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アウェイで痛恨の敗戦
30日、浦和レッズは敵地・ベストアメニティスタジアムでJリーグ第33節、サガン鳥栖戦に臨んだ。レッズは九州・鳥栖のゴール裏スタンドを埋め尽くした大勢のファン・サポーターの声援をバックに戦ったが、1-4の敗戦を喫した。
レッズは梅崎が右アウトサイドでスタメン出場し、平川がベンチスタート。他は前節の川崎フロンターレ戦と同じメンバーで臨んだ。試合は14時3分にレッズボールでキックオフされた。
立ち上がりから両チームともにボールに激しく寄せ、選手同士のコンタクトが非常に多い試合展開となった。レッズは開始直後からホームで強い圧力を掛けてくる鳥栖にいくつかのチャンスを作られたが、山岸の好セーブもあり無失点でしのいでいく。
しかし、レッズはセットプレーから先制点を奪われる。15分、相手右コーナーキックをニアサイドで合わせられる。シュートはクロスバーを直撃して救われたかに見えたが、こぼれ球を早坂に押し込まれた。
レッズは縦に入れたボールが選手の足につかない場面が目立ち、苦しいゲーム展開を強いられる。その中でも24分に啓太の縦パスを原口が落とし、柏木がダイレクトで左足を振り抜くと、相手GKの頭越しに狙ったシュートがバーを直撃。反撃ムードを作る。
しかし37分、山岸のクリアボールを跳ね返されると、相手にダイレクトで裏のスペースにつながれて豊田に抜け出される。槙野が必死に体を寄せたが、こぼれたボールはゴールポストに当たってコロコロとゴールへ。リードを2点に広げられて前半を折り返した。
勝利のためには3点が必要になったレッズは、「まだ十分に時間はある。まずは1点ずつ」とミシャ監督の指示を受けて後半の戦いに臨んだ。積極的にボール保持の時間を長くしながら、攻撃の回数を増やしていく。63分には梅崎に代わって関口をピッチへ。交代直後から右サイドでの仕掛けで存在感を示していく。
攻撃の圧力を掛け続けるレッズだが、1点が遠い。67分には原口の切り返しから上げたボールの興梠のヘディングがゴールバーに嫌われると、70分に柏木のクロスに興梠がニアに飛び込んで放ったヘディングもわずかに枠の上。ジリジリと時間ばかりが経過していく。
残り約10分から5バックにして逃げ切りを図る鳥栖に対し、レッズも那須が積極的に前線へ顔を出して攻撃の人数を増やす。柏木のコーナーキックからの森脇のヘディングなど惜しいシーンもあったが、鳥栖の分厚い守りに得点を奪えない。90分にはカウンターから抜け出した豊田に対して必死に戻った啓太のプレーがファウルとなりPK。これを豊田自身に決められて0-3とされた。
意地を見せたいレッズは90+2分に柏木のクロスから那須が頭で合わせて1点を返す。その後も猛攻を見せたが、終了間際の90+6分にもカウンターから豊田のゴールを許し、1-4で試合終了。敵地での厳しい敗戦で4位に後退した。
次節は2013年リーグ最終節となり、勝てば自力でACL出場権を獲得できる大切な試合。レッズは12月7日(土)、ホーム・埼玉スタジアムにて15時30分キックオフのセレッソ大阪戦に臨む。
【梅崎 司】
相手のストロングポイントにはまってしまいました。十分分かっていましたが、相手の運動量やフィジカルの部分、球際の部分で負けてしまいました。クサビを中途半端に入れて奪われてカウンターという、一番やってはいけない展開を前半からやってしまいました。
相手のスライドがすごく速かったですし、常にカバーもいる状況だったので、そこをもう少しサイドチェンジを交えながら、いい形でサイドの選手がボールを受けられるような形が少なかったです。そこは受け手と出し手のコミュニケーションでもある。いかに出し手が引きつけて、相手の逆を突くサイドチェンジをするような展開が、特に前半は少なかったと思います。
(自分たちに硬さがあった?相手が良かった?)どちらもだと思います。でも、硬さというよりは、やるべきことができなかったという印象です。後半は相手もラインを一つ下げてブロックを作ってくる展開だったので、わりと僕らのサッカーというのは前半よりできていたと思います。立ち上がりから相手のペースにさせないというのが非常に大事です。アウェイでこういう雰囲気になるのは分かっていたので、そこをさせてしまったのは残念です。
(優勝がなくなってしまったが?)シーズン当初から優勝を目指してやってきたので、すごく残念ですし、悔しいですが、それが現実です。まだまだ自分に力が足りないのだという印象です。でも、間違いなく去年よりシーズンを通して攻撃の面では成長できていると思うし、前には進んでいると思いますから、それを残りの5節くらいで台無しにしてしまうのは、やってきたことの意味がなくなるし、もったいないです。最低限、じゃないですが、ACL出場権を獲得しないといけないと思うので、もう優勝はできないので残念ですが、勝って、ホームのお客さんの前で、またACLに行くんだ、こんなところで終わらないんだということを示さないといけないと思います。
