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ホームで意地のドロー
10日、Jリーグ第15節のFC東京戦が埼玉スタジアムで行われた。5月29日の第9節ベガルタ仙台戦以来となるホーム・埼玉スタジアムでのリーグ戦は、2万5,638人の観衆が見守る中、レッズは2点を先制される苦しいゲーム展開となったが、興梠と原口のゴールで引き分けに持ち込んだ。
レッズは前節のヴァンフォーレ甲府戦と同じスタメンがピッチに立ち、日が落ちた後も夏の暑さが色濃く残る中、19時35分にレッズボールでキックオフされた。
試合開始からレッズは後方からの丁寧なボールキープで攻撃の糸口を探すが、引いてスペースを消して守るFC東京の守備陣に縦に入れるボールを狙われる場面が目立った。なかなか有効な攻撃を繰り出せない中で迎えた11分、FC東京の三田のミドルシュートがレッズDFに当たってコースが変わり、ややアンラッキーな形で失点。先制点を与えてしまう。
追いかける展開となったレッズは相手守備陣の厳しい守備に手を焼きながらも、29分に原口のシュートがブロックされたこぼれ球に反応した森脇がミドルシュートを放てば、直後の30分には相手のクリアボールを拾った槙野がシュートを放つなど、後方からの攻撃参加で打開を図る。
前半終了間際の43分には、柏木の右CKをニアで槙野が合わせると、ファーサイドから興梠が詰めたが、わずかに届かず。ゲームはレッズの1点ビハインドで前半を折り返した。
後半も開始直後からレッズがセカンドボールを拾いながら攻撃の時間を長くしていく。55分には啓太の負傷によりマルシオを投入し、柏木をボランチに下げてより攻撃的な布陣へシフトした。だが、直後の56分にカウンターからゴール前で細かくパスをつながれて長谷川に決められ失点。リードを2点に広げられてしまった。
後がないレッズは、選手交代によって状況の打開を図る。69分に宇賀神を右サイド、74分には関口を左サイドに投入。ドリブル突破ができるフレッシュな選手をピッチ内に送り込んだ。
レッズの反撃が実を結んだのは81分。那須の縦パスを原口がフリックすると、ボールは走りこんだ興梠にピタリと合い、抜け出した興梠が冷静に左足でゴールへ流し込んで1点差に詰め寄った。
さらなる反撃を仕掛けるレッズは86分、丁寧なボール回しから原口に縦パスが入ると、ドリブル突破を開始。中央へ進出すると、右足のキックフェイントで相手をかわして左足を一閃。このミドルシュートがゴールに突き刺さり、レッズが同点に追いついた。
ファン・サポーターの大声援をバックに勝ち点3へ向けて勝ち越しゴールを狙うレッズは、88分の関口のミドルシュートやアディショナルタイムの原口のドリブル突破などで猛攻を仕掛けたが、ゲームはこのままタイムアップ。2点差を追いついての引き分けとなった。
ラスト10分の猛攻で勝ち点1を得たレッズは、3日後の13日(土)19時キックオフ、川崎フロンターレとアウェイの等々力陸上競技場で戦う。
【興梠慎三】
内容的には向こうに押されていました。失点が早かったというのもあるし、うちがやりたいサッカーを相手が研究してきてつぶされていたなというのは、やっていて感じました。そういう相手でもやりながら崩せるようになればと思います。元気のドリブルがアクセントになっていて、今回に関しては良かったです。元気がドリブルした時の選択肢を、周りが動くことによってもっと増やしていければと思います。でも今日は走り負けしたと思います。
(何度も動き直したりしていたが?)自分自身もなかなかボールが入って来なかったですが、引くわけにもいかず、イライラもありましたが、イライラしていてはいけないと思いました。引かないで、なるべく前で張ってボールを待っていました。一つのチャンスをモノにするしかないと思っていたので、そのチャンスが来たときに良いプレーができました。
ああいう僕が決めたゴールも、(引かずに)我慢したことがゴールになったと思います。もう少し早い時間帯に取れていれば逆転までいけたと思います。でもこういう悪い内容で、2点リードされながらも追いつく。この勝ち点1は大きいかなと思います。
(ゴールはイメージ通り?)そうですね。ファーストタッチが完璧に決まったので。でもいつもならああいうシュートを外していたので、今日は決まって良かったです。
(元気からのパスに良い動き出しをしていた)元気は毎回あそこを狙ってくるのでね。僕を見ることなく出してくるので、このタイミングか!と思うこともありますが、それを頭の中にずっといれていたので。多分、相手DFが、自分が後ろにいることを気づいていなかったんじゃないですか。僕が先に触れましたけど、ファーストタッチが決まったので、あとは冷静に流し込むだけでした。最後のシーンはDFの変なところからボールが来たので対応できませんでしたけどね、逆転したかったですね。
(結果については悔しさが大きい?)もちろんそうですが、内容がどうしても悪かったので、2点追いついたのは大きいと思います。負けなかったのは良かったです。でも何もできなかった歯がゆさは強いです。あのゴール以外、自分は何もなかったですから。だからもっとああいうチームに対して良い形を作れないと、ああいう守備のやり方をしてくるチームが多くなってくると思うので。今日は走り負けだと思いますけどね。2点取られてからみんなの火が着きました。火が着くのが遅かったです。
向こうの守備の対応もうまかったと思います。僕のところもファウルで止めるくらいの勢いで来ていました。なかなかキープできませんでした。向こうのボランチの米本選手が効いていましたね。うまかったです。結構研究していたんじゃないですか。うまくやられましたね。
