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vs柏「アウェイで劇的な逆転勝利を飾る」
29日、チームは国立競技場での第27節柏レイソル戦に臨んだ。19時4分、試合はレイソルボールでキックオフ。啓太を警告累積で欠く浦和レッズは柏木をボランチに起用。梅崎をシャドーに置き、左のワイドには宇賀神が入った。
試合は5分に相手GKのキックミスをきっかけに原口が両チーム通じて初めてのシュートを打って以降、急激に動き出す。数十秒後にはレッズエンド右からのアーリークロスからエリア内でのシュートを許す。しかし、これは加藤が素晴らしい反応でセーブ。その後は柏木・平川とつないで右クロスに原口、梅崎のサイドチェンジから宇賀神の右足カットインシュートなど惜しい場面が続く。一方の柏も早い切り替えからレッズディフェンスラインのギャップをつこうとスルーパスを狙い、一進一退の攻防となる。
スコアが動いたのは15分。エリア外からのミドルシュートをブロックして与えた左CKからヘディングシュートを許し、これがオウンゴールを誘発して先制されてしまう。
1点を追うレッズは両サイドのスペースをうまく使いながら攻撃を組み立てたが、決定的と言えるまでのチャンスは作れず。27分には早くもベンチが動き、原口に代えてポポをワントップの位置に投入。一方のレイソルも背番号『10』レアンドロ ドミンゲスが負傷しジョルジ ワグネルをピッチへと送る。
同点ゴールは39分。マルシオのフリーランニングで右サイドにスペースを作り、阿部がロングフィード、平川が走り込む。平川のグラウンダークロスをエリア右で受けたマルシオはワンタッチコントロールに失敗するも、右足でつつくようにシュート。GKが弾いたところを梅崎が左足で蹴り込んで同点とした。
後半は1-1でスタート。レイソルは開始からFW田中に代えてMF澤を投入、攻撃時は4-2-3-1、守備時には5-4-1と言っていい形で前半以上にカウンターという狙いをはっきりと打ち出してきた。
序盤はレッズがボールをつないで押し込むものの、人数をかけた守備を崩せない。54分には逆襲から自陣エリア右を深くえぐられてニアポストに飛び込んだ選手に合わせられるが、シュートミスに救われる。64分には縦パスを跳ね返されてカウンターとなり、ほぼGKと1対1の状況となるが加藤が好セーブでチームを救う。この時間帯になると両チームとも1点を求めて前に出てライン間が間延びしてスペースも増えはじめる。67分にはポポのスルーパスに柏木が抜けだし、エリア内右から左足で巻いたシュートでゴールを狙うが、惜しくもGKに阻まれる。
互いに決め手に欠けるまま時計は進行。86分には梅崎に代えて矢島、89分には平川に代えて野田がピッチへ。決定的なチャンスをつかんだのは、その直後。柏木が相手エンドでインターセプトして右のマルシオへ、マルシオがエリア右脇から送ったグラウンダーのボールに柏木がゴール正面で左足インサイドで合わせたが、ボールはわずかに逸れて枠の左へと外れる。
アディショナルタイムの3分も過ぎ去ろうとし、このまま引き分けに終わるかと思われたとき、劇的ゴールが生まれる。相手ヘディングシュートが浮かんだところを加藤がキャッチすると、そのまま助走をつけてエリア内ギリギリのところから右手でロングスロー。センターサークルを越えたボールに矢島がジャンプ、空中戦に勝ってボールはレイソルのペナルティーアークへ向かって転々とする。そのボールを相手選手とポポが追い、GKもゴールマウスを飛び出して前へ。3人が衝突する寸前にポポが一瞬早く右足でタッチ、ボールは無人のゴールへと転がり込んだ。
劇的すぎる勝利に、サポーターの『We are REDS!』のコールが大ボリュームで響き、選手たちの挨拶が終わった後も、歌声は轟き続けた。
次戦は10月6日(土)19時から、埼玉スタジアムでのコンサドーレ札幌戦に臨む。
ポポ
「本当に非常にうれしいです。チームの力になれたのが一番うれしいです。チームというのは、そういうもので、みんながいるからこそのチームです。それはミシャ監督がいつも言っていることでもあります。僕の仕事を信頼して出してくれた、そのことに感謝するだけです」
(なかなか出場機会がない中、くさらずトレーニングに励んだことが結果に結びついたのでは?)
