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「記念試合にふさわしい緊迫感のあったゲーム」ミシャ監督
Jリーグ第11節 vs鹿島アントラーズ 試合後のコメント
「Jリーグの20周年記念試合ということで、そうしたゲームで両クラブが対戦したのはこれまでの実績を考えれば偶然ではないでしょう。鹿島は20年の中で、最もタイトルを獲ったチーム、そして浦和レッズは最も観客動員数が多いチーム。今日のスタジアムの雰囲気を見て頂ければ、この雰囲気を作り出せるのは、我々、浦和レッズしかないですし、今日のゲーム、記念試合にふさわしい緊迫感のあったゲームでした。両チームともよく戦ったゲームで、鹿島が勝利してもおかしくなかったと思います。我々が最終的に勝ちましたが、非常に拮抗したゲームでした。20周年記念試合というのは、社会に対してのアピールになった良いゲームだったと思います」
【質疑応答】
(平川選手を外したときの決断ですが、どのような判断があったのでしょうか?)
「やはり引き分けは1ポイント、勝ちは3ポイント。我々は引き分けよりも勝ちを目指しました。もちろん鹿島も勝利を目指していました。その中で、我々が得点しました。引き分けというのは両チームにとって、アリバイ的なものだと思います。1ポイントを取れば、我々はポイントは取ったと言うことができます。やはりシーズンも終盤に入ってポイント数の計算ができるようになれば、試合展開によって引き分けを狙う事もあり得ますが、まだシーズンは序盤ですし、そういった中では勝利を目指すべきだと考えています。
やはり、浦和レッズの監督というのは難しいものですが、キックオフ前のあの雰囲気を作ってくれるサポーターがいるチームで仕事ができることは、私は感激しています。あの雰囲気を作ってくれる後押しをしてくれるファン・サポーターに感謝しています」
(鹿島との記念試合で興梠選手がゴールを挙げていることに関してはいかがですか?)
「興梠選手が我々がやるサッカーに重要な選手で、その役割を十分に果たしてくれています。彼が得点したことは我々にとっても、ファン・サポーターにとっても、古巣から得点したということもすばらしいことだと思いますが、ただ常に大切なことはチームが勝ち点3を得ること、誰が得点するかはあまり重要ではありません。
サッカーというのは集団のスポーツです。ピッチに立った選手だけで勝利するわけではありません。ベンチにいる選手、それ以外の選手、スタッフ、あるいは練習するピッチを管理してくれる人、そういったいろいろなチームを取り巻く環境が成功をつかむための条件で、いかに一つにまとまれるかが大切です。私自身、浦和に来てから15ヵ月の中で今日の試合が最も難しい試合だと考えていました。
なぜなら、リーグで2連敗をして、その後、ACLも10ポイントを取りながらグループステージ敗退という信じられない結果に終わり、さらに前節は引き分けた、選手たちにも大きなショックがあったと思います。それゆえに難しいゲームでした。そのため、この勝利は非常に大きいものです。ここ最近の連戦で移動、リカバリー、試合という常にそういったサイクルでした。ただ、今日の試合が連戦の最後の試合で、我々にとって大事なのはトレーニングであり、日々トレーニングで合わせていくことが大切なんですけど、ACLとリーグを戦う中でリーグで20ポイントを取れているというのは正しい結果だと思います。今後練習を積み重ねられるスケジュールになりますから、リーグではよい結果を出していけるようになると考えています」
(鹿島がセットプレーから3本決定機を作りました。得点できませんでしたが、彼らのセットプレーについてコメントをいただけますか?)
「私がレッドスターでプレーしているときの話ですが、あるFWがいたんですが、シーズンのうちに10点から15点くらいをセットプレーで取れる選手でした。ただ新しい監督が来てその監督がその選手にニアに必ず走れと言いました。するとその選手はそのシーズン、まったくセットプレーで得点できませんでした。セットプレーというのは選手自身が自分の感覚で入っていけばいいと思っています。私自身、監督として時間をさきたいのは、コンビネーションのところで、そこに時間を取ってやらなければいけないと考えています。セットプレーは選手同士で蹴るときに、味方の選手がここに入って、その次に他の選手が入ってということでいいと思います。鹿島は今の監督の前のときでも、常にセットプレーは武器でした。それはそうした選手がいるからです。岩政選手や今ならダヴィ選手。セットプレーの強い選手がいる、その中で泥臭く戦ってくるチームです。セットプレーのときに、我々のファウルなのか、相手のファウルなのか、ぎりぎりのところで戦ってくる、それが鹿島だと思います。
点を取ったときは監督がトレーニングどおりだと言う方もいますし、その後10試合、点が取れなければ、なぜ練習をしないのか、と聞かれる人もあまりいないのではないかとは思います。
私はサッカーのルールがいつか変わって、セットプレーのFKはペナルティーエリアにいれてはいけない、ロングボールはペナルティーエリアにいれてはいけない、そうなったら多くの監督さんが仕事を失ってしまうでしょう。3人目、4人目、5人目という選手がからんでくるコンビネーションを練習で伝えるのは非常に難しいものです。将棋やチェスに近いような、3手目、4手目まで考えるのは非常に難しいことです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
「Jリーグの20周年記念試合ということで、そうしたゲームで両クラブが対戦したのはこれまでの実績を考えれば偶然ではないでしょう。鹿島は20年の中で、最もタイトルを獲ったチーム、そして浦和レッズは最も観客動員数が多いチーム。今日のスタジアムの雰囲気を見て頂ければ、この雰囲気を作り出せるのは、我々、浦和レッズしかないですし、今日のゲーム、記念試合にふさわしい緊迫感のあったゲームでした。両チームともよく戦ったゲームで、鹿島が勝利してもおかしくなかったと思います。我々が最終的に勝ちましたが、非常に拮抗したゲームでした。20周年記念試合というのは、社会に対してのアピールになった良いゲームだったと思います」
【質疑応答】
(平川選手を外したときの決断ですが、どのような判断があったのでしょうか?)
