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アウェイ完勝で勢いをつけ、次戦の上位直接対決へ
24日、浦和レッズはJリーグ第22節の清水エスパルス戦をアウェイ・エコパスタジアムで戦った。レッズは前半に柏木と興梠が得点を挙げ、無失点で勝利した。
アウェイの地へ駆けつけたファン・サポーターから送られた大声量の『We are REDS!』コールを背に円陣を組んで士気を高めたレッズイレブンは、試合開始直後から躍動感のある動きを見せる。
先制点は立ち上がりの7分、啓太からのサイドチェンジを宇賀神がダイレクトで興梠へつなぐと、リターンパスを受けた宇賀神が相手守備ラインの裏への浮き球のパスで柏木につなぎ、うまく胸でトラップし、前を向いた柏木が冷静に右足でゴールへ。早くも1点のリードを手にした。
その後も、宇賀神への効果的なサイドチェンジでレッズは攻撃を繰り出していく。DF陣も清水前線の流動的な動きに素早いスライドで対応し、ゴール前へのクロスにはしっかりとしたマークでチャンスを作らせない。逆に、ピッチを広く使った速い攻撃でチャンスを作っていく。
すると27分、左サイドから一気に中央の裏側のスペースへ走りこんだ宇賀神に、那須からの浮き球が通りGKと1対1のチャンスを迎える。シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を興梠が押し込んでリードを2点に広げた。
ピッチ各所で球際での激しい競り合いが目立つ展開となったが、レッズはGKの加藤を含めた後方から丁寧にパスをつなぎゲームをコントロールしていく。35分に相手コーナーキックからピンチを招いたが、平岡のヘディングシュートは加藤が右手で弾き出し、2-0のスコアで前半を折り返した。
後半開始から、2点のビハインドを背負った清水が前線からプレッシャーを掛けるゲーム展開となったが、レッズは後方からの安定したポゼッションとスピード感のあるカウンターでチャンスを作っていく。56分には、右サイドを駆け上がった平川のクロスに原口が頭で合わせたが、シュートは枠をそれた。
レッズはチーム全体が高い集中力を見せ、選手交代で攻撃的な布陣へシフトした清水に対してもタイトな守備で得点チャンスを与えない。サイドからのクロスを多用した攻撃も、GK加藤が鋭い飛び出しでボールをキャッチして逆襲の起点となった。
ラストパスが流れる場面や際どいオフサイドの判定があり決定機こそ生まれなかったが、選手たちが連動した攻撃でレッズは多くのチャンスを作り出した。71分にはマルシオ、79分に関口、85分には山田暢を選手交代で順次ピッチに送り込み、チーム全体の運動量をキープしながら安定感のあるゲームコントロールを見せた。
ゲームはこのまま2-0で終了。前半に奪ったリードを生かした落ち着きのあるゲーム運びでアウェイでの勝ち点3をマークしたレッズは、8月28日(水)に上位との直接対決となる次節の横浜F・マリノス戦を、19時30分キックオフのアウェイ・日産スタジアムで戦う。
【柏木陽介】
チームとしても良い試合の入り方ができたと思うし、良い時間に先制できました。追加点も早い時間に入って、自分たちがいつもやりたいと思っている展開になったと思います。
(先制シーンを振り返ると?)最近、裏に飛び出すことを意識していましたし、清水の裏が空いているのも意識していました。ウガから良いボールが来ました。あんな風な胸トラップからのシュートというのは人生でもないくらい、結構珍しい、良いシュートだったと思います。うれしかったですね。今日はストライカー的なシュートだったので。ああいうところで点を取れるようになれば、自分としてもレベルアップできると思うし、チームの勝利につながってくると思います。
(人生でもないと言うほど珍しい形のシュートだったのか?)多分ないと思いますよ。ああいう胸トラップから反転してのシュートというのは。コンディションが良いからこそできる、向上心を持ってやっていることが今日のプレーに出たのかなと思います。裏に走るのは後半もずっと続けていました。なかなかボールが来ませんでしたが、続けて走ることがゴールにつながっていくと思います。
(ストライカー的な動きというのは、このところ自分にプラスしていこうと意識しているプレーなのか?)FWみたいな動き、あそこに走るというのは今までもやっていかないといけない動きだったのかもしれません。今日はゴールの決め方がFWっぽかった。そういうゴールを決められるようになれば、より怖さが出るのではないかと思います。
(宇賀神も裏への良い飛び出しをしていたが?)そうですね。常に前を向いた瞬間に狙ってくれているというのはありますし、自分がもっとより丁寧なパスを出せればチャンスが増えると思います。あのように動き出すと相手もマークをしずらいと思います。
