NEWS
決戦を制し、首位と勝ち点差2に縮める
3日、Jリーグ第19節のサンフレッチェ広島戦がホーム・埼玉スタジアムで行われ、首位・広島を迎え撃つホームゲームを4万2,426人の大観衆の中で戦った。浦和レッズは興梠の2ゴールと原口のゴールで3点を奪い、広島の反撃を1点に抑えて3-1の勝利。首位と勝ち点差2に詰め寄った。
レッズは啓太が7月10日のFC東京戦以来のスタメンに復帰し、阿部とダブルボランチを組んだ。北ゴール裏に大きな『URAWA』のコレオグラフィーが浮かび上がり、『We are REDS!!』のコールが響き渡る中、ゲームは18時4分に広島ボールでキックオフされた。
前半立ち上がりの5分、頼れるFW興梠が何としても欲しい先制点をレッズにもたらした。左サイドから柏木が左足でFKをゴール前に蹴り込むと、興梠がニアサイドで下がりながら体を捻って頭で合わせた技巧的なヘディングシュートがゴールに吸い込まれた。
この先制点により、レッズは優位にゲームを運んでいく。マイボール時には自陣でゆっくりとボールをつなぎ、時間を使いながらゲームを進めた。広島の前線を形成する佐藤、高萩、石原に対して、那須、森脇、槙野の3バックがマンマーク気味にタイトな守備を見せ、守備ブロック内への侵入を許さない。この試合で復帰した啓太も、豊富な運動量で危険なスペースを察知したカバーリングで、広島の攻撃にリズムを与えなかった。
レッズは28分、カウンターから追加点を奪う。興梠が前線でロングボールをキープすると、フォローした原口、柏木とパスをつながり、柏木のラストパスを興梠が右足でシュート。これは相手DFのカバーにあったが、こぼれ球を原口が倒れ込みながら左足で押し込んだ。
直後の29分に右サイドを破られて大ピンチを迎えたが、高萩のシュートにGK加藤がファインセーブを見せ、2点リードで前半を折り返した。
後半も激しい競り合いが随所に見られた。その中でもレッズは55分に3点目を奪う。平川が右サイドからドリブル突破を見せ、GKとディフェンスラインの間に低くて速いクロスを送ると、興梠が懸命に左足を伸ばしてゴールに押し込んだ。
3点をリードしたレッズは、選手交代で全体の運動量をキープする。63分に啓太から山田暢、69分には興梠から阪野という交代カードをきる。殊勲の2人は万雷の拍手の中、ピッチを後にした。3点を追う広島も猛反撃を見せ、67分にはミキッチのクロスにニアサイドで佐藤がヘディングで合わせたが、GK加藤が鋭い反応を見せて右腕で弾き出した。
レッズはカウンターでチャンスを作り、73分には原口と阪野のコンビで広島守備陣を突破すると、最後は阪野が右足で狙ったが、惜しくもGK西川に弾かれた。
81分にはスタジアムの一部照明が落ちるアクシデントがあったが、ピッチ上では白熱したゲームが続いた。90+3分に右CKを水本に合わせられて1点を失ったが、レッズは3-1で勝利。首位・広島との大一番で貴重な勝ち点3を奪ったレッズは、前節に続き2連勝とした。次節は8月10日(土)に19時キックオフ、アウェイ・豊田スタジアムにて名古屋グランパス戦に臨む。
【鈴木啓太】
(大きな勝利だったのでは?)勝ち点3に変わりはないですが、ジュビロ戦の勝利の後での今日の勝利はまた意味が違ってくるのかなと思います。自分たちにとって波のあるような展開は好ましくないと思うので、それぞれが今日なぜ良かったのかを考える必要があると思いますし、勝ったときほど考えないといけないと思います。
(しっかりとした守備ができていたように見えたが?)開幕戦から引き続き広島に対してやるべきことは、はっきりしていましたし、その中で自分たちの良さを最も出せるとするならば、ああいった守備の部分だと思っていました。自分たちの守備におけるベースである走ること、1対1で戦うことができたと思います。
(森崎が持ち上がるスペースを先に前方で埋めていたのが目立ったが?)ああいうようなことをすれば嫌かなというのはありました。それでも危険な場面もあったので、それをやることによっての弊害というのも出てきます。ただ今日は、あの結果を見ればそれが良かったのかなとは思います。
(前方への飛び出しも効果的だったのでは?)そうですね。チャンスがあればボールを奪ってから速い攻撃というのが大きなチャンスになると思っていましたし、飛び出しをすることによって相手も意識しなければいけないところが増えると思うので、その点は自分の中でイメージをしていました。
(離れていた時期のチームに感じたことは?)チームとしてやるべきことと言うか、みんな力はあるし、みんな走っているし、みんな戦ってはいるものの、それが形にならないという部分があったと思います。そこで何をしなければいけないのかというのを強調してやろうと思っていましたし、それが広島に対して良かったのかなと思います。仮に僕が出ていたとして、川崎戦や横浜戦の結果が変わっていたかは分かりません。ただ、このチームの強みは自分もやってきて分かっていると思うので、それを強調するための自分の働きというのを考えてやっていました。
(負傷明けの不安を感じさせないようなプレーに見えたが?)こういった状況の中でも監督が信頼して使ってくれるということは、それに応えなければいけないですし、試合に出るからには言い訳はできません。結果が出て良かったなと思います。不安がないと言えば嘘になりますが、それを力に変える術は自分自身サッカーを通して学んできたことでもありますので、不安を良い形に変えられたかなと思います。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
