MENU

NEWS

vs大宮「チャンス作るも追加点奪えず、ダービーはドローに」

9月1日J1第24節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムでの『さいたまダービー』を迎えた。
18時、選手入場時にはホーム側ゴール裏にクラブエンブレムのビッグフラッグが掲げられ、その左右を白い月桂樹の葉が彩り、旗の下には『1992×2012』も赤地に白で描き出された。
怒濤の『We are Reds!』コールの後、大宮のキックオフで試合ははじまった。
レッズの先発には負傷の癒えた柏木が復帰。それに伴い、前節でシャドーを務めた梅崎が左ワイドに回った。
ビルドアップから阿部・永田らが低い位置から梅崎に長いボールを入れて形を作っていたレッズは11分に先制。梅崎がエリア左脇でキープ、柏木へと下げ、柏木がゴール前へ左足でクロス。マルシオ リシャルデスが右足で落としたところを、原口がワントラップから狙い澄ました右足シュートでゴール右下に決めた。この1点はレッズのJ1ホーム通算500ゴールになった。
先制後もボールを支配するレッズは16分に梅崎がカットインから右足でコントロールしたシュートを放ち、ゴール右上、ポストとバーの結合部付近をたたく。18分には大宮の長身FWノヴァコヴィッチが早くも2度目の警告を受け、11対10の数的優位を得て試合を進めることとなった。
その後、何度か中央突破から決定機を作りながらもGKに阻まれてネットを揺らせなかったレッズ。29分には右サイド平川の左足でのクロスをゴール正面至近ででマルシオが頭で合わせ
、GKは一歩も動けなかったもののポストに嫌われる。
圧倒的に攻めながらも追加点が奪えないまま時間は経過。前半はこのまま1-0で折り返すかと思われたが、45+1分、カウンターから東にペナルティエリア外から右足で巻いたコントロールショットをゴール右下に決められ、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半、レッズは前半終盤に負傷した柏木に代えて宇賀神を左ワイドに投入、前節同様に梅崎がシャドーの位置に移った。
1トップの長谷川を最前線に残して5-3-1という形を執る大宮に対し、レッズは圧倒的に押し込んだ。しかし、相手守備を崩すことができない。61分には啓太に代えて小島を投入して攻撃のテコ入れを図ったが、状況を変えることはできず。75分を過ぎると疲労もあってかイージーなパスミスやタッチミスが増え始めてしまう。83分には平川をベンチに下げてポポがピッチへ。ポポはそのまま右のワイドに入る。
ポポ投入から間もない84分、宇賀神がエリア左角の得意の位置から右足を強振するが、鋭く飛んだボールはファーサイドのバーに嫌われる。
その後も押し込んだレッズは87分、エリア外から原口が右足で巻いたボールでゴールを強襲するも、GKのファインセーブに阻まれて得点はならず。
アディショナルタイムの4分を含め、後半は大宮の守備を崩しきれないまま。前半に複数あった決定機を思えば勝ち点2を取りこぼしたと言って良い結果に終わり、挨拶に回る選手には厳しいブーイングが降り注いだ。
次のゲームは9月8日(土)13:00キックオフ、天皇杯2回戦。浦和駒場スタジアムで米子北高対ヴォルカ鹿児島の勝者(2日に試合)と対戦する。

原口元気
(きれいなゴールだったが?)
「イメージ通りでした。2点目を取れるチャンスもあって、流れも良かったですが、ポストに3回当たってしまったので。ちょっと焦ってしまいました。2点目を取らないといけないという気持ちばかりになってしまって。もったいない失点もしてしまい、もっと冷静にやらなければいけなかったと思います。
全力を出しましたが、なかなか10人であれだけ守られてしまうと難しかったです」
(相手が1人少なくなって意識したことは?)
「特別、その状況で意識したことはないです。あれだけ引いて守られたら10人でも攻めにくいし、内容だったら、10-0だと思うので、もったいないなと思いますが、悲観する内容ではなかったと思いますし、長いリーグ戦ではこれくらいチャンスがあっても勝てない試合というのはあると思うので、気持ちを切り替えてまたやっていきたいです」

平川忠亮
「前半、後ろからきっちり作りながら、サイドに展開したり、良い攻撃ができていました。失点するまでは、攻撃だけではなく、守備も非常に良かったし、きっちり高い位置から守備ができていたので、本当に失点が痛かったですね。
守備面では、高い位置から厳しくいこうと話はしていて、それができていましたし、引いた時間もありましたが、しっかりと良いディフェンスができていました。失点したときだけ、ちょっとずるずると下がってしまった印象で、そこは残念でした」
(相手が1人少なくなって後半特に守備を固めてきたが?)
「そうですね。そこからのカウンター、引き分ければOKで、勝てればラッキーくらいの感じで戦ってくるだろうとは予想していました。その中で、あまり焦りたくないというか、相手の思惑にはまらないように、縦だけではなくて横も使って、穴をあけていきたいということを考えていました。ゴールまで行けなかったのが残念です」
(この結果を経て、ここから先大切にしたいことは?)
「続けることだと思います。1人少ない相手に、1ポイントしか取れなかったのは厳しい結果ですが、試合内容が悪かったとは思わないし、前半は良い形でコントロールした中で、良い攻撃もしていました。ここまで7ヵ月やってきたことを続けて、個人的にもチーム的にもレベルアップしていくために、日々練習をやっていくだけだと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

vs大宮「チャンス作るも追加点奪えず、ダービーはドローに」 vs大宮「チャンス作るも追加点奪えず、ダービーはドローに」

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