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一進一退の攻防の末、痛い黒星
17日、Jリーグ全34節の折り返しとなる第17節の横浜F・マリノス戦がホーム・埼玉スタジアムで行われた。試合開始前から降り続く雨の中を駆けつけた2万3,725人の観衆の中、レッズは最後まで粘り強く戦ったが悔しい敗戦を喫した。
レッズは永田充が3月30日のアルビレックス新潟戦、坪井が5月1日のACLムアントン戦以来のスタメンに名を連ねた。また、平川が右アウトサイドに入り前節の川崎フロンターレ戦のスタメンから3人が入れ替わった。ゲームは19時5分にF・マリノスボールでキックオフされた。
前節の敗戦を受け、何としてもホームで勝利が欲しいレッズだったが、立ち上がりからF・マリノスにボール保持を許す苦しい展開となった。10分には兵藤のクロスをマルキーニョスに頭で合わせられ、3試合連続となる先制点を許してしまった。
しかし、ここからレッズが怒涛の反撃を見せる。13分に那須の縦パスから興梠、原口、平川と流れるようにパスがつながると、平川のクロスに柏木がニアサイドに飛び込んで合わせた。シュートは惜しくも枠を外れたが、レッズは逆襲のキッカケをつかんだ。
17分、相手のコーナーキックをクリアすると興梠が相手と競り合いながらドリブルでボールを運び、左サイドの原口へクロスを上げる。原口が落としたボールに走り込んだのは、この試合はボランチでの出場となった那須。左足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に突き刺さり、レッズが同点に追いついた。
28分には、原口の積極的なミドルシュートで得たコーナーキックから、柏木のボールに阿部が頭で合わせ、こぼれ球を槙野が押し込んで2対1とゲームをひっくり返した。
その後は一進一退の攻防が続くが、レッズ守備陣は集中してマリノスに同点ゴールを許さず、1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半も開始直後の48分に柏木のクロスに那須が頭で合わせるなど、追加点への意欲と集中力の高さを見せるレッズだったが、63分にクロスから齋藤にゴールを許して同点に追いつかれてしまった。
するとミシャ監督は67分、永田充と坪井に代えて森脇とマルシオを投入。那須をセンターバック、柏木をボランチにシフトした。76分には梅崎から宇賀神への交代も行い、より攻撃的な姿勢を打ち出した。
しかし、82分に中村の右コーナーキックをファーサイドで栗原に頭で合わせられて失点。警戒していたセットプレーで勝ち越しゴールを許してしまった。
何としても追いつきたいレッズは、ピッチ上の選手たちだけではなく、ミシャ監督もピッチサイドで声を張り上げ続け、大声援を送るファン・サポーターとともに同点ゴールを目指して猛反撃を見せる。
84分には平川のパスを受けた森脇が左足でミドルシュートを放てば、FKから直接柏木がゴールを狙うなど、最後まで同点ゴールを目指して戦い続けた。
しかしゲームはこのままタイムアップの笛を迎え、レッズはリーグ戦で今季2度目の2連敗。勝ち点31の4位でリーグの前半戦を折り返した。リーグは日本代表の東アジア選手権のために2週間ほどの中断を挟む。レッズは、26日(金)のアーセナルFCとのさいたまシティカップ2013を挟み、31日(水)のアウェイで迎えるジュビロ磐田戦へ臨む。
【那須大亮】
ボランチとしては入りは悪くなかったと思います。阿部ちゃんとうまくスライドしてブロックを作ることができました。が、立ち上がりのところで失点してしまいました。なかなか相手の時間帯が多い中でワンチャンスをものにして、そこからはうちのペースになりました。何本か鋭いカウンターもできていましたし、もう1点取れればというところでした。
(先に失点して、混乱した?)うまくできていないことが結構ありました。でもぎりぎりのところで止められた、我慢できたというのは、悪いなりにもチャンスを生かせたというのはあります。
(クサビのボールの意識は?)ボールを取ったらトップ(に当てる)というのはありましたが、低い位置で取ってもなかなかクサビを入れられないので、ボランチのところでつぶして慎三や2シャドーに当てられたらというのはありました。
(同点ゴールは?)元気がスペースに走っていたので、そこにボールが出た瞬間に僕のスペースにマイナス(のコース)が空いていたので、元気が見てくれていたので、後はインパクトだけを気を付けて蹴りました。
(古巣からのゴールだったが?)決めたらうれしかったし、“どうだ!”という感じでしたが、結果に結びつかなかったので悔しさが残ります。
(途中から最終ラインに下がったが、そこから勝ち越された)2-2になって、どうしてもホームという、勝ちたいという気持ちが皆強くなって、少しずつバランスが悪くなりました。2-1まではカウンターという構図ができていたので、うちがブロックを作って何本か惜しいチャンスもあったので、そこで決め切れていればと思います。失点もミスが重なっていたので、そういう部分を改善していかなければいけません。ここ2試合、耐えきるということができていないので、そこをこの中断の期間に修正していきたいです。そうしないとこの負けの意味がなくなります。
(ボランチの位置で気を付けていたことは?)相手の中盤に良いパサーがいます。今日で言えば中村俊輔さん。出し手のところで僕や阿部ちゃんがプレッシャーをかけてパスを出させないということを意識していました。あそこでフリーでやらせるとクロスもパスもある。フロンターレの(中村)憲剛さんもそうですが、ボランチをやるうえではいかにそこにプレッシャーをかけられるか、注意していました。
(前半戦を終えたが?)自分たちのサッカーができなくて負けた試合がいくつかありました。でもまだ半分ですし、トップと勝ち点差5。この負けを価値あるものにするには、これからの半分次第だと思っています。選手おのおのが何かを変えていかないといけないと思います。この連敗をどう受け止めて、次のチーム作りにつなげていけるか。
