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「1試合1試合を大切に積み上げて戦っていく」ミシャ監督

Jリーグ第1節サンフレッチェ広島戦前日、ミシャ監督コメント。

「シーズンが開幕することを本当にうれしく思っています。新しいシーズンに入るにあたって、我々がリーグでどこの立ち位置にいるかはまだ分からない中で、開幕してからの4~5試合でなんとか良い結果を残していくことが、その後の戦いに向けて大事なことになると思います。開幕戦の相手である広島というチームは、やはりこれまでに積み上げてきたものがありますので、チームとしての完成度から見れば、彼らの方が上であろうと思います。ただ、我々も自分たちのサッカーをしっかりとやっていきたいと思っていますし、オープンな戦いを挑んでいきたいと思っています。そして自分たちのベストを出し切る。それは、必ずできることだと思っています。
決して、この戦いは戦争ではない。我々はサッカーをする。34試合分の1として捉えています。とにかく我々はベストを尽くすこと、そして1試合1試合を大切に積み上げて戦っていくこと、それが我々がやるべきことだと考えています」

【質疑応答】
(槙野選手は今日、別メニューでしたが試合には出場できる状態でしょうか?)
「まだ何とも言えない状況ですが、今日、彼は軽く体を動かすことにチャレンジしました。試合まではあと約24時間ですが、その24時間の中で、どれだけ試合ができる状態に持っていけるかどうか。明日の午前中で最終的な判断をしたいと思います」
(すでに伝えているかもしれませんが、開幕に向けて心構えとして選手にどんなことを伝えたいと思っていますか?)
「選手に言いたいことは、とにかく我々はここまで良いトレーニングを積んできたということ、リーグ戦がいよいよ始まりますが、とにかく自分たちがやってきたことを試合の中で出していこう、と。そして我々はとにかく1試合1試合を大事に戦っていこうと、そういった話はしました」
(自分が作ってきたチームと対戦しますが、その相手に対してどう崩していこうかというイメージはありますか?)
「私自身、頭の中にそれはありますが、私の頭の中にそれがあっても仕方がありません。選手がそれを持って、頭の中に入っていなければ意味のないことです。最終的に、ピッチの上で判断するのは選手です。よく、監督さんの中で、相手をよく分析して分かっているという人がいますが、それは嘘だと私は思います。試合の中で必ず予期せぬことが起きるのがサッカーです。その、予期せぬことが起こったときにいかに選手がピッチの上で自分たちのアイデアを出してその状況を打開していけるか、それがやはりサッカーだと思います。最終的には選手が判断することだと私は思っています。
よく日本では、試合に対してやることについて、監督が、監督が、といわれがちですが、やはり最終的にやるのは選手たちです。監督というのはいろいろなことを準備はできますが、試合の中でやるのは選手たちです。その、やることに対して選手というのは責任を持ってプレーをしなければいけない。選手がプレーをした、その結果に対して責任を取るのが私であり、その試合に入るまでに準備をするのが私の仕事です」
(練習後、阿部選手と話をしていましたが、どんな話をされていたんですか?)
「そういった質問に対して、私はいつも『子供は元気ですか?』といったたぐいの話をしましたよ、と答えるようにしています(笑)。ですから、私は彼に、『家族は元気か』という話をした、ということです(笑)」
(開幕1週間前のトレーニングで選手に一番、意識をさせたところ、気を遣ったところは?)
「我々は、まだチームとしてはプロセスの段階です。未だに、攻撃の組み立てのところ、前の3人でのコンビネーション、その辺のところは改選していかなければいけない部分があります。その部分は、1週間の中でも良い形に持って行けるように重点的に、気を付けてトレーニングをしてきました」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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