「自分の考えとして、常に準備をしておくこと、100パーセントの状態を用意しておくというのを心がけています。今日のように使ってくれるタイミングで結果を出すことが大切ですし、準備しておいて良かったと思います」
(ゴールシーンを振り返って?)
「チャンスを生かすしかないと思っていて、出してくれたボールを信じて走っていました。スピード自体は落ちていましたが、本当に自分の足元に来たときに振り切る気持ちで蹴りました。普段の練習からの行いだと思います。継続してきたことがつながったんだと思います」
(蹴った箇所は?)
「つま先です」
(優勝を争う上では大きなゴールだったのでは?)
「そうですね。今日の勝ち点3は大きなモノだった思います。しっかりと自分たちが3ポイントを得られたのは良かったです」
(時間を追うごとにフィットしていったが?)
「最近出場していなかったというのが影響していたと思います。少しそうした部分は僕も感じていました。連係面でちょっと難しい部分がありましたが、時間を追うごとに良くなったと思います」
加藤順大
「先制点を決められてしまって、それでも今日みんな落ち着いて、バタバタすることもなく試合を運べたかなと思います。ああいう負け方をした後なので、ミシャさんが言った通り僕らは成長して帰ってこなきゃいけないと思っていましたし、今週の練習でも攻守の切り替えについては意識してやっていました。練習は裏切らないなあと、今日非常に強く感じました」
(2点目の起点となったが?)
「慎也がすばらしい動き出しをしてくれたので、蹴るよりもスローだなと思って、迷わず投げました。慎也の滞空時間の長いヘディングもありましたし、みんなの気持ちがあのボールに宿ったかなと思います。今年はみんな非常に良い動き出しをしてくれて、おかげで自分の特徴も出せてると思っています。それが今日は得点に結びついて、非常に嬉しいです」
(ロングスローは得意?記録などは?)
「高校のときにハンドボール投げの測定があって、そのときは40何メートルまでしかラインがなくて、それを越えたので測定不能になったことはありましたが、結構気持ち良く投げたので今日は飛んだかなと思います(笑)。早く(映像で得点シーンを)見たいです(笑)
前節で5失点してしまって、非常にGKとしては悔しくて、この試合はどうしても勝って、この気持ちをなくしたいと思っていましたし、練習でも意識して臨んで、非常に高い集中力を持ってこの試合に臨むことができました。それが結果として結びついたことで、サッカー選手として非常に勉強になった試合だと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
試合は5分に相手GKのキックミスをきっかけに原口が両チーム通じて初めてのシュートを打って以降、急激に動き出す。数十秒後にはレッズエンド右からのアーリークロスからエリア内でのシュートを許す。しかし、これは加藤が素晴らしい反応でセーブ。その後は柏木・平川とつないで右クロスに原口、梅崎のサイドチェンジから宇賀神の右足カットインシュートなど惜しい場面が続く。一方の柏も早い切り替えからレッズディフェンスラインのギャップをつこうとスルーパスを狙い、一進一退の攻防となる。
スコアが動いたのは15分。エリア外からのミドルシュートをブロックして与えた左CKからヘディングシュートを許し、これがオウンゴールを誘発して先制されてしまう。
1点を追うレッズは両サイドのスペースをうまく使いながら攻撃を組み立てたが、決定的と言えるまでのチャンスは作れず。27分には早くもベンチが動き、原口に代えてポポをワントップの位置に投入。一方のレイソルも背番号『10』レアンドロ ドミンゲスが負傷しジョルジ ワグネルをピッチへと送る。
同点ゴールは39分。マルシオのフリーランニングで右サイドにスペースを作り、阿部がロングフィード、平川が走り込む。平川のグラウンダークロスをエリア右で受けたマルシオはワンタッチコントロールに失敗するも、右足でつつくようにシュート。GKが弾いたところを梅崎が左足で蹴り込んで同点とした。
後半は1-1でスタート。レイソルは開始からFW田中に代えてMF澤を投入、攻撃時は4-2-3-1、守備時には5-4-1と言っていい形で前半以上にカウンターという狙いをはっきりと打ち出してきた。
序盤はレッズがボールをつないで押し込むものの、人数をかけた守備を崩せない。54分には逆襲から自陣エリア右を深くえぐられてニアポストに飛び込んだ選手に合わせられるが、シュートミスに救われる。64分には縦パスを跳ね返されてカウンターとなり、ほぼGKと1対1の状況となるが加藤が好セーブでチームを救う。この時間帯になると両チームとも1点を求めて前に出てライン間が間延びしてスペースも増えはじめる。67分にはポポのスルーパスに柏木が抜けだし、エリア内右から左足で巻いたシュートでゴールを狙うが、惜しくもGKに阻まれる。
