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監督交替について、淵田代表、山道強化本部長

30日、トレーニングマッチ終了後、淵田敬三代表と山道守彦強化本部長が、ミハイロ ペトロヴィッチ監督の契約解除と堀 孝史監督就任について、メディアからの質問に答えた。


(いつ、契約解除を決めたのか?)
淵田敬三代表
「ミシャ監督が、5年半にわたって、本当に浦和レッズを支えてくれた、今のレッズの基盤を作ってくれた大功労者だと思っていますし、感謝してもしきれないくらい、ありがたいと思っています。

我々は、チームが少し調子が悪くなってきたところから、クラブとしてもいろいろなサポートをしていこうということで、監督ともいろいろな話をしながらきました。その中で昨日の試合結果、というわけではなく、その間のいろいろな状況を見ていると、クラブとして受け止めていかないといけないということを感じました。そのため、昨日、試合が終わったあとに、浦和に帰ってきた後、クラブの幹部を集めて、今日の未明まで、これからのことについて議論しました。そして、ミシャ監督が作ってきたものを本当にリスペクトするし、我々もそれを継続していかなければいけないと強く思うんですけど、今の現状を打開するのには、新しいことにチャレンジしていかないといけないという結論に至りました。未明の2時くらいまで議論し、今日の朝、ミシャ監督には来ていただいて、話をさせていただきました。

今言ったようなことも、監督には申し上げました。我々のある意味、中興の祖とも言える方なので、リスペクトしながら、我々は次のステージにチャレンジしていきたいと考えています」

(その話をしたとき、ミシャ監督はどういう感じだったか?)
淵田代表
「彼も、サッカー界で長い方なので、淡々と聞いていましたし、ミシャ監督からは非常に、我々に対して温かい言葉というのがありました。むしろ、今の状況からしたら、クラブとしての結論を受け止める、というような形でお話をいただきました」

(昨日の試合結果ではなく、いろいろなことで、と言っていたが、数字が悪くなってきた中で、どの部分を一番変えていかないと考えたのか?)
山道守彦強化本部長
「4月下旬の大宮戦以降、勝ち星がなかなか得られず、失点が多い試合が増えていく中で、敗戦が続く状況でした。1試合1試合、検証のコミュニケーションをとりながら改善を進めていたのですが、札幌戦の試合内容とここまでのことを見たとき、昨日の未明、幹部の人たちと共に、ここで判断すべきではないかという結論に至りました。

ですので、昨日の試合がどうこうというよりは、やはり、12試合でご承知の通り、3勝1分8敗で来て、我々の目標とするところに対して結果が伴わない中で、内容も含めて改善の兆しがあまり見られなかったということで、1試合1試合検証しました。そして、最終的に昨日の試合後の時点で、新しい風というか、新しいものを取り入れなかったら、ACL、ルヴァンカップ、我々の目指す4つのタイトル、スルガカップも含めて、5つのタイトルを勝ち抜けないのではないか、と考えました。

僕はミシャ監督と共に、J2に落ちそうなときから共に協力してやってきました。仲間としては、本当に苦渋の選択ですけど、ここは何かを変えて、5年半の間ミシャの指導の下で一緒に歩んできて、経験も培ってきた堀さんに任せて、もう1回、今の現状を打破して、改善して、やっていってもらいたいといった形です」

(後任に関しては、堀監督は長期的に考えているのか、当面今シーズン、ということなのか、その辺の展望については?)
山道強化本部長
「今シーズンだけ、ということは考えていません。ただ、当然こういう世界ですし、我々が目指している目標のことを考えたら、長期で今からやります、ということはなかなか言いづらいと思います。ただ、この状況で、この環境下で、このシチュエーションの中で請けていただく、ということもあります。そして僕らは彼を信頼しているから監督に就任していただくので、スパンのことは、今シーズンというよりは、ある程度のスパンを考えています」

淵田代表
「ミシャさんのサッカーを、我々は基本、継続していきたい。それに対して、修正すべきところは修正していく。こういうことができるのは、やはり堀さんだと思うんです。彼は育成に対する見方もしっかりしているし、そういった人が将来にわたって、新しい浦和レッズのサッカーのステージを作っていってもらうということも、期待してもいいのかなと思っています」

(ミシャ監督のコメントの中で『Jリーグでの優勝はやや難しい状況になった』とあったが、クラブとしては、そこについてどのように考えているのか?)
淵田代表
「厳しい状況には変わりないと思いますけど、我々がいつも申し上げている通り、我々の目標は本当に、タイトルはタイトルですけど、まずはACLに出ること、そこは捨てた訳じゃないと思っています。先ほど山道が言いましたように、ACLも残っていますし、ルヴァンカップも、天皇杯も残っています。一生懸命、目標通りに、しっかりスクラムを組んで、チーム一丸となって戦っていきたいと思っています」

(タイミングとして、さいたまダービーの前、ということは多少影響したのか?)
山道強化本部長
「そこはあまりこだわっていません。この1戦1戦、ずっと調子が悪くなってきた中での、明確に何試合とは言いませんけど、どこかを改善しなくてはいけないのかというところでの改善に対して結果とのかけ算というか、そうしたことで判断しました。札幌戦までの流れの中で選択をしなくちゃいけない、決断をしなくちゃいけないという、純粋にそれだけです」

(国内外を含めて、新しい選手を獲得することが可能だが、そういう予定は?)
山道強化本部長
「ウインドウは、8月の中旬の週の水曜までに入れればいいので、やれる範囲のことの模索は継続してやっています。それは当然のことながら、我々が少しうまくいっていないところ、そういうところをいくつかリサーチして、模索するのは、継続しています」

(ミシャ監督は非常に選手からの信頼が厚かった監督だと思うが、選手に対してのメンタルケアや、選手の動揺については?)
山道強化本部長
「いろいろな、メディカルチームとか、我々としても、今もダウン組に対しては私の方も話をしました。そこは打破していかなくてはいけない、ひとつのことだと思っています。いろいろなサポートもしながら、伝えたのは、『ミシャに感謝しつつ、ピッチで結果を出していかなくちゃいけないんだぞ、俺たちは』ということは、強く言っています。そこは選手個々がそれを胸に秘めて、メンタル云々よりもそれを越えて、ピッチで活躍して、ミシャに御礼を申し上げなくちゃいけないし、ファン・サポーターの期待に応えなくちゃいけない立場にいると、選手たちは理解していると思います」

淵田代表
「クラブとしても、こういう厳しい状況の中、各部門の一人一人が、チーム、選手に対して何ができるのかを問いかけながら、みんなで新しい体制を盛り上げていきたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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