これ以上、この4連戦で勝点を落とすことはできません。フロンターレとF・マリノス。簡単な相手ではないですが、優勝するためにはこの2試合は大きいと思います。ここで2勝して大宮に食らいついていきたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは前節のヴァンフォーレ甲府戦と同じスタメンがピッチに立ち、日が落ちた後も夏の暑さが色濃く残る中、19時35分にレッズボールでキックオフされた。
試合開始からレッズは後方からの丁寧なボールキープで攻撃の糸口を探すが、引いてスペースを消して守るFC東京の守備陣に縦に入れるボールを狙われる場面が目立った。なかなか有効な攻撃を繰り出せない中で迎えた11分、FC東京の三田のミドルシュートがレッズDFに当たってコースが変わり、ややアンラッキーな形で失点。先制点を与えてしまう。
追いかける展開となったレッズは相手守備陣の厳しい守備に手を焼きながらも、29分に原口のシュートがブロックされたこぼれ球に反応した森脇がミドルシュートを放てば、直後の30分には相手のクリアボールを拾った槙野がシュートを放つなど、後方からの攻撃参加で打開を図る。
前半終了間際の43分には、柏木の右CKをニアで槙野が合わせると、ファーサイドから興梠が詰めたが、わずかに届かず。ゲームはレッズの1点ビハインドで前半を折り返した。
後半も開始直後からレッズがセカンドボールを拾いながら攻撃の時間を長くしていく。55分には啓太の負傷によりマルシオを投入し、柏木をボランチに下げてより攻撃的な布陣へシフトした。だが、直後の56分にカウンターからゴール前で細かくパスをつながれて長谷川に決められ失点。リードを2点に広げられてしまった。
後がないレッズは、選手交代によって状況の打開を図る。69分に宇賀神を右サイド、74分には関口を左サイドに投入。ドリブル突破ができるフレッシュな選手をピッチ内に送り込んだ。
レッズの反撃が実を結んだのは81分。那須の縦パスを原口がフリックすると、ボールは走りこんだ興梠にピタリと合い、抜け出した興梠が冷静に左足でゴールへ流し込んで1点差に詰め寄った。
さらなる反撃を仕掛けるレッズは86分、丁寧なボール回しから原口に縦パスが入ると、ドリブル突破を開始。中央へ進出すると、右足のキックフェイントで相手をかわして左足を一閃。このミドルシュートがゴールに突き刺さり、レッズが同点に追いついた。
ファン・サポーターの大声援をバックに勝ち点3へ向けて勝ち越しゴールを狙うレッズは、88分の関口のミドルシュートやアディショナルタイムの原口のドリブル突破などで猛攻を仕掛けたが、ゲームはこのままタイムアップ。2点差を追いついての引き分けとなった。
ラスト10分の猛攻で勝ち点1を得たレッズは、3日後の13日(土)19時キックオフ、川崎フロンターレとアウェイの等々力陸上競技場で戦う。
【興梠慎三】
内容的には向こうに押されていました。失点が早かったというのもあるし、うちがやりたいサッカーを相手が研究してきてつぶされていたなというのは、やっていて感じました。そういう相手でもやりながら崩せるようになればと思います。元気のドリブルがアクセントになっていて、今回に関しては良かったです。元気がドリブルした時の選択肢を、周りが動くことによってもっと増やしていければと思います。でも今日は走り負けしたと思います。
(何度も動き直したりしていたが?)自分自身もなかなかボールが入って来なかったですが、引くわけにもいかず、イライラもありましたが、イライラしていてはいけないと思いました。引かないで、なるべく前で張ってボールを待っていました。一つのチャンスをモノにするしかないと思っていたので、そのチャンスが来たときに良いプレーができました。
ああいう僕が決めたゴールも、(引かずに)我慢したことがゴールになったと思います。もう少し早い時間帯に取れていれば逆転までいけたと思います。でもこういう悪い内容で、2点リードされながらも追いつく。この勝ち点1は大きいかなと思います。
(ゴールはイメージ通り?)そうですね。ファーストタッチが完璧に決まったので。でもいつもならああいうシュートを外していたので、今日は決まって良かったです。
(元気からのパスに良い動き出しをしていた)元気は毎回あそこを狙ってくるのでね。僕を見ることなく出してくるので、このタイミングか!と思うこともありますが、それを頭の中にずっといれていたので。多分、相手DFが、自分が後ろにいることを気づいていなかったんじゃないですか。僕が先に触れましたけど、ファーストタッチが決まったので、あとは冷静に流し込むだけでした。最後のシーンはDFの変なところからボールが来たので対応できませんでしたけどね、逆転したかったですね。
(結果については悔しさが大きい?)もちろんそうですが、内容がどうしても悪かったので、2点追いついたのは大きいと思います。負けなかったのは良かったです。でも何もできなかった歯がゆさは強いです。あのゴール以外、自分は何もなかったですから。だからもっとああいうチームに対して良い形を作れないと、ああいう守備のやり方をしてくるチームが多くなってくると思うので。今日は走り負けだと思いますけどね。2点取られてからみんなの火が着きました。火が着くのが遅かったです。
向こうの守備の対応もうまかったと思います。僕のところもファウルで止めるくらいの勢いで来ていました。なかなかキープできませんでした。向こうのボランチの米本選手が効いていましたね。うまかったです。結構研究していたんじゃないですか。うまくやられましたね。
これ以上、この4連戦で勝点を落とすことはできません。フロンターレとF・マリノス。簡単な相手ではないですが、優勝するためにはこの2試合は大きいと思います。ここで2勝して大宮に食らいついていきたいです。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】