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リーグ再開初戦、勝ち点3を奪い次戦のホームへ

J1リーグの中断明け初戦となるヴァンフォーレ甲府戦が7月6日(土)、国立競技場にて行われた。2万8,906人の観衆の中で約1ヵ月ぶりのリーグ再開となったこのゲームは、83分に梅崎のクロスに頭で合わせた那須の決勝ゴールで、レッズが勝ち点3を手に入れた。
関東地方の梅雨明けが発表されたこの日、昼間の暑さの名残が残る中で18時5分に甲府ボールでキックオフされた。レッズは先週のゲームを欠場した興梠が1トップの先発に復帰。2シャドーには原口と柏木が並んだ。
ゲームは開始直後からレッズがボールを制圧して始まった。甲府が自陣に引いて守る構えを見せたこともあり、スペースを消されて有効な攻撃を繰り出すには難しい状況となった。それでもレッズは8分に那須が自陣からドリブルで持ち上がり、前線を経由して梅崎のミドルシュートを引き出すなど、後方からも積極的な攻撃参加を見せた。
15分には原口から興梠、柏木、再び原口とパスがつながり、ゴール前で原口がシュートを放ったが、惜しくもGKにブロックされた。36分にも前線のトライアングルのパス交換から柏木がゴール前に抜け出しそうな場面を作ったが、相手DFの必死のブロックに合い得点とはならなかった。
互いに決定機を作り出すには至らず、こう着状態で前半を終えたゲームだが、後半開始直後からレッズはより攻撃の圧力を強めていく。54分には阿部がスライディングで相手ボールをカットしたところから原口がドリブル突破を仕掛け、こぼれ球に反応した森脇がミドルシュートを放った。
先制点が欲しいレッズは、60分に啓太に代えてマルシオ、69分には平川に代えて宇賀神を投入。柏木をボランチに下げて攻撃的な布陣へと変更して攻勢をかけていくが、甲府の集中した守備もあってなかなかゴールに迫れない時間が続いた。
勝利へ向けて圧倒的にボール保持して攻撃するレッズの執念が実ったのは83分のことだった。左サイドから梅崎が右足でファーサイドに上げたクロスに、一気にオーバーラップして飛び込んだセンターバックの那須のヘディングシュートが甲府ゴールを割って、待望の先制点を手に入れた。
その後もレッズは、85分にマルシオ、87分、89分と立て続けに原口がゴール前でシュートを放つなど攻撃の手を緩めなかった。アディショナルタイムには、原口に代えて3月30日のアルビレックス新潟戦での負傷交代以来の復帰となる永田充を投入して後方を安定させ、1点のリードを守りきった。
リーグ中断明け初戦を勝利で締めくくったレッズは、休む間もなく4日後の7月10日(水)にホーム・埼玉スタジアムで19時30分キックオフのFC東京戦を迎える。

【那須大亮】
(試合を振り返って?)暑さもあって我慢する試合になると思っていました。リーグ再開ということで相手も気合が入っていたと思います。うちももちろん気合を入れて臨んだのですが、お互いに高いモチベーションでやる試合というのは我慢する試合が多くなるので、いかに我慢しきって点を取るかだと思っていました。点にも絡めましたし、無失点で終われたのもチームみんなにとって大きいと思います。
(改めてゴールシーンを振り返って?)そのシーンの前に、ウメから同じようなボールが入ったときに中が慎三1枚だったシーンがあり、ボールがファーに流れたんですが、あのタイミングで入っていればいけるなと思っていました。陽介が後ろでバランスを取ってくれていたので、シャドーの位置にいて、サイドに振った時点でゴール前に入ろうと思っていました。ウメが良いボールを上げてくれ、イメージ通りファーに流れてきて、GKも出づらいボールだったので、あとは押し込むだけでした。1つ前のプレーでイメージができていました。
(ヘディングの強さが際立っていたが?)今は本当に自分の形だったら負けない自信があるので、タイミングという意味では入り方のイメージが今年は特によくできているし、そこにボールも来てくれるのでいろいろな意味でタイミングがいいと思います。毎試合ぶっ倒れるまでやってやろうという気持ちでやっています。
(ここまでの手応えは?)良いトレーニングができていて試合に反映されていると思います。能力が高い選手がたくさんいる中で、タイミングやコンビネーションを合わせてくれています。阿部ちゃんや啓太とパス交換が多い中でいいコンビでやれていると思います。
マキとかモリとかノブが我慢という言葉を常に言っていました。1つの声がチームを支えます。そういう声がたくさん飛び交っていたので僕自身も励まされましたし、そういう声は大事だと改めて感じたとともに、みんなが声をかけることで士気も高まるので助けられた部分も多かったと思います。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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