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1stステージ 第16節 vs神戸 アウェイで引き分け 1stステージ優勝を決める

20日、浦和レッズはノエビアスタジム神戸でヴィッセル神戸と明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第16節を行い、1-1で引き分け。開幕から16試合無敗をキープしたまま、1stステージ優勝を決めた。

レッズは右ストッパーに森脇、シャドーの一角に梅崎がいずれも2試合ぶりに先発に名を連ね、ズラタンが2試合ぶりにベンチ入りした。

引き分け以上でステージ優勝が決まるという状況の下、真っ赤に染まったアウェイゴール裏の大声援を受け、コイントスに勝った阿部は川崎フロンターレ戦、ベガルタ仙台戦に続いてエンドの変更を選択。神戸のアウェイで続いている悪い流れをどうにか断ち切ろうとしたのかもしれない。

試合は16時5分、神戸ボールでキックオフ。レッズは立ち上がりから前線3枚とボランチ柏木による、流れるようなコンビネーションで3-4-3システムを敷く敵陣を崩していき、対する神戸は縦に速い攻撃でレッズ陣内に迫ってくる。6分、西川がキャッチに行ったところを後ろにそらし、ヒヤリとする場面があったが、枠外に流れて事なきを得た。

セットプレーも含めてレッズが多くのチャンスをつくる中、神戸は24分、素早いリスタートからペドロ ジュニオールが抜け出すが、GK西川がペナルティーエリア内で体を張って止めた。

先制点が生まれたのは西川の好セーブのすぐ後だった。27分、センターサークル付近でボールを奪った槙野がそのままドリブルで持ち込んで左に開いた武藤にパス。武藤のクロスにニアで興梠がつぶれ、ファーサイドの梅崎が右足で流し込むと、ボールはポストに当たってゴール。待望の先制点だ。

反撃に出た神戸は32分、ゴール前で抜け出した小川がシュートを打ったが、宇賀神のスライディングに当たってバーを直撃。39分には左CKから増川が強烈なヘディングを打ったが、今度は右ポストに当たってそれた。

後半、ハーフタイムにミシャ監督から「気持ちの入ったゲームができている」と言われてピッチに送り出された選手たちは、バランスを崩さぬように心掛けながら追加点を狙うが、神戸がロングボールをさらに増やしてきたことで徐々にディフェンスラインが下がっていった。

全体をもう一度押し上げつつ、中盤の運動量を増やそうという意図から、ベンチは71分にズラタンと青木を投入したが、75分に宇賀神がこの日2度目の警告を受けて退場し、10人になる大ピンチ。77分には興梠に代えて橋本を投入し、逃げ切りを図ろうとするが、84分、相手の左サイドから元レッズの相馬にクロスを上げられ、中央の渡邉にヘディングで決められた。1-1の同点。もう1点も与えるわけにはいかない。

最後はピッチ内の全選手が魂を込めて体を張り続けた。6分という長いアディショナルタイムの最中にはゴール裏から「We are REDS!」の大合唱。勇気を得た選手はタイムアップの瞬間まで走り抜き、貴重な勝ち点1をゲット。ステージ優勝を決めた。

試合後にはピッチ上でセレモニーが行なわれ、キャプテンの阿部が村井満チェアマンからチャンピオンシップの招待カードと優勝トロフィーを受け取り、ミシャ監督、スタッフ、そしてサポーターと喜びを分かち合った。

次戦は6月27日(土)19時からホーム埼玉スタジアムでキックオフされる、明治安田生命J1リーグ 1stステージ最終となる第17節のアルビレックス新潟戦。最大の目標である年間優勝、総合優勝へ向けて戦いは続く。

【梅崎 司】
「非常に厳しい戦いでしたし、球際も激しかったですが、臆することはありませんでした。フィジカル的には相手のほうが体格の大きい選手が多く、そこで負ける部分もありましたが、引くことはなかったです。今日は素晴らしい内容とは言えませんが、引き分けで優勝を決められたのは成長だったと思います。

周作の好セーブやポストに救われるシーンもありましたが、それでも落ち着いて自分たちのサッカーができたからこそ先制できたと思います。後半は押し込まれる展開が続き、その中で2点目を取れればもう少し楽に試合を進められたと思います」

(前半からアグレッシブな姿勢が見えていたが?)
「それが守備における自分たちのストロングポイントです。90分持たせようなんて気持ちはさらさら無かったですし、いけるところまでプレッシャーをかけ続け、走り続ける気持ちでいました」

(ゴールシーンについては?)
「いい形で武藤にボールが入り、(興梠)慎三がニアに走り込んで、自分のところに転がってくると信じて走りました。泥臭かったですが、しっかり流し込むことができました」

(最後はピンチもあったが?)
「正直、ハラハラしていました。今日はポストに救われるシーンも多かったですが、みんなの気迫や気持ちが、結果につながったのだと思います」

(ガンバの引き分けは、ベンチでは聞いていた?)
「ベンチでは聞いていました」

(レッズに来ての初タイトルだが?)
「このためにレッズに来ましたし、苦しいときも長かったですが、しっかり自分の足元や現状、未来を見て、努力し続けてきました。それが1つ報われたと思いますし、サポーターと喜ぶ瞬間を目標にしてやってきたので、それが1つ叶ったのは嬉しいですが、あくまで1stですし、2nd、チャンピオンシップと、まだまだ先があります。もっと大きい舞台で喜べるように、変わらずに努力し続けたいです」

(トロフィーを持った感想は?)
「重かったです。当たると痛そうなので、気をつけました(笑)」

(1stステージ優勝は、道のりのどれくらい?)
「分からないですが、半分に差し掛かるか差し掛からないかくらいじゃないですか」

(新潟戦に向けては?)
「2ndも獲りたいですし、年間優勝も獲りたいです。完全優勝できるように、1試合1試合を戦い続けるだけです」

【槙野智章】
「昨シーズンを経験している選手が多い中、自分個人としても、昨シーズンに優勝できなかったときのミックスゾーンで『仲良し集団ではダメだ、お互いが要求し合うことがこのチームに必要』と言いました。同じようなことをしていては結果を生み出せないと思った中で、1つ変えないといけない部分は、お互いを高め合うべく、『もっとこうしてほしい』とお互いに要求する声でした。そう気づいた中での行動がみんなに伝わる中で、いい時間ができていったと思います」

(1stステージ優勝で、2ndステージで守りに入ることはない?)
「絶対にないと思います。今日の結果を受けて、ロッカールームもそうですし、優勝決定後の円陣の中でも、『これは通過点にすぎない』と言っていました。自分たちはあくまで年間チャンピオンを目指していますし、大事なのは次の試合や2ndステージです。誰一人、満足はしていないと言っていました。みんなでまた、気を引き締めていかないといけないと思います。無敗が続いていることも、モチベーションになっています」

(ミシャ監督にタイトルを獲らせてあげられたということへの思いは?)
「個人的には、プロ10年目で9年間ペトロヴィッチ監督と仕事をしている中で、1つもタイトルをプレゼントできませんでした。そういう意味では、まず1つプレゼントできたことは良かったと思いますが、監督が欲しいのは1stではなく年間でのタイトルです。もっと大きなトロフィーや最優秀監督賞を捧げたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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