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坪井慶介 練習後コメント

9日午前、大原サッカー場でのチームトレーニング後、今シーズン限りでの契約満了が発表された坪井慶介が報道陣からの取材に応じた。



(今の心境は?)
「ある程度、自分の中で色々な考えがありましたし、長くやってきているのでなんとなくそういうものも感じ取っていましたので、普通に受け入れられました」

(今後については?)
「チームには伝えてありますが、現役を続ける方向でいます。チームも優勝争いをしていますし、集中力を切らさずにやっていきたいと思います。必要としてもらえるチームに行きたいと思っています。年齢的な難しさもあるとは思いますが、必要としてもらえるチームで続けるのがベストだと思っています」

(現役を続ける上で、生かしていきたいことは?)
「まず自分にできることは守備ですから、それを最大限にやっていきたいと思います。いつどのような状況になっても良いように、ここでのトレーニングが全てだと思いますから、まずはそれをしっかりやっていきたいと思います。自分が何か特別なものを持っていて、特別な影響力があるとは思っていないので、自分にできることを全てやっていきたいと思っています」

(チームから話を受けた後に相談した相手は?)
「家族です。家族も現役を続けるのが当然だと思っていたので、議論にはなりませんでした」

(今シーズンは出場機会が少ない中、どのような思いで過ごしてきた?)
「もちろんプロの選手としてここにいる以上は、ピッチに立てないことを非常に悔しく思っていましたが、このチームで自分が与えられた役割は、ピッチに立つ以外にもあるのではないかと感じながら過ごしていました。これまで自分が試合に出ているときに、出られなかった選手が数多くいます。こういう思いをしているのは今の自分だけではないですし、多くの選手がそういう思いで戦ってきたはずです。自分だけがこういう思いをしているのではないと言い聞かせてやってきました」

(レッズでの思い出は?)
「ありがたいことに13年もここでプレーさせてもらっているので、思い出があり過ぎて何か1つ、2つというのは難しいです。最初にタイトルを獲ることができたヤマザキナビスコカップ決勝(2003年)や、1年目(2002年)のナビスコカップ決勝は思い出になっています」

(印象に残っている試合は?)
「考えないとなかなか出てこないですね。良かった部分も悪かった部分もあります。足を痛めているのに試合に出て、開始してすぐにまたケガをして、前半で何失点もして負けてしまった試合もありました。まずはチームに迷惑を掛けてしまった試合が思い浮かびます」

(チームメートの中で特別な関係だったと思える選手は?)
「長い、短いはあっても一緒にやってきた選手が数多くいるので、誰かこの選手というのは難しいです。あえて一人挙げるなら、平川(忠亮)とここで一緒にできなくなるのは寂しいです。今シーズン限りだということは、発表の少し前に彼には伝えました。彼からは『まだやるでしょ』という普通の答えが返ってきました(笑)」

(この監督に出会ってサッカー人生が変わったと思える監督は?)
「ほとんど外国人監督だったので、堀さんですね(笑)。外国人ではやっぱり1年目のオフト監督と今のミシャ監督だと思います。オフト監督にはサッカーに取り組む姿勢を教えてもらったと思います。ミシャ監督が来る前年度に僕はほとんど試合に出ていなかったのですが、ミシャ監督のサッカーは非常に魅力的で、やりがいのあるものと感じていました。この監督の下で試合に出られなくなるなら、それは受け入れられるものだと思っています。そういった意味で、オフト監督とミシャ監督に出会えたのは大きかったと思います」

(2011年のシーズン終盤にベテランがチームを支えたという印象が強いが?)
「やっている選手は、やるのは当然です。周りの方がそう思ってもらえるのであれば、僕としては嬉しいことです。実際にそのときにプレーしていた選手で『俺たちがいたからだ』と思っている選手はいないと思いますし、それは特に長く在籍すればするほど、特別ではない普通のことだと思っています」

(自身にとってレッズとは?)
「よくファミリーだという表現がありますが、家族といるよりも長い時間を過ごしているかもしれないので、それ以上のものになっていたのかもしれません。今の時点で表現するのは難しいです」

(残りのシーズンに向けての思いは?)
「チームとして今シーズン優勝することが全てだと思います。ピッチに立つかどうかは関係なく、浦和レッズの選手として最後になりますから、優勝のために全てを尽くしたいと思います」

(ファン・サポーターへ向けてメッセージを)
「長い間、共に戦ってきてくれたことに感謝しています。苦しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、楽しいことを色々と共に味わってきたので、言葉で言うのは簡単ではないのですが、全てを踏まえた上で一言ということであれば、『ありがとう』という言葉しか思い浮かびません」



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