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第9節 vs 清水「興梠の平成ラストゴールで白星締め」
28日、浦和レッズはIAIスタジアム日本平で、明治安田生命J1リーグ 第9節 清水エスパルス戦に臨んだ。
オリジナル10の2クラブが激突した『平成』を締めくくる一戦。レッズは73分にマウリシオ、アディショナルタイムに興梠が平成ラストゴールを叩き込み2-0で勝利を飾った。
AFCチャンピオンズリーグ2019(ACL) グループステージ MD4 全北現代モータース戦から中3日。オリヴェイラ監督は前の試合からスターティングメンバーに変更を加えず、GK西川周作、DFラインに鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに森脇良太(右)と山中亮輔(左)、セントラルミッドフィルダーにエヴェルトン、青木拓矢、長澤和輝を配し、武藤雄樹と興梠慎三の2トップという布陣で試合をスタートさせた。
試合は序盤、お互いに相手の出方をうかがうように、ゆったりとしたテンポで推移していった。レッズは最終ラインでボールをつなぎながら攻撃の起点を探っていくも、清水の選手たちは深追いせずにコンパクトな守備陣形を保っていたため、なかなかギャップを作り出せずにいた。
逆に自分たちのミスからショートカウンターでピンチを招くシーンもあったが、鄭 大世に対しては槙野がハードに身体を寄せて自由を与えなかった。またショートカウンターで北川航也や金子翔太に前を向かれ、やや怖さを感じる攻撃を受けるシーンを作られたが、集中した守備陣が決定機を作らせない。
レッズは徐々にサイドチェンジを起点に攻撃の形を作り出していった。主に森脇のサイドで攻撃を組み立てながら逆サイドの山中をフリーにし、サイドチェンジでボールを受けた山中は低位置から興梠や武藤を狙って鋭いアーリークロスを供給していく。ゴールこそならなかったが、選手間のイメージは少しずつ噛み合っていった。
0-0で迎えた後半、立ち上がりからレッズは清水の猛攻に晒されるも西川を中心に相手の攻撃を弾き返すと、55分には興梠を狙った山中のクロスのセカンドボールを鈴木が拾い、最後はエヴェルトンがペナルティーエリア手前中央からシュートを放つもゴールならず。
前半と比較して明らかに『ゴール』への意思がゲームに表れ出し、両チームとも積極的にシュートを放っていった。61分、清水は鄭 大世に代えてドウグラスを投入し、攻撃のギアを一段上げてくる。槙野はここでも強さを発揮し、ドウグラスにも自由を与えなかった。
72分、オリヴェイラ監督は武藤に代えて汰木康也を投入すると、直後にゲームが動く。山中のクロスを興梠が胸で収めてそのままシュートを放つと、GK六反に一度は防がれるもこぼれ球をマウリシオが押し込みレッズが先制に成功した。
85分には長澤に代えて柴戸 海が投入される。中盤で激しいデュエルが繰り返される中、柴戸は高い危機察知能力でピンチの芽を摘んでいった。
アディショナルタイムは6分。90+1分、山中に代えて岩波拓也がピッチに送り出され、清水の攻撃を最後の最後でかわしきると、90+7分にカウンターから汰木がドリブルで敵陣深くまで持ち上がり、ゴール前に走り込んだ興梠にパスを供給。興梠はボールを浮かせて落ち着いてゴールネットを揺らし、鮮やかなカウンターから平成ラストのゴールを決めて2-0で勝利を飾った。
次戦は5月3日(金・祝)14時4分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第10節 ジュビロ磐田戦となる。
【興梠慎三】
「過去の試合は1-0で勝っている状況で終えるという試合が多かったですけど、今日に関しては1-0で勝っていて、守備陣ががんばってくれて、追加点を取れたというのは、チームにとって非常にプラスだったと思います。後半の終わりぐらいに、ずっと押し込まれている状況の中、カウンターがきれいに決まりました。汰木からすごくいいボールが来たので、冷静に決められてよかったと思います」
(試合の入りはどのように意識していたか?)
「選手全員で、『前から行こう』と話していました。相手のセンターバックにうまく持たせないように、というのは心がけてやりました」
(お互いチャンスをうかがう展開の中、後半については?)
「もちろん、相手も疲れてくる中でスペースが空いてくると思いますし、そういうところをうまく突けたらいいなと思っていました。武藤とは『二人の関係で崩せたらいいね』と話していました。その中で、途中から入ってきた選手がいい活躍をしてくれたので、それはチームにとってプラスになるんじゃないかと思います」
(チームの1点目は興梠選手の見事なボレーから生まれたが?)
「ああいうチャンスはなかなかないですし、あれを決め切れればよかったんですけど、自分が打ったシュートをしっかり詰めてくれるというのは、そこに詰める選手たちのおかげだと思いますし、チーム全体で取ったゴールだと思います」
(2点目については?)
「相手が押し込んでくる状況の中でのカウンターでしたけど、うまく相手の裏を取って汰木からいいボールが来て、相手のGKが突っ込んでくるのが見えたので、チップキックでうまくゴールできたと思います」
(そのゴールが、平成最後のゴールとなったが?)
「それはあまり考えていなかったですけど、そのゴールに名を刻めたことはすごくうれしく思いますし、チーム全員に感謝したいと思います」
(今日の試合では、走り負けなかった、という印象があるが?)
「練習から、すごくハードな練習をしています。走りに関してはどこのチームよりもたくさんやっていると思いますので、そういうのが成果として出たのではないかと思います」
(次戦はリーグ4連勝をかけてのジュビロ磐田戦となるが?)
