドから突破を許してゴール前へグラウンダーのクロスが入ると、クリアしようと必死に伸ばした槙野の足に当たってボールはゴールへ。再度のビハインドを背負う展開になった。
レッズはコーナーキックのこぼれ球から柏木が上げたクロスに阿部がダイビングヘッドで合わせる場面や、関口の低いクロスに興梠が飛び込む場面など、惜しいチャンスは多いものの1点が遠い。70分には宇賀神に代えて梅崎をピッチへ送り込み、攻撃姿勢を強める。
いくつかのカウンターのピンチでも山岸や那須など守備陣が体を張ってゴールを守り、84分には森脇に代えて山田直をピッチに送り込んで必死でゴールを目指していく。しかし90+1分、前がかりになった裏のスペースに大久保に抜け出されて失点。試合はこのまま1-3で終了した。
次戦は第33節・サガン鳥栖戦となる。試合は11月30日(土)、14時に敵地・ベストアメニティスタジアムでキックオフされる。
【鈴木啓太】
(追いつくために前がかりになった面もあるのでは?)ゴールを奪いに行く中で、特に前がかりになったという感じはしませんが、映像を見てみないと分かりません。僕はバランスを持ってやれていたと思います。2点目を取られたから仕方なく前がかりになってのカウンターというのはありましたが、それ以外ではそうではなかったと思います。
今日のゲームに関して言えば、サイドがあいていたのでできる限りサイドへ展開する形の中でチャンスを作ろうと思っていましたし、チームとしてはできていたと思います。ただ、ゴールが入らなかっただけなのかなと思います。
(優勝争いのプレッシャーを感じた部分は?)こういった何かが懸ってくる試合の中での一つ一つのプレーは、ある種、選手のクオリティの部分だと思います。例えば気持ちが入り過ぎているのであれば、それをコントロールできるかという事でもあります。相手のプレッシングのスピードもあるので一概には言えませんが、多少の力みもあったのかなとは思います。
基本的には、相手のやってきたことに自分たちがコントロールされることはあまりないと思います。僕たちの見方で言えば、本当に1本のパスが1メートル、2メートルのズレというラストパスのところまでいけていたので、崩せていたとは思います。相手がどうというよりは自分たちの精度であったり、相手が変えてきたときの自分たちの変化であったりということを、特に2点目を取られてからできれば良かったと思っています。
(残り2戦に向けては?)2戦というか、次の鳥栖戦で勝つことでしか自分たちには望みがありません。今日のフロンターレ戦もそうやって戦って残念な結果でしたが、続けることです。今日の形も何本かいいものが出ていたし、悪くなかったと思います。前半のボールを奪い返すスピード感も良かったと思いますし、内容としては悪くなかったと感じています。僕たちの感覚としては1-3になるようなゲームではなかったと思います。
ただ、いくらそういう感覚であったとしても、勝ち点3を取ることがすべてだと思いますし、そこを取れないことに自分たちの力不足も感じます。ただ自分たちが目指すところは、自分たちがやってきた道を変えて勝つということではなく、自分たちの進むべき道ややってきた道を貫いて勝つことだと思います。そこはブレることなくやっていきたいと思っています。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】