AFCチャンピオンズリーグ2017 準決勝第2戦 vs上海上港 試合後のコメント

【堀 孝史監督】
「厳しい戦いでしたけど、選手たちが本当によく走って戦ってくれて、そのことについては選手たちに感謝をしたいと思っています。それと、平日にもかかわらず多くのファン・サポーターの方が自分たちを後押ししてくれた、そのことにも感謝したいと思います」

【阿部勇樹】
「アウェイで1-1の引き分けで帰ってきて、ここホームで勝てば次のステージに行ける、引き分けでも0-0ならOKという状況でしたけど、僕らがやるべきこととして、まずは失点しないことを意識して戦いましたし、その中で恐れずにプレーしていこうというのは、みんなで話をしていました。先に点を取れて、簡単な試合ではなかったですけど、ゼロに抑えて勝てたのはよかったと思います」

[質疑応答]
(今日の守備は本当によかったと思う。第1戦よりもかなり進んだという印象だが、ポイントはどういった点だったか？)
堀 孝史監督
「まず、チームとしてしっかりとした守備をする、ということで、相手の前線にいる個の強い選手に対して、チーム、組織としてコンパクトにした中でボールを奪いにいく、ということでした。ただ、もう少し、そこに渡る前にボールを奪いたいという思いもあったのですが、なかなかそういうこともできず、相手にボールを持たれる時間が長かったというのは、反省点だと思っています」

(10年前とはクラブの状況が違うと思うが、このチームが10年ぶりに決勝に進んだことの意味合い、それがもたらすものは、どんなことが考えられるか？)
堀 孝史監督
「前回のときは、私は直接関わっていない中で、クラブがそこに行ったということですけど、そこに進むということで、今のチームもそうですし、チームにいるそれぞれの選手、あとはクラブといった部分に関してもいい経験ができて、今後の成長につながっていく部分があるんじゃないかと思います」

(今日の主審はかなり簡単な接触でも笛を吹くなど、少しナーバスだったような気がするが、あの判定はレッズにとって有利に働いたか、あるいは不利に働いたか？)
堀 孝史監督
「基本的に、自分は主審の判定に対して有利、不利ということは考えないようにしながらゲームに入っています。特に有利、不利とかは感じていません」

(決勝戦はサウジアラビアでのアウェイゲームからはじまるが、これまでのアウェイと比べると、長旅や気候の差など、かなり厳しい条件下で戦わなければいけないと思う。間にJリーグもあって難しいとは思うが、この1カ月でどういう準備をしていきたいと考えているか？)
堀 孝史監督
「やはり、その間にJリーグがあり、そちらで厳しい戦いが待っているので、そちらを優先していきます。次のサウジアラビアでの試合までにいろいろなことを考えて、しっかり準備を進めていくという形になります。今のところ、いくつかのアイデアはありますけど、何も決まっていないので、それに関して今ここでは言えません」

(3カ月前に非常に厳しい状況で監督を引き受けたところから、ACLの決勝に進出するまでチームを立て直したということに関しての感想と、どうやってここまで立て直したのかについては？)
堀 孝史監督
「就任のときに選手たちに、健全な競争をしていこう、と伝えた中で、選手たちが日頃のトレーニングからそれに対して真摯に取り組んでくれました。今はほとんどの選手がいいコンディションでやれるということで、毎試合選手を選ぶのも大変ですけど、そういう姿勢で臨んでくれた選手たちの力が、一番大きいのではないかと思っています」

(今日のチームとしての守備で、一番気を付けたことは？)
阿部勇樹
「相手の前線に個が強力な選手がいるので、1対1で守らなければいけない状況もあると思いますけど、チームの戦い方として、チャレンジアンドカバーもそうですし、前線のプレスバックもそうですし、チームとして今日は、守備のところで戦えたのではないかと思います。それで、後半は押されている時間帯もあったと思いますけど、ゼロでしのげたのではないかと思います」

(2007年のACL優勝から10年ぶりの決勝だが、そこに向けての気持ちは？ それと、サウジアラビアのチームについてどのようなことを知っているか？)
阿部勇樹
「10年ぶりということで、決勝に進めたことはうれしく思います。でも、まだ進んだだけで、何も成し遂げていない、という心境です。

対戦相手については、サウジアラビアのチームということは分かっていますが、準決勝を1戦目は4-0で勝って、2戦目は引き分けたということぐらいしか分かっていません。なぜかというと、今日の試合が重要だったからです。まずは、今日の相手のことしか、頭になかったです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】