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「絶対に勝つという気持ちでカバーした」ミシャ監督
Jリーグ第4節 vs川崎フロンターレ後のミシャ監督コメント
「私のチームは今日、どうしても勝ちたい、そういうゲームでした。もちろん川崎というのは素晴らしいチームです。我々は立ち上がりから良い形で入れたと私は見ています。そんな中から我々は1-0でリードしたわけですが、もし前半に柏木陽介がもう1点取っていれば試合というのはまったく違った展開になったと思います。
ハーフタイムに選手に言ったことは、後半、我々がもう1点を取りにいかなくてはいけないということです。ただ、後半に入って、押し込まれる中で少し自陣の低い位置にいすぎたのかなという感じはします。ボールを奪ってから前に攻撃に出なくてはいけないのですが、そこで後ろから飛び出していくことができなかった、もしかしたら選手たちは非常に疲れていた中で、攻撃に転じるだけの力が残っていなかったかもしれない、そういう中で川崎に主導権を与えてしまいました。
1人目の阿部の退場、そして2人目の槙野の退場と、2人少なくなっていった状況の中で、我々は川崎の攻撃を一方的に受ける状況になってしまったわけですが、選手たちはこのホームでどうしても勝ち点を取りたいという強い気持ちをもって、最後まで戦ってくれたと思います。
川崎の攻撃的な10人(のフィールドプレーヤー)に対して、8人の我々は非常に良いディフェンスをしてくれたと思いますし、その彼らの強い気持ち、なんとしてでも負けないというその気持ちが最終的に1ポイントというものを勝ち取った、そこにつながったと思います。最終的に、そういったディフェンスの部分を見れば、取るべくして取った1ポイントでした。開幕してからここまでの試合で、選手たちは毎試合、強い気持ちを前面に出して戦ってくれています。もちろん我々は攻撃的な選手にケガ人が出てきた中、あるいはケガ人が徐々に戻って来る中、選手が全員そろわない状況でも、みんなが戦うことでその部分を補っています。攻撃的な、クリエイティブな選手がチームに帰ってくれば、もう少し良い形に攻撃も見せられるかと思っています。チーム事情が厳しい中ですが、選手たちはそういった部分を、戦う気持ち、絶対に勝つんだという気持ちでカバーしてくれている。ここまでの試合で7ポイントというのは、こういった状況の中では良い7ポイントなのではないかと私は思います。
そして、私はこの場を借りてサポーターの皆さんに、本当に感謝の言葉を述べたいと思います。サポーターの皆さんは、我々のチームが戦っている姿を見て、それを後押ししたいと思ってくれている、そして実際に最後の最後まで後押しをしてくれている。そのサポーターの皆さんに私は感謝したいと思っています」
【質疑応答】
(1点をリードした後、前半の時間の使い方はもったいなかったと思いますが、それはメンタルの影響か、それともまだ監督の戦術が浸透していないからなのか、何が要因だと考えていますか?)
「選手たちがまだ、自分たちのサッカーをやるということに対して、怖がっている部分があるのかなと私は思います。それはもちろん、過去の影響もあると思います。守り抜く、というのが良いディフェンスだとは私は思いません。良いディフェンスというのはしっかりと守備をしたところから、それを攻撃に転じられることが良いディフェンスです。そのためには走らなければいけないわけですが、我々が今やっているサッカーは、攻撃から守備、守備から攻撃、と運動量を多く走ることを求められます。ここまでの現状でいえることは、今のサッカーをやりきるには時間がかかる、ということです。攻撃、守備、走る量、テンポというものを試合の中で最後まで出し切っていくにはまだ我々には時間が必要です。毎日のトレーニングの中で選手たちはまだそれに疲れてしまっている。それでは困ります。そういったものをノーマルにできるようになっていかなくてはいけないし、それに慣れていかなくてはいけない。それができるようになるには4ヵ月、5ヵ月、そういったトレーニングを繰り返し
ていく中で、負荷に体が慣れていく、と。
我々は始動してから2ヵ月ですが、たった2ヵ月ではなかなかそれに慣れていくには難しいし、我々は継続して自分たちの走る量に体が慣れていくように日々、トレーニングをしていかなくてはいけません。チームがこういった状況にある中で、ポイントを重ねていくことは非常に大切です。5月になれば天気も良くなって、陽光もだいぶ照ってくると思います。そのときに我々のチームも、太陽の輝きのような、サッカーができるのではと思っています。もし我々がこの4試合、すべて勝っていたらそれは良くないと、私はがっかりしていたでしょう。我々の道は険しいものです。ただ、険しい道の先には素晴らしいものが待っています」
(阿部や槙野があまり上がれなかったことについて、それは川崎が強かったのか、それとも監督の意図だったのか?)
