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「負けたなかにも非常にポジティブなものが見れたゲーム」ミシャ監督

ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節 vsジュビロ磐田後のコメント

今日スタジアムに来られたサポーターのみなさんもテレビで見ていた方々も、今日のゲームは内容的に満足されたんじゃないかと思います。1試合で7点のゴールが入るというのは、サッカーではなかなかないことですから。最終的に我々は勝利できませんでしたが、しかしながら内容的には私自身は満足しています。70分過ぎくらいまでは、良い形での攻撃がバリエーション多く出せていたと思います。残り20分くらいから選手たちには疲労の色が濃く見えるようになり、ミスが多くなってきたかなと私には見えました。そうしたミスも、起こってしまったことについては仕方がないと思っていますし、ゲームを通して選手たちはよく戦ってくれたと思っています。
もちろん、敗戦したことに関しては非常に悔しい思いですが、負けたなかにも非常にポジティブなものが見れたゲームだったと思います。60分、70分ぐらいまでは十分に良い戦いを見せられたと思います。
私の希望としては、レフェリーがもう少し我々サイドの方に吹いてくれればと思わなくはないです(苦笑)。今日のレフェリーは非常にインテリジェントな方だったと思います」

【質疑応答】
(失点に絡むミスをした野田選手にはロッカーでどう声をかけたのか?)
「まったく問題ない、と。野田のミスに関しては、彼はドリブルで前に運ぼうとしたなかで起こってしまったミスで、私はそのミスに関してはまったく問題ないと思います。問題だと思うのは、2点目の失点です。駒野選手のFKからの失点でしたが、スタジアムで見ていた人は明らかに駒野選手がクロスを上げるだろうと分かっていたと思いますが、そのシーンで3枚壁が必要だったのか。そこのところに大きなミスがあって、その方が私は問題だと思います。3枚壁に立ったことで、ファーサイドにフリーの選手が2枚できてしまった。そこは問題だったと思います。ああいった野田選手が起こしてしまったミスは、サッカーをしていれば起こることです。今日の2点目のようなミスからの失点というのは、今後あってはならないし、選手たちには学んでほしいと思う。もちろん、私はベンチから喉が枯れるほど叫んだのですが、選手たちの耳には届きませんでした。インテリジェンスのある選手たちならば、学んで次につなげてくれるんじゃないかと思います。
敗戦してしまって悔しい気持ちはありますが、60分70分過ぎくらいまでは、私が浦和に来て選手たちが見せてくれた最も良いゲームだったと思います。我々の失点の1点目、2点目というのは特に崩されたわけではありませんでしたし、特に大きなチャンスを作らせてもいませんでした。3点目4点目に関しては、彼らが良い形でゴールしましたが、60分70分過ぎまでは、我々は本当に良い戦いができていた、そういうゲームだったと思います」
(ハーフタイムに「もっと落ち着いて自分たちのサッカーをやろう」という指示を出していたが、今日はメンバーも大幅に変わっていた。試合開始時にはどんな指示を出していたのか?)
「ナビスコカップの仙台戦とほぼ同じメンバーでしたので、仙台戦と同じようにやろうという話をしました。若い選手がたくさん出ましたが、そういった選手たちはこれまですごく良いトレーニングをしてきましたし、チャンスをもらえるだけのことはこれまでやってきたと思います。そういったなかで、選手たちは良い戦いを見せてくれました。チームとして我々は底上げをはかっていかなければいけないと思いますし、彼らが見せてくれたパフォーマンスを考えると、チーム内での競争は高まっていくのではないかなと私は思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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