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ダービー、ホームで大勝
5日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムでJリーグ第28節、大宮アルディージャとの『さいたまダービー』を戦った。レッズは前半に阿部のPKで先制すると、10人になった大宮を圧倒して後半に3点を追加。スタジアムに駆け付けた47,790人の観衆の前で、4-0の快勝劇を見せてリーグ戦4試合ぶりの勝利を手にした。
レッズは那須の出場停止が明けて3バックの中央で先発し、J1通算300試合出場を達成した。山田暢がベンチスタートとなり、他は前節の湘南ベルマーレ戦と同じメンバーでスタートした。粒の細かい雨が霧のように覆う中、ファン・サポーターのコレオグラフィをバックにゲームは16時5分にレッズボールでキックオフされた。
ゲーム開始から互いに高い位置からプレスを掛け合う展開になるが、レッズがゲームのペースを握っていく。8分に柏木のスルーパスに興梠が抜け出すチャンスを作り攻撃の糸口を掴むと、直後にも啓太の縦パスを原口が相手バックラインの裏へフリックし、興梠が一気に抜け出した。GKと1対1になった興梠を相手DFのニールが後ろから倒してPKの判定。得点機会阻止でニールは退場処分となり、レッズは数的優位を得た。このPKを阿部が冷静にゴール右へ決めてレッズが先制点を手に入れた。
レッズは先制後も2点目を奪いに行く姿勢を強く見せていく。選手同士がスペースを生み出し使い合う攻撃が機能し、次々に得点機を生み出していく。興梠、原口、柏木の前線3人がゴール前に進出するシーンや、柏木のCKに那須や阿部が頭で合わせるシーンなど多くのチャン
スがあったが、最後のところで相手DFやGKの粘り強い守りに合いゴールがなかなか生まれない。前半終了時のボールポゼッションは68パーセントと圧倒したが追加点を奪うには至らなかった。
後半も、開始直後からレッズが攻撃的にゲームを支配する。前半に続いて多くの得点機を生み出しながらも追加点を奪えない展開が続いた。しかし72分、その重苦しいムードを今日キレのある動きを見せていた原口が振り払う。柏木から左に展開されたパスを宇賀神が丁寧に中央へ返すと、そこにフリーで走りこんだ原口が決めて欲しかった2点目を手にした。
続く76分にはゴール前でのピンチを脱すると平川が前線へロングボールを送り、相手に競り勝ちながらボールをキープした興梠が最後はGKをかわして冷静にゴール。リードを3点とした。
レッズは77分に平川と原口に代えて梅崎とマルシオ、81分に興梠に代えて関口をピッチに送り込む。すると83分、マルシオからパスを受けた柏木が丁寧なラストパスを関口に送り、関口がゴールに流し込んで4点目。
最後まで攻撃の手を緩めないレッズは、89分にも関口が鋭く抜け出してGKと1対1のチャンスを得ると、相手DFの今井がファウルで止めて退場処分となり大宮は9人となった。
試合はこのまま4-0でタイムアップ。攻撃力で大宮を圧倒したレッズは4点の大差をつけて『さいたまダービー』を制し、勝ち点3を手に入れた。
レッズの次戦は10月12日(土)、ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦の川崎フロンターレ戦となる。決勝進出のために勝利が必要なこの試合は、ホーム・埼玉スタジアムで17時にキックオフされる。
【那須大亮】
ボールも動いて人も動いて、運動量を多くしないと浦和らしいサッカーはできません。その点を改めて練習から取り組んだことが今日の試合につながったと思います。うちはシャドーにいい縦パスが入らないといいサッカーができません。その縦パスというところを意識しながらやっていましたし、ミスをしても切り替えが早くできました。これを90分間続けられたことが良かったと思います。
(J1通算300試合出場となったが?)うちにはレジェンドたちがたくさんいますので(笑)、僕の300試合なんて通過点もいいところです。そういう節目の試合、しかもダービーでしっかりと勝てたことは非常に嬉しいですし、この勢いを次につなげていきたいと思います。
(今日は積極性が強く見えたが?)この前の1試合、累積警告の出場停止で外から見ていました。1点取ってからも、その1点を守るスタイルではなく追加点を取りに行き、チャンスを多く作ってボール保持を多くするのがいい形だと思っていました。先制点を取ってからも、変なリスクは掛けませんでしたが、前に行けましたし勝負するところとキープするところの判断も良かったです。それは練習の成果だと思います。
(ホームでのダービーの雰囲気は?)雰囲気は最高でした。Jリーグのチームでこんな雰囲気を作れるのはレッズだけだと思います。毎回、決勝戦のような気持ちでできますし、そういう雰囲気を作ってくれてありがたいです。パワーが出てきます。