「ホームなので、今日みたいに前から行きたいと思いますし、攻撃に関しては課題がたくさん残る試合でしたので、そこをしっかりやって、もっと点を取れるようにがんばっていきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
オリジナル10の2クラブが激突した『平成』を締めくくる一戦。レッズは73分にマウリシオ、アディショナルタイムに興梠が平成ラストゴールを叩き込み2-0で勝利を飾った。
AFCチャンピオンズリーグ2019(ACL) グループステージ MD4 全北現代モータース戦から中3日。オリヴェイラ監督は前の試合からスターティングメンバーに変更を加えず、GK西川周作、DFラインに鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章、両ワイドに森脇良太(右)と山中亮輔(左)、セントラルミッドフィルダーにエヴェルトン、青木拓矢、長澤和輝を配し、武藤雄樹と興梠慎三の2トップという布陣で試合をスタートさせた。
試合は序盤、お互いに相手の出方をうかがうように、ゆったりとしたテンポで推移していった。レッズは最終ラインでボールをつなぎながら攻撃の起点を探っていくも、清水の選手たちは深追いせずにコンパクトな守備陣形を保っていたため、なかなかギャップを作り出せずにいた。
逆に自分たちのミスからショートカウンターでピンチを招くシーンもあったが、鄭 大世に対しては槙野がハードに身体を寄せて自由を与えなかった。またショートカウンターで北川航也や金子翔太に前を向かれ、やや怖さを感じる攻撃を受けるシーンを作られたが、集中した守備陣が決定機を作らせない。
レッズは徐々にサイドチェンジを起点に攻撃の形を作り出していった。主に森脇のサイドで攻撃を組み立てながら逆サイドの山中をフリーにし、サイドチェンジでボールを受けた山中は低位置から興梠や武藤を狙って鋭いアーリークロスを供給していく。ゴールこそならなかったが、選手間のイメージは少しずつ噛み合っていった。
0-0で迎えた後半、立ち上がりからレッズは清水の猛攻に晒されるも西川を中心に相手の攻撃を弾き返すと、55分には興梠を狙った山中のクロスのセカンドボールを鈴木が拾い、最後はエヴェルトンがペナルティーエリア手前中央からシュートを放つもゴールならず。
前半と比較して明らかに『ゴール』への意思がゲームに表れ出し、両チームとも積極的にシュートを放っていった。61分、清水は鄭 大世に代えてドウグラスを投入し、攻撃のギアを一段上げてくる。槙野はここでも強さを発揮し、ドウグラスにも自由を与えなかった。
72分、オリヴェイラ監督は武藤に代えて汰木康也を投入すると、直後にゲームが動く。山中のクロスを興梠が胸で収めてそのままシュートを放つと、GK六反に一度は防がれるもこぼれ球をマウリシオが押し込みレッズが先制に成功した。
85分には長澤に代えて柴戸 海が投入される。中盤で激しいデュエルが繰り返される中、柴戸は高い危機察知能力でピンチの芽を摘んでいった。
アディショナルタイムは6分。90+1分、山中に代えて岩波拓也がピッチに送り出され、清水の攻撃を最後の最後でかわしきると、90+7分にカウンターから汰木がドリブルで敵陣深くまで持ち上がり、ゴール前に走り込んだ興梠にパスを供給。興梠はボールを浮かせて落ち着いてゴールネットを揺らし、鮮やかなカウンターから平成ラストのゴールを決めて2-0で勝利を飾った。
次戦は5月3日(金・祝)14時4分から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第10節 ジュビロ磐田戦となる。
【興梠慎三】
「過去の試合は1-0で勝っている状況で終えるという試合が多かったですけど、今日に関しては1-0で勝っていて、守備陣ががんばってくれて、追加点を取れたというのは、チームにとって非常にプラスだったと思います。後半の終わりぐらいに、ずっと押し込まれている状況の中、カウンターがきれいに決まりました。汰木からすごくいいボールが来たので、冷静に決められてよかったと思います」
(試合の入りはどのように意識していたか?)
「選手全員で、『前から行こう』と話していました。相手のセンターバックにうまく持たせないように、というのは心がけてやりました」
(お互いチャンスをうかがう展開の中、後半については?)
「もちろん、相手も疲れてくる中でスペースが空いてくると思いますし、そういうところをうまく突けたらいいなと思っていました。武藤とは『二人の関係で崩せたらいいね』と話していました。その中で、途中から入ってきた選手がいい活躍をしてくれたので、それはチームにとってプラスになるんじゃないかと思います」
(チームの1点目は興梠選手の見事なボレーから生まれたが?)
「ああいうチャンスはなかなかないですし、あれを決め切れればよかったんですけど、自分が打ったシュートをしっかり詰めてくれるというのは、そこに詰める選手たちのおかげだと思いますし、チーム全体で取ったゴールだと思います」
(2点目については?)
「相手が押し込んでくる状況の中でのカウンターでしたけど、うまく相手の裏を取って汰木からいいボールが来て、相手のGKが突っ込んでくるのが見えたので、チップキックでうまくゴールできたと思います」
(そのゴールが、平成最後のゴールとなったが?)
「それはあまり考えていなかったですけど、そのゴールに名を刻めたことはすごくうれしく思いますし、チーム全員に感謝したいと思います」
(今日の試合では、走り負けなかった、という印象があるが?)
「練習から、すごくハードな練習をしています。走りに関してはどこのチームよりもたくさんやっていると思いますので、そういうのが成果として出たのではないかと思います」
(次戦はリーグ4連勝をかけてのジュビロ磐田戦となるが?)
「ホームなので、今日みたいに前から行きたいと思いますし、攻撃に関しては課題がたくさん残る試合でしたので、そこをしっかりやって、もっと点を取れるようにがんばっていきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】