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アウェイ勝利で今シーズンの地歩を固めよう

ヤマザキナビスコカップ予選リーグは4月4日(水)に第2節が行なわれる。3月20日の第1節でベガルタ仙台を1-0で破り、白星発進した浦和レッズの次の相手はジュビロ磐田。試合は19時、ヤマハスタジアムでキックオフされる。
今シーズンのジュビロはここ数年の中で最高の開幕ダッシュを見せている。リーグ開幕第1節のコンサドーレ札幌戦こそ0-0のスコアレスドローに終わったが、第2節サガン鳥栖戦、第3節ガンバ大阪戦をいずれも2-1で競り勝つと、第4節では柏レイソルに1-0で勝利を収め、ここまで3勝1分、勝ち点10で2位。ヤマザキナビスコカップでも初戦のセレッソ大阪戦で2-1と勝利しており、公式戦4連勝中、5試合負けなしだ。スコアを見るといずれも最小得点差での勝利だが、今シーズンから指揮を執る森下仁志監督の下、攻守に安定した戦いを見せている。
システムは4-2-3-1。守備面ではGK川口能活がアキレス腱断裂の大けがを負ってリーグ第3節以降欠場しているが、GK八田直樹がそつのないプレーでゴールを守っている。攻撃の起点は右サイドハーフに入る2年目の司令塔・山田大記。右サイドバックの駒野友一も好調で、全体がコンパクトな陣形を保っているのが好成績に結びついている。
攻撃陣でとりわけ絶好調なのがFW前田遼一だ。2009年、2010年と2年連続でJリーグ得点王に輝いたストライカーは、現在公式戦3戦連発中と波に乗っている。高さとスピードと技術を兼ね備えているのはもちろんのこと、ゴール前での駆け引きやポジショニングも抜群で、相手チームにとっては常に危険な選手となっている。
2009年、2011年に埼玉スタジアムで2ゴールずつ決められているレッズとしては、敵地での戦いといえども、やはり前田にゴールを許してはならない。そのためには、前田に対してのタイトなマークを怠らないことと、パスの供給源となる山田や両サイドにしっかりプレッシャーをかけることが必要。むろん、運動量や球際、セカンドボールで相手を上回ることは最低限のことと言える。
レッズは、リーグ前節の川崎フロンターレ戦で警告2枚を受けて退場となった阿部勇樹と槙野智章のジュビロ戦出場停止が決まっている。しかし、ここまでの公式戦5試合ですでに24人の選手がピッチに立っていることを考えると、多くの選手がミシャ流戦術で公式戦を経験しているだけに特段の不安材料はないはずだ。
昨年のヤマザキナビスコカップでは、決勝まで勝ち上がったものの準優勝に終わった。
雪辱を果たすためにはもう一度決勝に行くしかなく、そのためにまず必要なのは予選リーグを突破することだ。
ジュビロとは1ヵ月後の5月6日(日)にもリーグで対戦する。その際に相手より精神的に優位に立って試合に臨むためにも、カップ戦の勝利が望まれる。そして何より、シーズン序盤の良い流れを継続し、今後につなげたいという思い。敵地で白星を飾り、今シーズンの地歩を固めよう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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