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「90分を通して安定してレベルの高い攻撃をし続けたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 5/4)

4日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、6日(月・休)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第12節 横浜F・マリノス戦に向けて意気込みを語った。

(昨日の川崎フロンターレ戦は厳しい結果になった。前半にはいい形をいくつもつくれていたが、前半の途中から相手が対応を変えてから自分たちが流れを引き寄せられなかったことをどう感じているか?)
「まずU-23日本代表がAFC U23アジアカップ カタール2024を制したことについて、みなさんにおめでとうございますと伝えたいです。決勝に出場した(大畑)歩夢にもおめでとうと言いたいです。自信をたくさんつけて戻ってきてもらいたいです。

川崎戦は前半でうまくスペースを使いながら5つのチャンスをつくりましたが、得点は1つだけでした。後半に入って、相手は少し引いてよりコンパクトに守るようになりました。後半の立ち上がりに得点したことも一つの理由だったと思います。そこで試合の流れが変わりました。試合後の会見でも少し言いましたが、もう少し焦れずにサイドチェンジしながら逆サイドのスペースを使うことができていればと思いました。少し無理をしてラストパスを出そうとして、ギャンブルのようなプレーが多かったと思います。我々がサイドを使いながらクロスを上げることをあまりせず、相手にカウンターのチャンスを与えてしまい、そこからの失点がありました」

(その反省を踏まえて中2日で迎える横浜FM戦はどのように挑むのか?)
「まず横浜FM戦について、チケットが今のところ4万枚売れていることを聞いていますので、非常にうれしいです。そして前回のホームゲームは非常に良かったと思います。我々としてやりたいことは、90分を通して安定してレベルの高い攻撃をし続けることです。ゲームを読みながらそれができればと思っています。川崎戦の前半ではスペースを見つけながらプレーすることができたと思います。横浜FMもボールを持ちたいチームです。短期的に考えますと、そういったチームに対してカウンターをしっかりと使うことも重要だと思います」

(U23アジアカップの優勝の話もあったが、大畑選手の活躍ぶり、どういったところが素晴らしかったと感じているか?)
「U23 アジアカップに行く前にチームでも見せていた成長している姿を代表でも見せていたと思います。ビルドアップも非常に良くなっています。フィジカルコンディションも上がって、スピードを生かしながら攻撃参加することができています。相手チームのバランスを崩すことができる選手です」

(大畑選手は今日帰国するが、横浜FM戦での起用は考えているか?)
「彼は明日、大原に来ますが、そこでメディカルスタッフがチェックし、代表からのレポートも見て、それらを踏まえた上で判断したいと思います」

(川崎戦の2失点目について、アンカーのサミュエル グスタフソン選手の脇、センターバックもサイドバックもウイングもアプローチできないところに入られて失点したが、システム上の弱点もあるし、以前にもそういったところから失点することがあったと思うが、あの失点のフィードバックをどう捉え、横浜FM戦でどう防ごうと考えているのか?)
「カウンターからの失点であり、最後のところはヒロ(石原広教)と(アレクサンダー)ショルツのコミュニケーションの改善点があると思いますが、その前のところで基本的にインサイドハーフ1枚がサミュエルの近くに戻ってくることが必要だと思います。(岩尾)憲がいたときはそのバランスがうまく取れていたと思います。かなり複雑な役割がありますので、新たにそこでプレーする選手がいれば、その役割を学ぶのにも時間が少し掛かります。ボランチを2枚にすることによってそこの人数を増やすこともできますが、攻撃のときにインサイドハーフ2枚欲しいと我々は思っています。このプレーのやり方に順応している途中ですが、守備でも攻撃でもさらに発展させていきたいと思っています。たとえばインサイドハーフが以前より多くの攻撃参加をしながら得点も生まれていますが、バランスや安定性を考えれば、そこはまだ改善点だと思っています」

(松尾佑介選手や前田直輝選手など、ウイングにコンディションが100パーセントではない選手がいるため、監督が実現したい攻撃サッカーもできないと思うが、怪我人や万全ではない選手がいる状況で連戦を乗り切るために重要になることは?)
「4人、5人とウイングの選手が離脱することで少し苦しい部分はあります。我々のアイデンティティーのことを考えれば、非常に重要な存在です。直輝は本日練習にも復帰しましたし、月曜日に間に合うことを祈っています。松尾に関してはまだ腰痛が残っている状態です」

(インサイドハーフの役割を学ぶのに時間が掛かるという話があったが、ここまで時間が掛かっていることは予想外だったのか?時間がかかっている要因をどう考えているか?)
「今までやってきたことがどうだったかというところと、このシステムの中でどのように自分の強みをどのように生かせるかという両面があると思います。憲は非常にいい形でプレーする形を見つけました。昨年はより守備的な役割でしたが、さらに攻撃的なところにうまく順応してくれました。攻撃のところを発展させながら、昨年のいい守備を残した状態で彼はプレーしてくれています。それぞれの選手が違った状況で役割に慣れていっているところですが、たくさん試合に出ている敦樹(伊藤)は試合の中で成長してくれていると思います。前回のホームゲームではトモ(大久保智明)がそのポジションでプレーしましたが、その役割をしっかりと果たしてくれたと思います。(安居)海渡は得点も生まれました。順応が早ければ早いほどいいですが、今は選手を入れ替えながらプレーしないといけない状況のなかで、ある程度メンバーを固定することができていないことも要因のひとつだと思います」

(西川周作選手がJ1リーグ通算600試合出場の大台まであと1試合となったが、いろいろなGKを見てきた中で、西川選手の優れている点や日本のトップレベルで活躍し続けている理由はどういう点にあると感じているか?)
「大原でのGKのトレーニングをご覧になれば多くの答えが見られると思います。非常にプロフェッショナルであり、今でも大きな向上心を持ってトレーニングしています。そしてジョアン(ミレッ)GKコーチのもと、GKが3人とも一つのユニットとして、お互いに刺激を与え合いながら高め合っています」

(中3日なら大丈夫だけど中2日は厳しいというサッカー選手もいるほど厳しい日程だが、どのようにマネジメントして横浜FM戦に向かおうと考えているのか?)
「まず試合直後の行動が大事だと思います。試合が終わった後、十分なタンパク質や炭水化物を摂取しなければいけません。昨日は試合が終わってすぐにさいたまに戻ってきましたし、本日は川崎戦に先発出場した選手たちはリカバリーでした。そして川崎戦のことはあまり言及せず、メンタル的にもフレッシュになってもらいたいと思っています。試合に出なかった選手たちはしっかりとしたトレーニングを行いました。明日から次の試合に向けてしっかりと集中していければと思っています」

(同じような形での失点シーンが多い印象がある。柏レイソル戦、ガンバ大阪戦、昨日の川崎戦と人がいるにもかかわらず防ぎきれない失点が多いと思うが、なぜ同じようなシーンでの失点が重なっているのか?)
「昨日の1失点目を分析しますと、その他の失点と共通していることは1対1の寄せや強さが十分ではなかったというところだと思います。選手の人数は十分いるので、そういったところは改善していかなければいけないという話はしてあります。戦術的にも選手個別にもメンタル的により強く行動できれば防げる失点もあると思います」

(横浜FM戦の意気込みは?)
「レッズに来て、埼玉スタジアムの雰囲気を見て、本当に良かったと思っています。前回のホームゲームでも約42,000人のファン・サポーターの方々が素晴らしい雰囲気をつくってくれました。月曜日の横浜FM戦でもその方々にいいパフォーマンスをお見せしたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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