(監督が柏木はもっと良くなると会見で言っていたが?)常にそう思ってプレーしないといけませんし、監督も僕のレベルを上げるためにそう言ってくれるのでしょう。自分自身、レベルアップするためにやれているという感覚がすごくあります。向上心や目標を失っている時間が長かったですが、今は向上心を持ってプレーできるようになっています。より向上心を持てば代表というのも見えてくると思います。14年を目指すというより、18年を目指して、自分がどれだけやっていけるか、試していける時期でもあると思います。こういうプレーを増やしていきながら、チームに全力で貢献していきたいです。
(新しい目標を持ち始めたのはいつごろから?)東アジアカップの1ヵ月前くらいから言っていたように思います。いろいろあります。1つだけではなく、少しずつステップアップしていけるようにと考えてやっています。それがいいのかなと思います。コンディションがいいのは、私生活からしっかり準備できているからだと思います。
(体つきが変わった?)こういう体でやってきましたから、そんなに変えようとは思わないですが、少しずつ意識してやっています。最近はキレも出てきたかなと思いますし、もっと進化していく自分も見えています。
(90分を通してゲームをコントロールできていたのでは?)攻め急がなかったところが良かったと思います。後半の立ち上がりに良くない時間帯があったのですが、そこで失点しなかったのが大きかったと思います。後半に追加点が取れればもっと良い流れになると思います。落ち着いて、一人一人が焦れずにプレーしたことがこういう結果につながったのではないかと思います。
(チーム全体が規律を守れていたのでは?)攻め急がなかったし、そこから点も生まれたし、落ち着いてサッカーができたのが良かったと思います。こういう試合を続けていけば勝てる試合が増えていくのではないかと思います。
(F・マリノス戦に向けて)次は高さもある相手なのでどうなるか分からないところがありますが、苦手意識はありません。ホームでは負けてしまいましたが、自分たちの良さを出せれば負けるとは思っていません。いつも通りにやっていくだけです。直接対決に勝って、自分たちが上に行けるということを証明する良いチャンスが来たと思っています。全力で3連戦を3連勝で終われるようにがんばりたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
アウェイの地へ駆けつけたファン・サポーターから送られた大声量の『We are REDS!』コールを背に円陣を組んで士気を高めたレッズイレブンは、試合開始直後から躍動感のある動きを見せる。
先制点は立ち上がりの7分、啓太からのサイドチェンジを宇賀神がダイレクトで興梠へつなぐと、リターンパスを受けた宇賀神が相手守備ラインの裏への浮き球のパスで柏木につなぎ、うまく胸でトラップし、前を向いた柏木が冷静に右足でゴールへ。早くも1点のリードを手にした。
その後も、宇賀神への効果的なサイドチェンジでレッズは攻撃を繰り出していく。DF陣も清水前線の流動的な動きに素早いスライドで対応し、ゴール前へのクロスにはしっかりとしたマークでチャンスを作らせない。逆に、ピッチを広く使った速い攻撃でチャンスを作っていく。
すると27分、左サイドから一気に中央の裏側のスペースへ走りこんだ宇賀神に、那須からの浮き球が通りGKと1対1のチャンスを迎える。シュートはGKに弾かれたが、こぼれ球を興梠が押し込んでリードを2点に広げた。
ピッチ各所で球際での激しい競り合いが目立つ展開となったが、レッズはGKの加藤を含めた後方から丁寧にパスをつなぎゲームをコントロールしていく。35分に相手コーナーキックからピンチを招いたが、平岡のヘディングシュートは加藤が右手で弾き出し、2-0のスコアで前半を折り返した。
後半開始から、2点のビハインドを背負った清水が前線からプレッシャーを掛けるゲーム展開となったが、レッズは後方からの安定したポゼッションとスピード感のあるカウンターでチャンスを作っていく。56分には、右サイドを駆け上がった平川のクロスに原口が頭で合わせたが、シュートは枠をそれた。
レッズはチーム全体が高い集中力を見せ、選手交代で攻撃的な布陣へシフトした清水に対してもタイトな守備で得点チャンスを与えない。サイドからのクロスを多用した攻撃も、GK加藤が鋭い飛び出しでボールをキャッチして逆襲の起点となった。
