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vs広島「2012シーズンリーグ開幕戦は惜敗に」
Jリーグ開幕20周年となった2012J1リーグは10日、全国各地で開幕した。
ミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ新監督を迎えた浦和レッズは、ミシャ監督が昨シーズンまで6シーズンにわたって指揮を執っていたサンフレッチェ広島と広島ビッグアーチで対戦。アウェイ側スタンドには大勢のレッズサポーターが集結し、大きな声援で赤き戦士を後押しした。1年半ぶりにレッズに復帰し、新キャプテンに就任した阿部勇樹には新しいコールでパワーが送られた。
14時4分、雨がぱらつく中、サンフレッチェボールでキックオフ。レッズの布陣は3-4-2-1で、GKは加藤順大。3バックには右から濱田水輝、阿部勇樹、槙野智章の3人が入り、ウイングバックは右が平川忠亮、左に梅崎司。ダブルボランチには鈴木啓太と柏木陽介が入った。そして1トップに田中達也、2シャドーに山田直輝と原口元気という布陣で試合に臨んだ。
立ち上がり、レッズは梅崎と原口が連係して左サイドから攻撃を仕掛けようとする。7分、両チームを通じて最初のシュートは梅崎が放ったが枠を外れた。レッズはその後もビルドアップから細かくパスをつなぎつつ、クサビのパスを入れながら好機を窺っていったが、次第に相手の右サイドのミキッチが高い位置を取るようになり、押し込まれる。球際での競り合いでも劣勢となり、我慢の展開に。それでも徐々にミシャ・サッカーのポイントの一つである左右ストッパーの攻撃参加が見られるようになっていった。
ビッグチャンスが生まれたのは39分。バイタルエリアで鈴木からパスを受けた梅崎が前線へ素早くラストパスを送ると、槙野が右足で強烈なシュートを放った。相手GKに阻まれたが、連動性も含めてチームの狙いがはっきり形になったシュートだった。
0-0で迎えた後半は雨が上がって晴れ間が覗いたが、レッズはその立ち上がりに痛い失点を喫してしまう。サンフレッチェの左CKからの流れで右サイドへ振られ、石原にシュートを打たれると、GK加藤が弾いたこぼれ球を佐藤寿人に流し込まれ、先制を許した。
1点のビハインドとなったレッズは55分、達也と交代してデスポトビッチがピッチに入る。60分、柏木とデスポトビッチがゴール前でチャンスを得るがクリーンシュートまでいかない。その後はゴール前に人数を掛けるレッズ、守備ブロックを固めてゴールを守り、カウンターでチャンスを作るサンフレッチェという流れで試合が進んでいく。
74分、サンフレッチェはミキッチを下げて守備固めに入ると、78分、レッズは直輝を下げてポポを投入し、反撃を試みる。スペースのない中、なかなかチャンスを作ることのできないレッズに最後のビッグチャンスが生まれたのは、アディショナルタイム1分だった。ポポが右サイドをドリブルで切り裂き、ゴール前へマイナスのクロス。ここに飛び込んだ槙野のヘディングシュートはあと少しのところでGK西川にセーブされ、こぼれ球に詰めたデスポトビッチもシュートまでいけなかった。
試合は0-1のまま終了。レッズは惜しくも開幕戦勝利を飾ることができなかったが、試合終了後、ベンチの選手も含めて全員でゴール裏に挨拶に行った選手たちに、サポーターから「次は勝とう!」との期待を込めた拍手が送られた。
次戦は17日(土)14時より埼玉スタジアムで行なわれる柏レイソル戦。ホーム開幕で白星を勝ち取るべく、チームは浦和に戻り、鍛錬の日々を送る。
槙野智章
「同じサッカー同士で、目指すもの、やってきたものも一緒同士。フォーメーションも一緒で、ガチンコ勝負ということで見応えのある試合だったと思います。正直、サッカーに関しては広島さんの方が質と運動量が上だったと思います。もう少し浦和は運動量も質も上げていかないといけないです。
足の状態は100パーセントではなかったが、やるからには必死にやったし、自分の持っているものを出したと思います。結果に結びつかなかったことが残念でした。
慣れ親しんだスタジアムで、多くの知り合いの方も見に来てくれていました。そういう中で良い結果を与えられれば良かったのだが。次に切り替えて頑張りたいと思います」
(課題は?)
「まだまだ自分自身も甘いし、自分のプレーでチームの活性化、結果に結びつけることができなかったのは、自分の力のなさだし、もっとチームとして一つになることも必要だと思いました。ただ、初戦はこういうものかと思うので、次につなげていきたいです」
(ブーイングもあったが?)
