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「全員が戦った今日の気持ちは、次の戦いにつながる」ミシャ監督
Jリーグ第9節 vsベガルタ仙台 試合後のコメント
「我々にとっても仙台にとっても、思っていたとおり厳しいゲームになりました。ただやはり中2日、仙台は中3日、その差は大きかったなと思います。仙台は守備でそれほどコンパクトにしていなかったと思いますが、我々の方が、疲れからなのか、判断のところの精度が欠けていたかなと思います。選手たちは、非常に強い気持ちを持って最後まで戦ってはくれたと思います。リードした中で最後に追いつかれたのは残念ですが、こういった厳しい状況でも1ポイントを取れたということにはよしとしたいと考えています」
【質疑応答】
(2位で中断を終えたことはポジティブだと思いますが、中断期間ではどのようなところを向上させていきますか?)
「13節を終えて2位の順位はよしとする見方もあるでしょうが、私からすると、もう2,3ポイント多くて良かったのかなと思います。例えば大分戦、清水戦、ポイントを取らなければいけないところで取れていない試合もあります。ただ、今シーズンこれまでチームが見せたサッカーは、昨シーズンに比べても非常に進歩を見せていると思います。彼らが費やした13節の試合への力を考えれば、少しポイントが足りないような気もしますが、ただコレクトな成績だと考えています。
我々はリーグの13節を戦った中でACLも並行して戦いました。ACLのグループでも強いチームが集まり、その中で勝ち上がれるほどのポイントを取りましたが結果は違うものになりました。そうした中で、非常に厳しい戦い、3ヵ月を経験してきました。そう考えれば今の成績は良いと考えていいと思います。
過去、浦和はACLを優勝したときには10ポイントでグループステージを勝ち上がっているわけで、ただ残念ながら今シーズンに関しては、それでも勝ち上がれませんでした。
我々はさきほども言いましたが、ACL、リーグを戦う中でトレーニングの時間があまり取れませんでした。我々のサッカーには非常にトレーニングが大切で、それができないというのは、精度が出せないこともあると思います。中断期間には、十分にトレーニングする時間がありますので、今後安定してさらに良いサッカーを見せることができるための時間にしたいですし、23日からの中断明けの試合ではそうした部分が見せられるのではないかと思います」
(レッズはリーグの中でリスクを冒した良いサッカーをしていますが、ベガルタは、対策を練って、その結果決定機を作っていました。相手が対策を練ろうが、レッズはレッズのサッカーをしますね。それでも勝ちきるために、何が必要ですか?)
「正直なところ、我々にとっては、本来なら鳥栖、柏よりもやりやすい相手だと思います。今日はその2チームよりも多くスペースがありました。もしわれわれが今週の土曜日に仙台との対戦があれば、もしかして何も問題なく、勝利できたのではないかと思います。
例えば鈴木啓太、逆サイドは見えているんですが、疲労でプレーが遅くなって止められてしまう。原口は、ターンしてドリブルで相手をかわせるところで、ひっかかってしまう。疲労が、いつもできていることをできなくしていたように思います。
私の友人や知り合いから、私がノーマルな監督ではないといわれていることはわかっています。
私が指向するチームは常にチーム全体で戦う戦い方を選びます。監督業を初めて19年ですが、私が指導するチームは、コンセプトのもと戦うチームとなります。1人、2人、3人の選手で勝ち点を拾うような戦いはしません。それでは、大きな成功はおさめられないかもしれませんが、やり方を変えるには私は、年を取り過ぎているでしょう。
どのチームを率いても、私が率いるチームに対しては、いかに我々のやり方を防ごうかと、みんな対策を取ってくる。私が監督をしている中で、それは宿命的に感じているところです。
私は55歳です。やり方を変えるには遅すぎます。数年監督としてやりきれればそれで良いと思っています。私はこういったスタイルの監督がサッカー界にいるのは悪くないのではないかと思っています。サッカーの見方が広がってくれるのであれば、日本のサッカーにとっても良いことでしょう。
私はどちらかといえば極端なタイプの人間かもしれませんが、それは見る側にとっては悪くないと思います。私の良い部分、悪い部分をみて、何かを感じてくれればそれで良いと思います」
(疲労している中でも、全員が守備に手を抜かなかったというのは良い部分だと思いましたが、そのメンタル面の成長はどうですか?)