「立ち上がりに関しては、慎重に入る形で私は考えていました。1-0でリードした後、守備的になってしまったというのはありましたが、私自身はそういう形にはしたくなかったのですが、残念ながら試合の流れの中でそうなってしまいました」
(練習で疲れていて、まだ4ヵ月、5ヵ月かかるという話がありましたが、同じサッカーという競技をしてきて、やり方を変えるとそこまで苦労するものなのか。それはあくまで普通の出来事と考えていいのですか?)
「それは我々のチームのセレクションでもあります。今やっている走る量、テンポ、それをやりきれるかどうかは選手個々の能力によっても変わってきます。3ヵ月、4ヵ月、5ヵ月の時間の中で、今やっているサッカーの走る量、テンポ、それを継続してやっていける選手あるいはその負荷に耐えられる選手、慣れてくる選手というのは、そのまま我々のサッカーを継続してやっていけるでしょうし、慣れない選手、できない選手というのは必然的にセレクトされない、そういうものです。監督というのはある程度、チームを作る上で、時間が必要なものです。5ヵ月、6ヵ月くらいの期間の中で、チーム作りに必要な選手、あるいはそうでない選手、それができる選手、できない選手というもののセレクションをしていきます。日々、ハードなトレーニングをしていく中で、それに慣れて自分の能力を上げていける選手もいれば、ハードな練習に耐えられない選手もいるでしょう。サッカーというのはそういった厳しい状況下での競争の中で、選手同士の差が出てくるものです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「私のチームは今日、どうしても勝ちたい、そういうゲームでした。もちろん川崎というのは素晴らしいチームです。我々は立ち上がりから良い形で入れたと私は見ています。そんな中から我々は1-0でリードしたわけですが、もし前半に柏木陽介がもう1点取っていれば試合というのはまったく違った展開になったと思います。
ハーフタイムに選手に言ったことは、後半、我々がもう1点を取りにいかなくてはいけないということです。ただ、後半に入って、押し込まれる中で少し自陣の低い位置にいすぎたのかなという感じはします。ボールを奪ってから前に攻撃に出なくてはいけないのですが、そこで後ろから飛び出していくことができなかった、もしかしたら選手たちは非常に疲れていた中で、攻撃に転じるだけの力が残っていなかったかもしれない、そういう中で川崎に主導権を与えてしまいました。
1人目の阿部の退場、そして2人目の槙野の退場と、2人少なくなっていった状況の中で、我々は川崎の攻撃を一方的に受ける状況になってしまったわけですが、選手たちはこのホームでどうしても勝ち点を取りたいという強い気持ちをもって、最後まで戦ってくれたと思います。
川崎の攻撃的な10人(のフィールドプレーヤー)に対して、8人の我々は非常に良いディフェンスをしてくれたと思いますし、その彼らの強い気持ち、なんとしてでも負けないというその気持ちが最終的に1ポイントというものを勝ち取った、そこにつながったと思います。最終的に、そういったディフェンスの部分を見れば、取るべくして取った1ポイントでした。開幕してからここまでの試合で、選手たちは毎試合、強い気持ちを前面に出して戦ってくれています。もちろん我々は攻撃的な選手にケガ人が出てきた中、あるいはケガ人が徐々に戻って来る中、選手が全員そろわない状況でも、みんなが戦うことでその部分を補っています。攻撃的な、クリエイティブな選手がチームに帰ってくれば、もう少し良い形に攻撃も見せられるかと思っています。チーム事情が厳しい中ですが、選手たちはそういった部分を、戦う気持ち、絶対に勝つんだという気持ちでカバーしてくれている。ここまでの試合で7ポイントというのは、こういった状況の中では良い7ポイントなのではないかと私は思います。
そして、私はこの場を借りてサポーターの皆さんに、本当に感謝の言葉を述べたいと思います。サポーターの皆さんは、我々のチームが戦っている姿を見て、それを後押ししたいと思ってくれている、そして実際に最後の最後まで後押しをしてくれている。そのサポーターの皆さんに私は感謝したいと思っています」
【質疑応答】
(1点をリードした後、前半の時間の使い方はもったいなかったと思いますが、それはメンタルの影響か、それともまだ監督の戦術が浸透していないからなのか、何が要因だと考えていますか?)
