Jリーグ第28節 vs大宮アルディージャ 前日のコメント

みなさんご存知の通り、ダービーというのは特別なゲームです。過去の結果を見ても、このダービーで我々はなかなか勝利をできていないという現状です。選手に対して特別なプレッシャー、あるいはモチベーションを上げるような言葉は必要ないと思います。私が何かを言わなくても選手たちは非常にモチベーション高く強い気持ちで明日の試合に臨むと思いますから、監督としてはそういった選手たちの気負いすぎる部分をコントロールしなければいけないというくらいの状況です。
私が率いてからのダービーというのは、選手たちがプレッシャーを感じているのか、少し怖がりながら慎重にプレーをしているのか分かりませんが、特に前半に本来のプレーが出せないことが多くあります。明日のゲームでは、特に感情の部分のコントロールをしっかりとやることが重要です。明日は非常にハードなゲームになるでしょう。フィジカルコンタクトの多い戦いになると思いますが、そういった1つ1つの競り合いで負けないこと、いかにセカンドボールをマイボールにしていけるかが明日のゲームで大切な要素です。
ここ2試合、我々は引き分けて勝てていないゲームが続いています。ラスト1プレーで失点した甲府戦や前節の湘南戦を受けて、次のゲームは何とか勝利したいという気持ちを選手たちは持っています。我々のホームでもありますし、たくさんのサポーターが応援に来てくれると思いますが、サポーターとともに全力で勝利を目指して戦いたいと思います。

【質疑応答】
（大宮にベルデニック監督がいないのが前回との大きな違いだが、それをどう捉えるか？）
このダービーという特別な試合に関しては、監督がどうこうというのは関係ないのかもしれません。ひとつ考えられることは、大宮と浦和がダービーを戦った時に、常によりプレッシャーが掛かっているのは浦和だということです。今週の練習を通して選手に働きかけてきたことは、負けたらどうしようと考えることはやめようということです。大事なことは、自分たちがこのダービーを楽しんで自分たちのサッカーをして全力を尽くすことです。もちろん選手にとってみれば、毎試合ホームで3万人から5万人のサポーターが来てくれる中で、負けたらどうしようということが頭をよぎることは分からなくはありません。ただ、我々はそういったことをできるだけ頭の中から忘れて、常にポジティブに考えて試合に集中し、自分たちのサッカーに全力を尽くすことを考えるべきです。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】