「やはり引き分けは1ポイント、勝ちは3ポイント。我々は引き分けよりも勝ちを目指しました。もちろん鹿島も勝利を目指していました。その中で、我々が得点しました。引き分けというのは両チームにとって、アリバイ的なものだと思います。1ポイントを取れば、我々はポイントは取ったと言うことができます。やはりシーズンも終盤に入ってポイント数の計算ができるようになれば、試合展開によって引き分けを狙う事もあり得ますが、まだシーズンは序盤ですし、そういった中では勝利を目指すべきだと考えています。
やはり、浦和レッズの監督というのは難しいものですが、キックオフ前のあの雰囲気を作ってくれるサポーターがいるチームで仕事ができることは、私は感激しています。あの雰囲気を作ってくれる後押しをしてくれるファン・サポーターに感謝しています」
(鹿島との記念試合で興梠選手がゴールを挙げていることに関してはいかがですか?)
「興梠選手が我々がやるサッカーに重要な選手で、その役割を十分に果たしてくれています。彼が得点したことは我々にとっても、ファン・サポーターにとっても、古巣から得点したということもすばらしいことだと思いますが、ただ常に大切なことはチームが勝ち点3を得ること、誰が得点するかはあまり重要ではありません。
サッカーというのは集団のスポーツです。ピッチに立った選手だけで勝利するわけではありません。ベンチにいる選手、それ以外の選手、スタッフ、あるいは練習するピッチを管理してくれる人、そういったいろいろなチームを取り巻く環境が成功をつかむための条件で、いかに一つにまとまれるかが大切です。私自身、浦和に来てから15ヵ月の中で今日の試合が最も難しい試合だと考えていました。
なぜなら、リーグで2連敗をして、その後、ACLも10ポイントを取りながらグループステージ敗退という信じられない結果に終わり、さらに前節は引き分けた、選手たちにも大きなショックがあったと思います。それゆえに難しいゲームでした。そのため、この勝利は非常に大きいものです。ここ最近の連戦で移動、リカバリー、試合という常にそういったサイクルでした。ただ、今日の試合が連戦の最後の試合で、我々にとって大事なのはトレーニングであり、日々トレーニングで合わせていくことが大切なんですけど、ACLとリーグを戦う中でリーグで20ポイントを取れているというのは正しい結果だと思います。今後練習を積み重ねられるスケジュールになりますから、リーグではよい結果を出していけるようになると考えています」
(鹿島がセットプレーから3本決定機を作りました。得点できませんでしたが、彼らのセットプレーについてコメントをいただけますか?)
「私がレッドスターでプレーしているときの話ですが、あるFWがいたんですが、シーズンのうちに10点から15点くらいをセットプレーで取れる選手でした。ただ新しい監督が来てその監督がその選手にニアに必ず走れと言いました。するとその選手はそのシーズン、まったくセットプレーで得点できませんでした。セットプレーというのは選手自身が自分の感覚で入っていけばいいと思っています。私自身、監督として時間をさきたいのは、コンビネーションのところで、そこに時間を取ってやらなければいけないと考えています。セットプレーは選手同士で蹴るときに、味方の選手がここに入って、その次に他の選手が入ってということでいいと思います。鹿島は今の監督の前のときでも、常にセットプレーは武器でした。それはそうした選手がいるからです。岩政選手や今ならダヴィ選手。セットプレーの強い選手がいる、その中で泥臭く戦ってくるチームです。セットプレーのときに、我々のファウルなのか、相手のファウルなのか、ぎりぎりのところで戦ってくる、それが鹿島だと思います。
点を取ったときは監督がトレーニングどおりだと言う方もいますし、その後10試合、点が取れなければ、なぜ練習をしないのか、と聞かれる人もあまりいないのではないかとは思います。
私はサッカーのルールがいつか変わって、セットプレーのFKはペナルティーエリアにいれてはいけない、ロングボールはペナルティーエリアにいれてはいけない、そうなったら多くの監督さんが仕事を失ってしまうでしょう。3人目、4人目、5人目という選手がからんでくるコンビネーションを練習で伝えるのは非常に難しいものです。将棋やチェスに近いような、3手目、4手目まで考えるのは非常に難しいことです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】