次のナビスコカップはもう勝つしかないので、気持ちを前面に出して絶対に勝って決勝に進みたいと思います。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは那須の出場停止が明けて3バックの中央で先発し、J1通算300試合出場を達成した。山田暢がベンチスタートとなり、他は前節の湘南ベルマーレ戦と同じメンバーでスタートした。粒の細かい雨が霧のように覆う中、ファン・サポーターのコレオグラフィをバックにゲームは16時5分にレッズボールでキックオフされた。
ゲーム開始から互いに高い位置からプレスを掛け合う展開になるが、レッズがゲームのペースを握っていく。8分に柏木のスルーパスに興梠が抜け出すチャンスを作り攻撃の糸口を掴むと、直後にも啓太の縦パスを原口が相手バックラインの裏へフリックし、興梠が一気に抜け出した。GKと1対1になった興梠を相手DFのニールが後ろから倒してPKの判定。得点機会阻止でニールは退場処分となり、レッズは数的優位を得た。このPKを阿部が冷静にゴール右へ決めてレッズが先制点を手に入れた。
レッズは先制後も2点目を奪いに行く姿勢を強く見せていく。選手同士がスペースを生み出し使い合う攻撃が機能し、次々に得点機を生み出していく。興梠、原口、柏木の前線3人がゴール前に進出するシーンや、柏木のCKに那須や阿部が頭で合わせるシーンなど多くのチャン
スがあったが、最後のところで相手DFやGKの粘り強い守りに合いゴールがなかなか生まれない。前半終了時のボールポゼッションは68パーセントと圧倒したが追加点を奪うには至らなかった。
後半も、開始直後からレッズが攻撃的にゲームを支配する。前半に続いて多くの得点機を生み出しながらも追加点を奪えない展開が続いた。しかし72分、その重苦しいムードを今日キレのある動きを見せていた原口が振り払う。柏木から左に展開されたパスを宇賀神が丁寧に中央へ返すと、そこにフリーで走りこんだ原口が決めて欲しかった2点目を手にした。
続く76分にはゴール前でのピンチを脱すると平川が前線へロングボールを送り、相手に競り勝ちながらボールをキープした興梠が最後はGKをかわして冷静にゴール。リードを3点とした。
レッズは77分に平川と原口に代えて梅崎とマルシオ、81分に興梠に代えて関口をピッチに送り込む。すると83分、マルシオからパスを受けた柏木が丁寧なラストパスを関口に送り、関口がゴールに流し込んで4点目。
最後まで攻撃の手を緩めないレッズは、89分にも関口が鋭く抜け出してGKと1対1のチャンスを得ると、相手DFの今井がファウルで止めて退場処分となり大宮は9人となった。
試合はこのまま4-0でタイムアップ。攻撃力で大宮を圧倒したレッズは4点の大差をつけて『さいたまダービー』を制し、勝ち点3を手に入れた。
レッズの次戦は10月12日(土)、ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦の川崎フロンターレ戦となる。決勝進出のために勝利が必要なこの試合は、ホーム・埼玉スタジアムで17時にキックオフされる。
【那須大亮】
ボールも動いて人も動いて、運動量を多くしないと浦和らしいサッカーはできません。その点を改めて練習から取り組んだことが今日の試合につながったと思います。うちはシャドーにいい縦パスが入らないといいサッカーができません。その縦パスというところを意識しながらやっていましたし、ミスをしても切り替えが早くできました。これを90分間続けられたことが良かったと思います。
(J1通算300試合出場となったが?)うちにはレジェンドたちがたくさんいますので(笑)、僕の300試合なんて通過点もいいところです。そういう節目の試合、しかもダービーでしっかりと勝てたことは非常に嬉しいですし、この勢いを次につなげていきたいと思います。
(今日は積極性が強く見えたが?)この前の1試合、累積警告の出場停止で外から見ていました。1点取ってからも、その1点を守るスタイルではなく追加点を取りに行き、チャンスを多く作ってボール保持を多くするのがいい形だと思っていました。先制点を取ってからも、変なリスクは掛けませんでしたが、前に行けましたし勝負するところとキープするところの判断も良かったです。それは練習の成果だと思います。
(ホームでのダービーの雰囲気は?)雰囲気は最高でした。Jリーグのチームでこんな雰囲気を作れるのはレッズだけだと思います。毎回、決勝戦のような気持ちでできますし、そういう雰囲気を作ってくれてありがたいです。パワーが出てきます。
次のナビスコカップはもう勝つしかないので、気持ちを前面に出して絶対に勝って決勝に進みたいと思います。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】