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アウェイ勝利も、ACLラウンド16進出ならず

浦和レッズが意地の無失点勝利で2013ACLアウェイ初白星。5年ぶりに参戦したアジアの舞台はグループステージ3勝1分2敗、勝ち点10、F組3位で幕を閉じた。
ACLグループステージ最終第6戦、ムアントン・ユナイテッド戦は1日19時(日本時間21時)、タイ・バンコクの隣県ノンタブリー県ムアントンタニのサンダードーム・スタジアムで行なわれた。
レッズは、清水エスパルス戦で左ひざを痛めた槙野が大事を取ってサブメンバーに回り、右のストッパーに坪井、左のストッパーに森脇という布陣を敷いた。また、警告累積で出場停止の啓太のポジションに柏木が入ったことで、2シャドーの一角には今シーズン公式戦初先発の矢島が入った。
キックオフ時の気温は30度、湿度は68パーセント。レッズボールで試合が始まると、アウェイスタンドを赤い密集で埋め尽くす約900人のレッズサポーターから、熱狂的な声援が選手に送られた。
試合は互いに様子を窺うような立ち上がり。レッズは丁寧にボールをつなぎながら時に相手守備の裏を狙う動きを見せるが、矢島、興梠が相次いでオフサイドを取られるなど、攻撃陣がなかなかボールを受けることができない。
対するムアントンは4-4-2の布陣ながら攻撃時には右サイドが大きく上がっていくため、逆にレッズは宇賀神のサイドを使っての攻撃が増える。
34分、興梠が守備ラインの裏を突いたがシュートまでは行かず。36分にはこの日が34歳の誕生日である平川からのクロスに、マルシオ リシャルデスがダイレクトで合わせてシュートを打つがバーの上。そして、前半終了間際には興梠のシュートがネットを揺らしたかに見えたが、オフサイドの判定。いずれもゴールには至らなかったが、徐々に攻撃のリズムをつかみながら、0-0でハーフタイムを迎えた。
試合が動いたのは後半に入ってすぐだった。46分、森脇がシュートを打って左CKを得る。48分、マルシオのCKは一度は相手にクリアされたものの、こぼれ球を拾った宇賀神からもう一度パスを受けたマルシオがゴール前へクロス。フリーになった那須が右足で流し込み、レッズが先制した。
レッズはその後、69分に坪井が足を痛めたことで槙野が代わりにピッチに立ち、71分には矢島に代わって関口が投入された。86分には興梠に代えて阪野。連戦の中、警告の累積や負傷者が相次ぐ苦しい状況を、総力で乗り越えたレッズが1-0で試合終了の笛を聞いた。
なお、F組のもう一つの試合、広州恒大vs全北現代モータースが0-0で引き分けた結果により、レッズの3位が確定し、ノックアウトステージ進出の夢は絶たれた。
次戦はJリーグ第10節、5月6日(月・祝)に長居スタジアムで行なわれるセレッソ大阪戦。戦いは続く。

【坪井慶介】
(交代を申し出た?)足が何ヵ所か攣っていたので、フレッシュな選手が出た方がチームのためになると思いました。
(久々の出場で暑い中のプレー。勝利に貢献したが?)今日の試合としてはいい結果が出ましたが、次のステージに進めませんでした。これはすべて自分たちが招いた結果ですから、しっかり受け入れて、勝ったことを次に、これからのリーグ戦につなげていきたいです。
(6年前と比べてアジアのレベルが上がったから難しかった?あるいはJの開幕前からACLが開幕した難しさがあったのか?)原因はいろいろあると思いますが、自分たちが(最大の)原因だと思います。自分たちがもっともっと良い戦いをできていればと思います。グループリーグの勝ち点差を見ても、どこでどうひっくり返ってもおかしくなかった。そういった意味では、自分たち次第でもっと良い結果を出せたと思うので、悔しいですけど、それをいつまでも嘆いてもしょうがないので、今日勝ったことをプラスにとらえて、全員でリーグ戦に向かって行けたらいいと思います。
(プレッシャーがかかる試合でチーム全体が落ち着いてやれていたのでは?)アウェイのこの暑い中での戦いということで、僕が個人的に経験してきた中でも難しい試合になると思っていました。しっかりじれないように、失点0でいけば必ずいけると思ったので、まずはそこを強く意識してやりました。
(後半になってから攻撃姿勢を強めたように見えたが、あれはプラン通り?)そうですね。しっかり前半はみんなで、前線から守備の意識を持ってできたので、あとは後半、点を取るだけだという考えでした。苦しいときにセットプレーで点を取れたのは非常に大きい。苦しいときでもああいう形で点を取れるということを次につなげていきたいですね。
(落ち着いてゲームができるようになっているのが、このチームの成長なのか?)まだまだやらなきゃいけないことは、チームとしても僕個人としてもあるのですが、一つ一つ、しっかり足元を見て戦っていきたいですね。
(グループステージ突破にはホームでの負けが痛かった?)それもそうですし、でも、アウェイの全北現代戦もそうですしね。
(6戦を通じてチームとして得られたものがある?)それは大きいと思いますよ。チームは11人だけじゃない。それ以外の選手がどれだけ高いモチベーションを持って、自分がどういう風にやったらチームの力になるかを考えながらやっていく。自分もその立場だと思うので、しっかりチームのために頑張っていきたいです。
(来年も出たい?)もちろんです。自分たちのやっているサッカーが通用しないとは思っていないので、アジアの舞台でそれを証明するために、またACLに出ないといけないと思います。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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