明治安田生命J1リーグ 第24節 vs名古屋グランパスは、8月26日(日)18時3分より、豊田スタジアムでキックオフされる。

前節勝ち点3を逃して中位の混戦から少し距離が開いてしまったレッズとしては、ふたたび上位へ食らいつく足がかりを得るため、なんとしても勝利がほしい一戦となる。

名古屋とはルヴァンカップも含めて今季4度目の対戦。ここまでの3試合はいずれもレッズが勝っており、約1ヵ月前の7月18日の対戦では3-1の快勝だった。ただ、名古屋はワールドカップによるリーグ中断期間に今季の弱点だった守備陣を補強し、4バックのうち、右サイドバック以外の3人の顔ぶれを刷新。守備が大幅に改善されたことで8月に入ってから無傷の5連勝を飾り、前節にはとうとうJ2降格圏から脱出した。

連勝の要因は失点が大幅に少なくなっただけではない。得点ペースを上げている元ブラジル代表FWジョーを筆頭に、中断期間に獲得した左サイドバックの金井貢史が加入後に3得点、同じくMF前田直輝も3得点。司令塔のMFガブリエル シャビエルも好調で、攻撃の勢いも増している。風間八宏監督の指導によるパスサッカーというベースは変わっていないが、1ヵ月前とはまったく違うチーム状況だ。

今節は22日の天皇杯で受けた退場処分を消化するため、DF中谷進之介が出場停止となっているが、強固になっている名古屋の守備に対しては駆け引きも含めてしっかり競り勝っていくことが必要とされる。

レッズは19日に開催されたリーグ前節の清水エスパルス戦で3-3の打ち合いを演じてから、中2日で行われた22日の天皇杯東京ヴェルディ戦に1-0の無失点勝利を収めてベスト8に駒を進めた。

東京V戦ではレッズに加入して以来、リーグ7戦6得点と乗っているFWファブリシオが見事な連係から決勝点を挙げた。得点シーンの起点になったのは今季レッズに加入し、遠藤 航のベルギーリーグ移籍後に右ストッパーの定位置を獲得したDF岩波拓也。守備力はもちろんのこと、精度の高いロングキックも武器として持っている長身ディフェンダーは、試合を重ねるごとに調子を上げている感があり、名古屋戦でも期待が大きい。

レッズは前節を終えて8勝8分け7敗、勝ち点32で9位につけている。上位陣の多くが白星を重ねている中、レッズとしてはここで離されるわけにはいかない。夏場の連戦は非常に厳しいが、総力を上げて勝ち点3を手にし、ホームに戻って来よう。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】