ラストパスが流れる場面や際どいオフサイドの判定があり決定機こそ生まれなかったが、選手たちが連動した攻撃でレッズは多くのチャンスを作り出した。71分にはマルシオ、79分に関口、85分には山田暢を選手交代で順次ピッチに送り込み、チーム全体の運動量をキープしながら安定感のあるゲームコントロールを見せた。
ゲームはこのまま2-0で終了。前半に奪ったリードを生かした落ち着きのあるゲーム運びでアウェイでの勝ち点3をマークしたレッズは、8月28日(水)に上位との直接対決となる次節の横浜F・マリノス戦を、19時30分キックオフのアウェイ・日産スタジアムで戦う。
【柏木陽介】
チームとしても良い試合の入り方ができたと思うし、良い時間に先制できました。追加点も早い時間に入って、自分たちがいつもやりたいと思っている展開になったと思います。
(先制シーンを振り返ると?)最近、裏に飛び出すことを意識していましたし、清水の裏が空いているのも意識していました。ウガから良いボールが来ました。あんな風な胸トラップからのシュートというのは人生でもないくらい、結構珍しい、良いシュートだったと思います。うれしかったですね。今日はストライカー的なシュートだったので。ああいうところで点を取れるようになれば、自分としてもレベルアップできると思うし、チームの勝利につながってくると思います。
(人生でもないと言うほど珍しい形のシュートだったのか?)多分ないと思いますよ。ああいう胸トラップから反転してのシュートというのは。コンディションが良いからこそできる、向上心を持ってやっていることが今日のプレーに出たのかなと思います。裏に走るのは後半もずっと続けていました。なかなかボールが来ませんでしたが、続けて走ることがゴールにつながっていくと思います。
(ストライカー的な動きというのは、このところ自分にプラスしていこうと意識しているプレーなのか?)FWみたいな動き、あそこに走るというのは今までもやっていかないといけない動きだったのかもしれません。今日はゴールの決め方がFWっぽかった。そういうゴールを決められるようになれば、より怖さが出るのではないかと思います。
(宇賀神も裏への良い飛び出しをしていたが?)そうですね。常に前を向いた瞬間に狙ってくれているというのはありますし、自分がもっとより丁寧なパスを出せればチャンスが増えると思います。あのように動き出すと相手もマークをしずらいと思います。
(監督が柏木はもっと良くなると会見で言っていたが?)常にそう思ってプレーしないといけませんし、監督も僕のレベルを上げるためにそう言ってくれるのでしょう。自分自身、レベルアップするためにやれているという感覚がすごくあります。向上心や目標を失っている時間が長かったですが、今は向上心を持ってプレーできるようになっています。より向上心を持てば代表というのも見えてくると思います。14年を目指すというより、18年を目指して、自分がどれだけやっていけるか、試していける時期でもあると思います。こういうプレーを増やしていきながら、チームに全力で貢献していきたいです。
(新しい目標を持ち始めたのはいつごろから?)東アジアカップの1ヵ月前くらいから言っていたように思います。いろいろあります。1つだけではなく、少しずつステップアップしていけるようにと考えてやっています。それがいいのかなと思います。コンディションがいいのは、私生活からしっかり準備できているからだと思います。
(体つきが変わった?)こういう体でやってきましたから、そんなに変えようとは思わないですが、少しずつ意識してやっています。最近はキレも出てきたかなと思いますし、もっと進化していく自分も見えています。
(90分を通してゲームをコントロールできていたのでは?)攻め急がなかったところが良かったと思います。後半の立ち上がりに良くない時間帯があったのですが、そこで失点しなかったのが大きかったと思います。後半に追加点が取れればもっと良い流れになると思います。落ち着いて、一人一人が焦れずにプレーしたことがこういう結果につながったのではないかと思います。
(チーム全体が規律を守れていたのでは?)攻め急がなかったし、そこから点も生まれたし、落ち着いてサッカーができたのが良かったと思います。こういう試合を続けていけば勝てる試合が増えていくのではないかと思います。
(F・マリノス戦に向けて)次は高さもある相手なのでどうなるか分からないところがありますが、苦手意識はありません。ホームでは負けてしまいましたが、自分たちの良さを出せれば負けるとは思っていません。いつも通りにやっていくだけです。直接対決に勝って、自分たちが上に行けるということを証明する良いチャンスが来たと思っています。全力で3連戦を3連勝で終われるようにがんばりたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】