(アーセナル戦は?)楽しみではありますし、おのおのが高いレベルでどれだけできるかを試せるかだと思います。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは永田充が3月30日のアルビレックス新潟戦、坪井が5月1日のACLムアントン戦以来のスタメンに名を連ねた。また、平川が右アウトサイドに入り前節の川崎フロンターレ戦のスタメンから3人が入れ替わった。ゲームは19時5分にF・マリノスボールでキックオフされた。
前節の敗戦を受け、何としてもホームで勝利が欲しいレッズだったが、立ち上がりからF・マリノスにボール保持を許す苦しい展開となった。10分には兵藤のクロスをマルキーニョスに頭で合わせられ、3試合連続となる先制点を許してしまった。
しかし、ここからレッズが怒涛の反撃を見せる。13分に那須の縦パスから興梠、原口、平川と流れるようにパスがつながると、平川のクロスに柏木がニアサイドに飛び込んで合わせた。シュートは惜しくも枠を外れたが、レッズは逆襲のキッカケをつかんだ。
17分、相手のコーナーキックをクリアすると興梠が相手と競り合いながらドリブルでボールを運び、左サイドの原口へクロスを上げる。原口が落としたボールに走り込んだのは、この試合はボランチでの出場となった那須。左足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に突き刺さり、レッズが同点に追いついた。
28分には、原口の積極的なミドルシュートで得たコーナーキックから、柏木のボールに阿部が頭で合わせ、こぼれ球を槙野が押し込んで2対1とゲームをひっくり返した。
その後は一進一退の攻防が続くが、レッズ守備陣は集中してマリノスに同点ゴールを許さず、1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半も開始直後の48分に柏木のクロスに那須が頭で合わせるなど、追加点への意欲と集中力の高さを見せるレッズだったが、63分にクロスから齋藤にゴールを許して同点に追いつかれてしまった。
するとミシャ監督は67分、永田充と坪井に代えて森脇とマルシオを投入。那須をセンターバック、柏木をボランチにシフトした。76分には梅崎から宇賀神への交代も行い、より攻撃的な姿勢を打ち出した。
しかし、82分に中村の右コーナーキックをファーサイドで栗原に頭で合わせられて失点。警戒していたセットプレーで勝ち越しゴールを許してしまった。
何としても追いつきたいレッズは、ピッチ上の選手たちだけではなく、ミシャ監督もピッチサイドで声を張り上げ続け、大声援を送るファン・サポーターとともに同点ゴールを目指して猛反撃を見せる。
84分には平川のパスを受けた森脇が左足でミドルシュートを放てば、FKから直接柏木がゴールを狙うなど、最後まで同点ゴールを目指して戦い続けた。
しかしゲームはこのままタイムアップの笛を迎え、レッズはリーグ戦で今季2度目の2連敗。勝ち点31の4位でリーグの前半戦を折り返した。リーグは日本代表の東アジア選手権のために2週間ほどの中断を挟む。レッズは、26日(金)のアーセナルFCとのさいたまシティカップ2013を挟み、31日(水)のアウェイで迎えるジュビロ磐田戦へ臨む。
【那須大亮】
ボランチとしては入りは悪くなかったと思います。阿部ちゃんとうまくスライドしてブロックを作ることができました。が、立ち上がりのところで失点してしまいました。なかなか相手の時間帯が多い中でワンチャンスをものにして、そこからはうちのペースになりました。何本か鋭いカウンターもできていましたし、もう1点取れればというところでした。
(先に失点して、混乱した?)うまくできていないことが結構ありました。でもぎりぎりのところで止められた、我慢できたというのは、悪いなりにもチャンスを生かせたというのはあります。
(クサビのボールの意識は?)ボールを取ったらトップ(に当てる)というのはありましたが、低い位置で取ってもなかなかクサビを入れられないので、ボランチのところでつぶして慎三や2シャドーに当てられたらというのはありました。
(同点ゴールは?)元気がスペースに走っていたので、そこにボールが出た瞬間に僕のスペースにマイナス(のコース)が空いていたので、元気が見てくれていたので、後はインパクトだけを気を付けて蹴りました。
(古巣からのゴールだったが?)決めたらうれしかったし、“どうだ!”という感じでしたが、結果に結びつかなかったので悔しさが残ります。
(途中から最終ラインに下がったが、そこから勝ち越された)2-2になって、どうしてもホームという、勝ちたいという気持ちが皆強くなって、少しずつバランスが悪くなりました。2-1まではカウンターという構図ができていたので、うちがブロックを作って何本か惜しいチャンスもあったので、そこで決め切れていればと思います。失点もミスが重なっていたので、そういう部分を改善していかなければいけません。ここ2試合、耐えきるということができていないので、そこをこの中断の期間に修正していきたいです。そうしないとこの負けの意味がなくなります。
(ボランチの位置で気を付けていたことは?)相手の中盤に良いパサーがいます。今日で言えば中村俊輔さん。出し手のところで僕や阿部ちゃんがプレッシャーをかけてパスを出させないということを意識していました。あそこでフリーでやらせるとクロスもパスもある。フロンターレの(中村)憲剛さんもそうですが、ボランチをやるうえではいかにそこにプレッシャーをかけられるか、注意していました。
(前半戦を終えたが?)自分たちのサッカーができなくて負けた試合がいくつかありました。でもまだ半分ですし、トップと勝ち点差5。この負けを価値あるものにするには、これからの半分次第だと思っています。選手おのおのが何かを変えていかないといけないと思います。この連敗をどう受け止めて、次のチーム作りにつなげていけるか。
(アーセナル戦は?)楽しみではありますし、おのおのが高いレベルでどれだけできるかを試せるかだと思います。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】