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アウェイで痛いドロー

28日、浦和レッズはアウェイ・Shonan BMWスタジアム平塚でJリーグ第27節・湘南ベルマーレ戦を戦った。レッズは先制ゴールを挙げながら逆転を許す苦しいゲーム展開となったが、終了間際の柏木のゴールで追いつき2-2で引き分けた。
レッズは警告累積で出場停止の那須に代わり啓太がダブルボランチの一角で先発出場。他は前節のヴァンフォーレ甲府戦と同じメンバーでスタートした。秋の涼しい風が吹き抜ける中、ゲームは16時4分に湘南ボールでキックオフされた。
序盤から両チームともに前線から積極的にプレスを掛けるゲーム展開となった。レッズは2分、相手のバックパスにプレッシャーを掛けて敵陣でスローインを得ると、啓太のクロスを受けた宇賀神のシュートのこぼれ球に柏木がボレーで合わせるチャンスにつなげた。
一進一退のゲームが続く中、レッズは18分に欲しかった先制点を奪い取る。柏木の左CKを阿部がニアサイドでコースを変え、ファーサイドに詰めた槙野が左足で押し込んだ。
レッズは先制点を挙げた後も攻撃的にゲームを展開。サイドチェンジからの攻撃に冴えを見せ21分に原口、30分に興梠がゴールネットを揺らしたが際どくオフサイドの判定となった。その後もロングボールを相手に競り勝ってキープした柏木が左足でシュートを放つシーンなどチャンスを作り出し、1点リードのレッズペースでハーフタイムを迎えた。
スタジアムの照明に灯が入った中でキックオフされた後半は、1点を追う湘南の攻撃を受ける展開となった。湘南のボール保持時間が長くなる中でも、GK山岸を中心とした守備陣が粘り強く守って湘南に決定機を与えない。レッズは前線の選手がボールを受ける際に厳しい守備を受ける場面が目立ち、なかなか攻撃の形を作ることができずに時計が進んでいく。73分には山田暢と宇賀神に代えて永田充と梅崎をピッチに送り込んだ。
レッズは75分に同点に追いつかれる。相手セットプレーの場面で一度はクリアしたものの、セカンドボールを再度ゴール前に入れられた場面で、森脇のプレーがファウルと判定されPKを与えてしまう。ウェリントンのキックは山岸がコースを読んで飛びつき手に当てたものの、ゴールの中に転がり込んだ。
レッズは平川に代えて関口を投入して勝ち越しゴールを狙いに行くが、逆に81分、湘南の右サイドからのクロスを遠藤に頭で合わせられ、1点のビハインドを背負ってしまった。
レッズイレブンは最後まで諦めることなく同点ゴールを狙いに行く。相手に退場者が出て数的優位に立つと90分、関口、興梠、柏木とダイレクトでパスがつながり、最後は柏木が右足で決めて同点に追いついた。
ファン・サポーターの大声援を受けて、レッズは逆転ゴールを目指してさらに攻撃に圧力を掛ける。森脇や関口が右サイドを突破して中央にクロスを入れるシーンを作ったが、ゴールには至らず2-2の引き分けとなった。
レッズの次戦は10月5日(土)、Jリーグ第28節・大宮アルディージャとの『さいたまダービー』となる。試合はホーム・埼玉スタジアムで16時にキックオフされる。

【槙野智章】
最後の最後で追いついたことは評価できるポイントかもしれませんが、決して僕たちは勝ち点1では満足していませんし、今日のようなゲームをしていてはタイトルは見えてこないと思います。一人一人、そしてチーム全体が今日の試合からいろいろなものを感じ取って、次の試合に向けて改善しないといけないと思います。もう少し勝ちたいという気持ちを、11人だけではなく途中から出た選手も含めてみんなが全面に出していかないと、勝利を簡単に呼び込むことはできないと思います。
(前半はレッズペースだったが?)押し込まれる場面も何度かありましたが、自分たちのやろうとしているサッカーもありました。オフサイドになりましたが、良い形もありましたし、そういう中からゴールが生まれたと思います。前半に限っては想定内のゲーム運びだったと思います。問題は残りの45分とアディショナルタイムのところです。
(ゴールシーンは?)相手に高さがないことは分かっていましたし、阿部ちゃんがワンクッション置いたことでフリーになれたことは良かったですが、勝利に結びつくゴールでなかったことが、個人的にはあまり喜べなかったところです。
(後半は受け身になった?)1-0で苦しい場面もありましたが、もう少しうまくゲーム運びをできればと思いました。相手よりも闘わないといけなかったですし、勝ちたい気持ちをグラウンド上でもっと出していかないといけないと思います。最後に追いつけたところは良かったですが、誰一人満足している選手はいなかったと思いますし、いるとしたらそこまでのチームだと思います。
(次はさいたまダービーだが?)今週は非常に良い雰囲気でしたが、今日の結果は満足できないので、来週はもっともっと闘って、ハードにやらないといけない。一人一人が闘う気持ちを出さないといけないです。ホームで頑張ります。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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