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宮崎キャンプはいいスタートが切れた(柱谷GM)

新体制のもと、宮崎での1次キャンプが終了した。柱谷幸一GMが1次キャンプの成果、そのほか選手の契約期間、内定が決まったマゾーラ選手、都築選手の引退について語った。

(新体制がスタートして、チーム作りとチームの方向性についての印象は?)
「一言でいうと、まず選手たちがすごく明るいです。コーチングの声もすごく出ていて、自分たちでゲームを進めていくという自主性を感じます。何かの指示を待っているとか、求めているというのではなく、自分たちでやらなければいけないという雰囲気がチームに出ています。当然、そこはペトロがいいマネジメントをしているからだと思います。練習でも非常にメリハリがあります。
フィジカルトレーニングをやるところはしっかりやる。フィジカルトレーニングでもボールを使うことにより、無意識にしっかり走っています。鹿屋体育大学との練習試合では、これまでベースとしてきたポゼッションからプラスして、サイドチェンジを意識させ、広いスペースを使い、1対1で積極的にドリブルで勝負させていました。それと、カウンターや、ロングパスを使った縦へのフィードもあり、短いパスと長いパスをうまく使いながらゴールに向かってプレーする、という意識を感じとることができています。
それから、これはどうしてもこの場で言っておきたいことなのですが、我々が宮崎でキャンプを実施していた間、鳥インフルエンザや霧島山系新燃岳の噴火で、宮崎県内は大変な事態に見舞われました。にもかかわらず、宮崎県や宮崎市の方々、練習場の方々、ホテルの方々など、多くの地元の方々が、笑顔で、懸命に我々をサポートし続けてくれました。あらためて感謝したいと思います。宮崎県民の皆様がこの難局を乗り越えてくれることを心から願っていますし、我々がいい成績を残すことで、お世話になった人たちに少しでも恩返ししたいと思います」

(ペトロヴィッチ監督は勝負にこだわる姿勢をさまざまな形で見せているように感じますが?)
「ミニゲームでも、シュートのトレーニングでも、必ず勝負というものを取り入れて、負けた方にはランニングが待っているというようなやり方をしています。練習試合の前のミーティングでも、『練習試合だから、いいよ』というようなことは絶対に許さないと言っています。私はそういうキャラクターじゃない、絶対に、どんなゲームでも勝たなくてはいけない、今日のゲームも同じだ、と言って練習試合に選手を送り出していました。その勝負へのこだわりは、徐々に選手たちにも浸透していくと思います」

(大原に戻って1週間ほど調整し、指宿キャンプとなりますが、今後のチーム作りについてはどういうところを期待しますか?)
「この宮崎キャンプはフィジカルトレーニング主体でしたが、これから徐々に、11人でどう戦っていくかなど、練習試合も入れながらやっていく予定です。
U-22の選手たちは中東遠征に行きますが、代表選手が合流して選手がそろうと、チームとしての本当の戦い方をしっかり作っていく時期になると思います」

(日本代表の柏木、永田、オーストラリア代表のスピラノビッチの合流は?)
「日本代表は素晴らしい戦いを見せてくれたと思います。柏木と永田は少し休ませて、その後合流させると、監督は考えていると思います。スピラノビッチも同じですが、昨年末、ケガで出ていなかったので、それより少し早い合流になるかもしれません。3人とも代表に行って、多くの試合に出場しているわけではないですが、そういう真剣勝負の舞台で闘っているチームにいるというのはすごくいい経験になっていると思いますし、それを帰ってきてからレッズの中で生かしてほしいと思っています」

(次に選手の契約期間について聞きます。海外チームへの移籍が増え、それも移籍金なしでクラブが育てた選手が移籍することが多くなっている状況にありますが、この点についてどのように考え、対策などを考えていますか?)
「昨年、阿部が夏のウインドーでイングランドに移籍し、細貝が冬のウインドーでドイツに移籍していきました。それも、ほとんど移籍金ゼロに近い形でした。何らかの形で違約金、移籍金を残していってくれるような話し合いをしていかないといけないと思っています。その中で、契約交渉を早め早めに行ない、複数年の契約を結んでいきたいと思っています。ただ、絶対に海外に行かせないということではありません。その選手にとって、海外で成功できるような状況で送り出してあげたいと思っています。適正な金額の違約金をウインドーごとに設定する方法を導入することによって、できるだけ複数年で、クラブの中でまず結果を残してもらえるような契約を結んでいきたいと思います。勿論それは、選手の状況によって戦略的に考えていくことになります。契約期間などについても、クラブの方から、できればどんどん発信していって、今どういう状況なのかというのを知ってもらうということも大事だと思っているところです」

(では、具体的に契約を更新した選手は?)
「山田直輝と高橋峻希については、複数年という形で新たに契約を結び直しました。直輝と峻希は2014シーズンの終了まで契約を更新しました。それぞれのウインドーで、現実的な数字で違約金を設定しました。そのくらいの数字で外からのオファーがこないと、そのクラブにとって本当に必要な選手ではないと思いますし、まずはレッズで活躍してもらって、それから海外で飛躍してもらいたい、そういう思いもある中で契約を延長しました」

(ブラジルのサンパウロFCからマゾーラ選手の獲得が内定しましたが、マゾーラ選手の獲得の経緯や狙いなどは?)
「昨年からずっと調査をしていて、獲得候補の一番手に挙げていた選手です。ポジションはFW、トップ下、中盤のサイドでプレーをすることができ、左利きです。突破力があり、得点能力もある選手です。左利きの選手が少ない中で、貴重な戦力になってくれると思っています」

(都築選手が引退を表明しましたが?)
「先日までユースと一緒に練習しながら、移籍先を模索していたところです。残念な気持ちはありますが、本人の意思を尊重しないといけないと思っています。都築は、レッズに対し、多くの貢献、大きな功績を残してくれた選手です。
Jリーグの規定で引退試合はできませんが、クラブとしてセレモニーのようなことを考え、浦和レッズから次のステージへ送り出してあげたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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