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リーグラスト4、ひとつになりアウェイで勝利を

浦和レッズは10日(日)19時4分キックオフで、J1第31節、アウェイ・宮城スタジアムにて行われるベガルタ仙台戦に臨む。
仙台との今季初戦は5月29日の第9節、ホーム・埼玉スタジアムにて行われた。仙台の攻勢に耐えながらチャンスを伺い、80分に原口元気のドリブル突破で得たPKを阿部が決めて先制。しかし、88分にゴール前でのこぼれ球を押し込まれて1-1の引き分けに終わった。
仙台は現在、11勝11分8敗で勝ち点44の8位につけている。開幕当初から中位での戦いを続けているが、30失点はリーグ4位と守備の堅さが目立つチームだ。クロスからのゴールが多く、梁 勇基や太田吉彰から中央でここまで11ゴールのウイルソンに合わせるのが得点パターンだ。レッズとしては、クロスの出所を抑えることはもちろん、中央でしっかりとマークに付いて抑え込みたい。また、梁はセットプレーのキッカーとしても警戒が必要な選手だ。
レッズはリーグ前節の柏レイソルとの戦いに2-1で勝利したものの、先週末のヤマザキナビスコカップ決勝戦で、同じ柏に敗れて準優勝となる悔しさを味わった。タイトルが懸った大一番での敗戦のショックからいかに立ち直ってゲームを迎えられるかが注目されるが、週が明けてのトレーニングでは笑顔を見せながらサッカーを楽しむ雰囲気が戻ってきており、メンタル面での心配はなさそうだ。むしろ、より貪欲にリーグ戦のタイトルへ向かう力となっているように感じられる。
このゲームではレッズの中盤を支えてきた鈴木啓太が警告累積による出場停止となる。チームにとっては試練とも言える状況だが、どの選手も「ここまで来たら総力戦」とチーム全員の力で戦うことを強調し、GKの山岸範宏も「前節も森脇と興梠を出場停止で欠く中で結果を残せましたし、何も心配していません」と頼もしい言葉を残している。
昨季まで仙台でプレーしていた関口訓充は、「仙台はレッズが勝ち点を欲しいことを分かっているので、引いてブロックを作ってレッズが焦れるのを待ってくる」と、実際に昨シーズンの同じ時期に対戦した試合の経験を踏まえてゲーム展開を予想する。焦らずにボールを回しながらチャンスを伺い、相手守備ブロックの穴を見つけてスピードアップしたい。「セットプレーで得点をできると非常に楽になる」と試合を見据える柏木陽介の正確なキックも貴重な得点源となる。
首位の横浜F・マリノスから勝ち点2の差で2位につける中でリーグ戦も残り4試合。他会場の試合結果や得失点差が嫌でも気になってくるが、目の前の試合で勝利を積み重ね、リーグタイトル獲得へ向けて邁進したい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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