「選手たちがまだ、自分たちのサッカーをやるということに対して、怖がっている部分があるのかなと私は思います。それはもちろん、過去の影響もあると思います。守り抜く、というのが良いディフェンスだとは私は思いません。良いディフェンスというのはしっかりと守備をしたところから、それを攻撃に転じられることが良いディフェンスです。そのためには走らなければいけないわけですが、我々が今やっているサッカーは、攻撃から守備、守備から攻撃、と運動量を多く走ることを求められます。ここまでの現状でいえることは、今のサッカーをやりきるには時間がかかる、ということです。攻撃、守備、走る量、テンポというものを試合の中で最後まで出し切っていくにはまだ我々には時間が必要です。毎日のトレーニングの中で選手たちはまだそれに疲れてしまっている。それでは困ります。そういったものをノーマルにできるようになっていかなくてはいけないし、それに慣れていかなくてはいけない。それができるようになるには4ヵ月、5ヵ月、そういったトレーニングを繰り返し
ていく中で、負荷に体が慣れていく、と。
我々は始動してから2ヵ月ですが、たった2ヵ月ではなかなかそれに慣れていくには難しいし、我々は継続して自分たちの走る量に体が慣れていくように日々、トレーニングをしていかなくてはいけません。チームがこういった状況にある中で、ポイントを重ねていくことは非常に大切です。5月になれば天気も良くなって、陽光もだいぶ照ってくると思います。そのときに我々のチームも、太陽の輝きのような、サッカーができるのではと思っています。もし我々がこの4試合、すべて勝っていたらそれは良くないと、私はがっかりしていたでしょう。我々の道は険しいものです。ただ、険しい道の先には素晴らしいものが待っています」
(阿部や槙野があまり上がれなかったことについて、それは川崎が強かったのか、それとも監督の意図だったのか?)
「立ち上がりに関しては、慎重に入る形で私は考えていました。1-0でリードした後、守備的になってしまったというのはありましたが、私自身はそういう形にはしたくなかったのですが、残念ながら試合の流れの中でそうなってしまいました」
(練習で疲れていて、まだ4ヵ月、5ヵ月かかるという話がありましたが、同じサッカーという競技をしてきて、やり方を変えるとそこまで苦労するものなのか。それはあくまで普通の出来事と考えていいのですか?)
「それは我々のチームのセレクションでもあります。今やっている走る量、テンポ、それをやりきれるかどうかは選手個々の能力によっても変わってきます。3ヵ月、4ヵ月、5ヵ月の時間の中で、今やっているサッカーの走る量、テンポ、それを継続してやっていける選手あるいはその負荷に耐えられる選手、慣れてくる選手というのは、そのまま我々のサッカーを継続してやっていけるでしょうし、慣れない選手、できない選手というのは必然的にセレクトされない、そういうものです。監督というのはある程度、チームを作る上で、時間が必要なものです。5ヵ月、6ヵ月くらいの期間の中で、チーム作りに必要な選手、あるいはそうでない選手、それができる選手、できない選手というもののセレクションをしていきます。日々、ハードなトレーニングをしていく中で、それに慣れて自分の能力を上げていける選手もいれば、ハードな練習に耐えられない選手もいるでしょう。サッカーというのはそういった厳しい状況下での競争の中で、選手同士の差が出てくるものです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】