互いに決め手に欠けるまま時計は進行。86分には梅崎に代えて矢島、89分には平川に代えて野田がピッチへ。決定的なチャンスをつかんだのは、その直後。柏木が相手エンドでインターセプトして右のマルシオへ、マルシオがエリア右脇から送ったグラウンダーのボールに柏木がゴール正面で左足インサイドで合わせたが、ボールはわずかに逸れて枠の左へと外れる。
アディショナルタイムの3分も過ぎ去ろうとし、このまま引き分けに終わるかと思われたとき、劇的ゴールが生まれる。相手ヘディングシュートが浮かんだところを加藤がキャッチすると、そのまま助走をつけてエリア内ギリギリのところから右手でロングスロー。センターサークルを越えたボールに矢島がジャンプ、空中戦に勝ってボールはレイソルのペナルティーアークへ向かって転々とする。そのボールを相手選手とポポが追い、GKもゴールマウスを飛び出して前へ。3人が衝突する寸前にポポが一瞬早く右足でタッチ、ボールは無人のゴールへと転がり込んだ。
劇的すぎる勝利に、サポーターの『We are REDS!』のコールが大ボリュームで響き、選手たちの挨拶が終わった後も、歌声は轟き続けた。
次戦は10月6日(土)19時から、埼玉スタジアムでのコンサドーレ札幌戦に臨む。
ポポ
「本当に非常にうれしいです。チームの力になれたのが一番うれしいです。チームというのは、そういうもので、みんながいるからこそのチームです。それはミシャ監督がいつも言っていることでもあります。僕の仕事を信頼して出してくれた、そのことに感謝するだけです」
(なかなか出場機会がない中、くさらずトレーニングに励んだことが結果に結びついたのでは?)
「自分の考えとして、常に準備をしておくこと、100パーセントの状態を用意しておくというのを心がけています。今日のように使ってくれるタイミングで結果を出すことが大切ですし、準備しておいて良かったと思います」
(ゴールシーンを振り返って?)
「チャンスを生かすしかないと思っていて、出してくれたボールを信じて走っていました。スピード自体は落ちていましたが、本当に自分の足元に来たときに振り切る気持ちで蹴りました。普段の練習からの行いだと思います。継続してきたことがつながったんだと思います」
(蹴った箇所は?)
「つま先です」
(優勝を争う上では大きなゴールだったのでは?)
「そうですね。今日の勝ち点3は大きなモノだった思います。しっかりと自分たちが3ポイントを得られたのは良かったです」
(時間を追うごとにフィットしていったが?)
「最近出場していなかったというのが影響していたと思います。少しそうした部分は僕も感じていました。連係面でちょっと難しい部分がありましたが、時間を追うごとに良くなったと思います」
加藤順大
「先制点を決められてしまって、それでも今日みんな落ち着いて、バタバタすることもなく試合を運べたかなと思います。ああいう負け方をした後なので、ミシャさんが言った通り僕らは成長して帰ってこなきゃいけないと思っていましたし、今週の練習でも攻守の切り替えについては意識してやっていました。練習は裏切らないなあと、今日非常に強く感じました」
(2点目の起点となったが?)
「慎也がすばらしい動き出しをしてくれたので、蹴るよりもスローだなと思って、迷わず投げました。慎也の滞空時間の長いヘディングもありましたし、みんなの気持ちがあのボールに宿ったかなと思います。今年はみんな非常に良い動き出しをしてくれて、おかげで自分の特徴も出せてると思っています。それが今日は得点に結びついて、非常に嬉しいです」
(ロングスローは得意?記録などは?)
「高校のときにハンドボール投げの測定があって、そのときは40何メートルまでしかラインがなくて、それを越えたので測定不能になったことはありましたが、結構気持ち良く投げたので今日は飛んだかなと思います(笑)。早く(映像で得点シーンを)見たいです(笑)
前節で5失点してしまって、非常にGKとしては悔しくて、この試合はどうしても勝って、この気持ちをなくしたいと思っていましたし、練習でも意識して臨んで、非常に高い集中力を持ってこの試合に臨むことができました。それが結果として結びついたことで、サッカー選手として非常に勉強になった試合だと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】