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第1節 vs仙台「開幕戦はスコアレスドロー」

23日、浦和レッズはユアテックスタジアム仙台で、明治安田生命J1リーグ 第1節、ベガルタ仙台戦に臨んだ。

レッズは再三チャンスを作り出すもゴールは奪えず、リーグ開幕戦を0-0のスコアレスドローで終えた。

オズワルド オリヴェイラ監督は、FUJI XEROX SUPER CUP 2019 川崎フロンターレ戦から、橋岡大樹に替えて山中亮輔をスターティングメンバーに起用。これにより、宇賀神友弥が右のワイドに入り、山中は左のワイドにポジションを取った。

試合序盤は、やや仙台にペースを握られたものの、マークの受け渡しやボールの取り所が落ち着き出した10分以降、エヴェルトンや柏木陽介がセカンドボールを回収し、レッズがポゼッションで優位に立っていく。

杉本健勇と興梠慎三は局面によって、どちらか一方が1.5列目に下がってボールを引き出し、空いたスペースに長澤和輝が入るなどして、流動性を持って相手DFラインを撹乱していく。左のワイドに入った山中は、効果的な溜めを作りながら攻撃の起点となると同時に、クロスや中央へ切り込むドリブルで攻撃にアクセントを加えていった。

長短のパスを織り交ぜながら、ギャップを使ってアタッキングサードでの崩しを狙うレッズだったが、出し手と受け手のラストパスのイメージが合わず、シュートシーンまでを多く作り出すことができず、前半を0-0で折り返した。

後半、立ち上がりから仙台が猛攻を仕掛けてくる。57分には、レッズの右サイドから関口訓充にフリーでクロスを上げられ、長沢 駿に強烈なヘディングシュートを枠に飛ばされてしまう。ここは西川周作が好セーブを見せるも、相手に決定機を作らせてしまう。

59分、レッズも反撃に出る。長澤のクロスを山中が折り返し、最後はエヴェルトンが左足を振り抜くも、これはゴールの上に逸れた。試合は少しずつ動き出し、互いに勢いのある攻撃からフィニッシュまで至る回数が増えていった。

73分、オズワルド オリヴェイラ監督は、長澤に代えてマルティノスをピッチに送り出す。77分には宇賀神のクロスから杉本が頭で折り返し、マルティノスがシュートを放つもシュートは枠を捉えられない。

83分、興梠に代えてアンドリューが投入される。ゴールに向かってギアが一段上げられ、その後もチャンスを作りあげたレッズだったが、あと一歩のところでゴールは奪えず、リーグ開幕戦を0-0のスコアレスドローで終えた。

次戦は3月2日(土)16時から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第2節 北海道コンサドーレ札幌戦となる。

【柏木陽介】
(リーグ開幕戦となったが?)
「川崎フロンターレ戦よりは自分たちのやりたいことがある程度できました。ただ、川崎戦同様、フィニッシュまでいくところが足りなくて、もっとシュートを打つなど、積極性を出さないとゴールは生まれないと感じました。攻守に渡って切り替え早く、ミスも少なくプレーできていたことはポジティブに感じています。ただ、点を取らないと勝てないのがサッカーなので、そこをもっと突き詰めてトレーニングしていきたいです」

(フィニッシュまでのイメージは?)
「ボールをつなぐところはみんなが流動的に動きながらできていたと思います。ボールが入った後のサポートが少なかったり、個人的にも仕掛けていくところが少なかったと感じます。リスクを負わないと得点は生まれないので、その辺りを意識して準備していきたいです」

(次はホーム開幕戦となるが?)
「ミシャ(ミハイロ ペトロヴィッチ監督)のサッカーは分かっているつもりですし、負けないようにしっかり戦いたいです。自分たちはどんどん尻上がりに良くなっていくと信じていますし、オリヴェイラ監督はそういったサッカーをしてきた人だと思います。どんどん調子を上げて、たくさんのファン・サポーターの前で勝利をプレゼントできたらと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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