「ロッカールームに戻った後に選手に言ったことは、全員が戦った今日の気持ちは評価できると。勝利への気持ちは、1ポイントでしたが、次の戦いにつながると思います。それはポジティブにとらえています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「我々にとっても仙台にとっても、思っていたとおり厳しいゲームになりました。ただやはり中2日、仙台は中3日、その差は大きかったなと思います。仙台は守備でそれほどコンパクトにしていなかったと思いますが、我々の方が、疲れからなのか、判断のところの精度が欠けていたかなと思います。選手たちは、非常に強い気持ちを持って最後まで戦ってはくれたと思います。リードした中で最後に追いつかれたのは残念ですが、こういった厳しい状況でも1ポイントを取れたということにはよしとしたいと考えています」
【質疑応答】
(2位で中断を終えたことはポジティブだと思いますが、中断期間ではどのようなところを向上させていきますか?)
「13節を終えて2位の順位はよしとする見方もあるでしょうが、私からすると、もう2,3ポイント多くて良かったのかなと思います。例えば大分戦、清水戦、ポイントを取らなければいけないところで取れていない試合もあります。ただ、今シーズンこれまでチームが見せたサッカーは、昨シーズンに比べても非常に進歩を見せていると思います。彼らが費やした13節の試合への力を考えれば、少しポイントが足りないような気もしますが、ただコレクトな成績だと考えています。
我々はリーグの13節を戦った中でACLも並行して戦いました。ACLのグループでも強いチームが集まり、その中で勝ち上がれるほどのポイントを取りましたが結果は違うものになりました。そうした中で、非常に厳しい戦い、3ヵ月を経験してきました。そう考えれば今の成績は良いと考えていいと思います。
過去、浦和はACLを優勝したときには10ポイントでグループステージを勝ち上がっているわけで、ただ残念ながら今シーズンに関しては、それでも勝ち上がれませんでした。
我々はさきほども言いましたが、ACL、リーグを戦う中でトレーニングの時間があまり取れませんでした。我々のサッカーには非常にトレーニングが大切で、それができないというのは、精度が出せないこともあると思います。中断期間には、十分にトレーニングする時間がありますので、今後安定してさらに良いサッカーを見せることができるための時間にしたいですし、23日からの中断明けの試合ではそうした部分が見せられるのではないかと思います」
(レッズはリーグの中でリスクを冒した良いサッカーをしていますが、ベガルタは、対策を練って、その結果決定機を作っていました。相手が対策を練ろうが、レッズはレッズのサッカーをしますね。それでも勝ちきるために、何が必要ですか?)
「正直なところ、我々にとっては、本来なら鳥栖、柏よりもやりやすい相手だと思います。今日はその2チームよりも多くスペースがありました。もしわれわれが今週の土曜日に仙台との対戦があれば、もしかして何も問題なく、勝利できたのではないかと思います。
例えば鈴木啓太、逆サイドは見えているんですが、疲労でプレーが遅くなって止められてしまう。原口は、ターンしてドリブルで相手をかわせるところで、ひっかかってしまう。疲労が、いつもできていることをできなくしていたように思います。
私の友人や知り合いから、私がノーマルな監督ではないといわれていることはわかっています。
私が指向するチームは常にチーム全体で戦う戦い方を選びます。監督業を初めて19年ですが、私が指導するチームは、コンセプトのもと戦うチームとなります。1人、2人、3人の選手で勝ち点を拾うような戦いはしません。それでは、大きな成功はおさめられないかもしれませんが、やり方を変えるには私は、年を取り過ぎているでしょう。
どのチームを率いても、私が率いるチームに対しては、いかに我々のやり方を防ごうかと、みんな対策を取ってくる。私が監督をしている中で、それは宿命的に感じているところです。
私は55歳です。やり方を変えるには遅すぎます。数年監督としてやりきれればそれで良いと思っています。私はこういったスタイルの監督がサッカー界にいるのは悪くないのではないかと思っています。サッカーの見方が広がってくれるのであれば、日本のサッカーにとっても良いことでしょう。
私はどちらかといえば極端なタイプの人間かもしれませんが、それは見る側にとっては悪くないと思います。私の良い部分、悪い部分をみて、何かを感じてくれればそれで良いと思います」
(疲労している中でも、全員が守備に手を抜かなかったというのは良い部分だと思いましたが、そのメンタル面の成長はどうですか?)
「ロッカールームに戻った後に選手に言ったことは、全員が戦った今日の気持ちは評価できると。勝利への気持ちは、1ポイントでしたが、次の戦いにつながると思います。それはポジティブにとらえています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】