レッズは啓太が7月10日のFC東京戦以来のスタメンに復帰し、阿部とダブルボランチを組んだ。北ゴール裏に大きな『URAWA』のコレオグラフィーが浮かび上がり、『We are REDS!!』のコールが響き渡る中、ゲームは18時4分に広島ボールでキックオフされた。
前半立ち上がりの5分、頼れるFW興梠が何としても欲しい先制点をレッズにもたらした。左サイドから柏木が左足でFKをゴール前に蹴り込むと、興梠がニアサイドで下がりながら体を捻って頭で合わせた技巧的なヘディングシュートがゴールに吸い込まれた。
この先制点により、レッズは優位にゲームを運んでいく。マイボール時には自陣でゆっくりとボールをつなぎ、時間を使いながらゲームを進めた。広島の前線を形成する佐藤、高萩、石原に対して、那須、森脇、槙野の3バックがマンマーク気味にタイトな守備を見せ、守備ブロック内への侵入を許さない。この試合で復帰した啓太も、豊富な運動量で危険なスペースを察知したカバーリングで、広島の攻撃にリズムを与えなかった。
レッズは28分、カウンターから追加点を奪う。興梠が前線でロングボールをキープすると、フォローした原口、柏木とパスをつながり、柏木のラストパスを興梠が右足でシュート。これは相手DFのカバーにあったが、こぼれ球を原口が倒れ込みながら左足で押し込んだ。
直後の29分に右サイドを破られて大ピンチを迎えたが、高萩のシュートにGK加藤がファインセーブを見せ、2点リードで前半を折り返した。
後半も激しい競り合いが随所に見られた。その中でもレッズは55分に3点目を奪う。平川が右サイドからドリブル突破を見せ、GKとディフェンスラインの間に低くて速いクロスを送ると、興梠が懸命に左足を伸ばしてゴールに押し込んだ。
3点をリードしたレッズは、選手交代で全体の運動量をキープする。63分に啓太から山田暢、69分には興梠から阪野という交代カードをきる。殊勲の2人は万雷の拍手の中、ピッチを後にした。3点を追う広島も猛反撃を見せ、67分にはミキッチのクロスにニアサイドで佐藤がヘディングで合わせたが、GK加藤が鋭い反応を見せて右腕で弾き出した。
レッズはカウンターでチャンスを作り、73分には原口と阪野のコンビで広島守備陣を突破すると、最後は阪野が右足で狙ったが、惜しくもGK西川に弾かれた。
81分にはスタジアムの一部照明が落ちるアクシデントがあったが、ピッチ上では白熱したゲームが続いた。90+3分に右CKを水本に合わせられて1点を失ったが、レッズは3-1で勝利。首位・広島との大一番で貴重な勝ち点3を奪ったレッズは、前節に続き2連勝とした。次節は8月10日(土)に19時キックオフ、アウェイ・豊田スタジアムにて名古屋グランパス戦に臨む。
【鈴木啓太】
(大きな勝利だったのでは?)勝ち点3に変わりはないですが、ジュビロ戦の勝利の後での今日の勝利はまた意味が違ってくるのかなと思います。自分たちにとって波のあるような展開は好ましくないと思うので、それぞれが今日なぜ良かったのかを考える必要があると思いますし、勝ったときほど考えないといけないと思います。
(しっかりとした守備ができていたように見えたが?)開幕戦から引き続き広島に対してやるべきことは、はっきりしていましたし、その中で自分たちの良さを最も出せるとするならば、ああいった守備の部分だと思っていました。自分たちの守備におけるベースである走ること、1対1で戦うことができたと思います。
(森崎が持ち上がるスペースを先に前方で埋めていたのが目立ったが?)ああいうようなことをすれば嫌かなというのはありました。それでも危険な場面もあったので、それをやることによっての弊害というのも出てきます。ただ今日は、あの結果を見ればそれが良かったのかなとは思います。
(前方への飛び出しも効果的だったのでは?)そうですね。チャンスがあればボールを奪ってから速い攻撃というのが大きなチャンスになると思っていましたし、飛び出しをすることによって相手も意識しなければいけないところが増えると思うので、その点は自分の中でイメージをしていました。
(離れていた時期のチームに感じたことは?)チームとしてやるべきことと言うか、みんな力はあるし、みんな走っているし、みんな戦ってはいるものの、それが形にならないという部分があったと思います。そこで何をしなければいけないのかというのを強調してやろうと思っていましたし、それが広島に対して良かったのかなと思います。仮に僕が出ていたとして、川崎戦や横浜戦の結果が変わっていたかは分かりません。ただ、このチームの強みは自分もやってきて分かっていると思うので、それを強調するための自分の働きというのを考えてやっていました。
(負傷明けの不安を感じさせないようなプレーに見えたが?)こういった状況の中でも監督が信頼して使ってくれるということは、それに応えなければいけないですし、試合に出るからには言い訳はできません。結果が出て良かったなと思います。不安がないと言えば嘘になりますが、それを力に変える術は自分自身サッカーを通して学んできたことでもありますので、不安を良い形に変えられたかなと思います。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】