(最終節に勝てばACLにいけるが?)勝負どころでことごとく負けて、1位の座も一度も取れませんでしたが、それでもまだこの順位にいて、ACL出場権を獲るチャンスがあります。ある意味、ありがたいことなので、それを取らなかったら、1年間、勝負どころでずっと負けっ放しなので、最後くらい勝負どころで勝って、目標は一つ下がってしまいましたが、ACL出場権は必ず取りたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは梅崎が右アウトサイドでスタメン出場し、平川がベンチスタート。他は前節の川崎フロンターレ戦と同じメンバーで臨んだ。試合は14時3分にレッズボールでキックオフされた。
立ち上がりから両チームともにボールに激しく寄せ、選手同士のコンタクトが非常に多い試合展開となった。レッズは開始直後からホームで強い圧力を掛けてくる鳥栖にいくつかのチャンスを作られたが、山岸の好セーブもあり無失点でしのいでいく。
しかし、レッズはセットプレーから先制点を奪われる。15分、相手右コーナーキックをニアサイドで合わせられる。シュートはクロスバーを直撃して救われたかに見えたが、こぼれ球を早坂に押し込まれた。
レッズは縦に入れたボールが選手の足につかない場面が目立ち、苦しいゲーム展開を強いられる。その中でも24分に啓太の縦パスを原口が落とし、柏木がダイレクトで左足を振り抜くと、相手GKの頭越しに狙ったシュートがバーを直撃。反撃ムードを作る。
しかし37分、山岸のクリアボールを跳ね返されると、相手にダイレクトで裏のスペースにつながれて豊田に抜け出される。槙野が必死に体を寄せたが、こぼれたボールはゴールポストに当たってコロコロとゴールへ。リードを2点に広げられて前半を折り返した。
勝利のためには3点が必要になったレッズは、「まだ十分に時間はある。まずは1点ずつ」とミシャ監督の指示を受けて後半の戦いに臨んだ。積極的にボール保持の時間を長くしながら、攻撃の回数を増やしていく。63分には梅崎に代わって関口をピッチへ。交代直後から右サイドでの仕掛けで存在感を示していく。
攻撃の圧力を掛け続けるレッズだが、1点が遠い。67分には原口の切り返しから上げたボールの興梠のヘディングがゴールバーに嫌われると、70分に柏木のクロスに興梠がニアに飛び込んで放ったヘディングもわずかに枠の上。ジリジリと時間ばかりが経過していく。
残り約10分から5バックにして逃げ切りを図る鳥栖に対し、レッズも那須が積極的に前線へ顔を出して攻撃の人数を増やす。柏木のコーナーキックからの森脇のヘディングなど惜しいシーンもあったが、鳥栖の分厚い守りに得点を奪えない。90分にはカウンターから抜け出した豊田に対して必死に戻った啓太のプレーがファウルとなりPK。これを豊田自身に決められて0-3とされた。
意地を見せたいレッズは90+2分に柏木のクロスから那須が頭で合わせて1点を返す。その後も猛攻を見せたが、終了間際の90+6分にもカウンターから豊田のゴールを許し、1-4で試合終了。敵地での厳しい敗戦で4位に後退した。
次節は2013年リーグ最終節となり、勝てば自力でACL出場権を獲得できる大切な試合。レッズは12月7日(土)、ホーム・埼玉スタジアムにて15時30分キックオフのセレッソ大阪戦に臨む。
【梅崎 司】
相手のストロングポイントにはまってしまいました。十分分かっていましたが、相手の運動量やフィジカルの部分、球際の部分で負けてしまいました。クサビを中途半端に入れて奪われてカウンターという、一番やってはいけない展開を前半からやってしまいました。
相手のスライドがすごく速かったですし、常にカバーもいる状況だったので、そこをもう少しサイドチェンジを交えながら、いい形でサイドの選手がボールを受けられるような形が少なかったです。そこは受け手と出し手のコミュニケーションでもある。いかに出し手が引きつけて、相手の逆を突くサイドチェンジをするような展開が、特に前半は少なかったと思います。
(自分たちに硬さがあった?相手が良かった?)どちらもだと思います。でも、硬さというよりは、やるべきことができなかったという印象です。後半は相手もラインを一つ下げてブロックを作ってくる展開だったので、わりと僕らのサッカーというのは前半よりできていたと思います。立ち上がりから相手のペースにさせないというのが非常に大事です。アウェイでこういう雰囲気になるのは分かっていたので、そこをさせてしまったのは残念です。
(優勝がなくなってしまったが?)シーズン当初から優勝を目指してやってきたので、すごく残念ですし、悔しいですが、それが現実です。まだまだ自分に力が足りないのだという印象です。でも、間違いなく去年よりシーズンを通して攻撃の面では成長できていると思うし、前には進んでいると思いますから、それを残りの5節くらいで台無しにしてしまうのは、やってきたことの意味がなくなるし、もったいないです。最低限、じゃないですが、ACL出場権を獲得しないといけないと思うので、もう優勝はできないので残念ですが、勝って、ホームのお客さんの前で、またACLに行くんだ、こんなところで終わらないんだということを示さないといけないと思います。
(最終節に勝てばACLにいけるが?)勝負どころでことごとく負けて、1位の座も一度も取れませんでしたが、それでもまだこの順位にいて、ACL出場権を獲るチャンスがあります。ある意味、ありがたいことなので、それを取らなかったら、1年間、勝負どころでずっと負けっ放しなので、最後くらい勝負どころで勝って、目標は一つ下がってしまいましたが、ACL出場権は必ず取りたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】