「緊迫したムード、自分に対するブーイングのある中でプレーするのは難しいが、一流と言える選手はこういう中でもプレーできるし、結果に結びつくプレーができると思うので、自分ができなかったのは力のなさを痛感しております」
(柏戦に向けて)
「今日できなかったこと、自分たちに今足りないことをこの1週間で詰めて次の試合に生かしていかないといけないです。まだまだ試合は続きます。下を向いているわけにはいかないです。みんなで一つになる必要があります」
(今日、良くなかったことは?)
「良くなかったことは特にないが、広島さんと同じようなサッカーをするということで運動量が特に足りないが、悪いところはないです。自分たちのサッカーを信じてやっていきます」
平川忠亮
「やっぱり結果が欲しかったので、ものすごく残念でした。相手は、僕たちがやろうとしているサッカーを何年もやってきた相手だから、僕らがやろうとしていることも分かっていたし、難しい試合になることは想定していました。それでも勝っていきたい、勝者のメンタリティーではないですが、難しい試合でも勝つ、最低でも引き分けで終わるというようなことをしたかったです。今やっているサッカーを信じて続けながらさらなる勝負強さを身に付けていければ良いと思います。
まだまだスタートしたばかりで、日に日に、1試合1試合良くなっていくと思うので、信じて取り組んでいきます」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
ミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ新監督を迎えた浦和レッズは、ミシャ監督が昨シーズンまで6シーズンにわたって指揮を執っていたサンフレッチェ広島と広島ビッグアーチで対戦。アウェイ側スタンドには大勢のレッズサポーターが集結し、大きな声援で赤き戦士を後押しした。1年半ぶりにレッズに復帰し、新キャプテンに就任した阿部勇樹には新しいコールでパワーが送られた。
14時4分、雨がぱらつく中、サンフレッチェボールでキックオフ。レッズの布陣は3-4-2-1で、GKは加藤順大。3バックには右から濱田水輝、阿部勇樹、槙野智章の3人が入り、ウイングバックは右が平川忠亮、左に梅崎司。ダブルボランチには鈴木啓太と柏木陽介が入った。そして1トップに田中達也、2シャドーに山田直輝と原口元気という布陣で試合に臨んだ。
立ち上がり、レッズは梅崎と原口が連係して左サイドから攻撃を仕掛けようとする。7分、両チームを通じて最初のシュートは梅崎が放ったが枠を外れた。レッズはその後もビルドアップから細かくパスをつなぎつつ、クサビのパスを入れながら好機を窺っていったが、次第に相手の右サイドのミキッチが高い位置を取るようになり、押し込まれる。球際での競り合いでも劣勢となり、我慢の展開に。それでも徐々にミシャ・サッカーのポイントの一つである左右ストッパーの攻撃参加が見られるようになっていった。
ビッグチャンスが生まれたのは39分。バイタルエリアで鈴木からパスを受けた梅崎が前線へ素早くラストパスを送ると、槙野が右足で強烈なシュートを放った。相手GKに阻まれたが、連動性も含めてチームの狙いがはっきり形になったシュートだった。
0-0で迎えた後半は雨が上がって晴れ間が覗いたが、レッズはその立ち上がりに痛い失点を喫してしまう。サンフレッチェの左CKからの流れで右サイドへ振られ、石原にシュートを打たれると、GK加藤が弾いたこぼれ球を佐藤寿人に流し込まれ、先制を許した。
1点のビハインドとなったレッズは55分、達也と交代してデスポトビッチがピッチに入る。60分、柏木とデスポトビッチがゴール前でチャンスを得るがクリーンシュートまでいかない。その後はゴール前に人数を掛けるレッズ、守備ブロックを固めてゴールを守り、カウンターでチャンスを作るサンフレッチェという流れで試合が進んでいく。
74分、サンフレッチェはミキッチを下げて守備固めに入ると、78分、レッズは直輝を下げてポポを投入し、反撃を試みる。スペースのない中、なかなかチャンスを作ることのできないレッズに最後のビッグチャンスが生まれたのは、アディショナルタイム1分だった。ポポが右サイドをドリブルで切り裂き、ゴール前へマイナスのクロス。ここに飛び込んだ槙野のヘディングシュートはあと少しのところでGK西川にセーブされ、こぼれ球に詰めたデスポトビッチもシュートまでいけなかった。
試合は0-1のまま終了。レッズは惜しくも開幕戦勝利を飾ることができなかったが、試合終了後、ベンチの選手も含めて全員でゴール裏に挨拶に行った選手たちに、サポーターから「次は勝とう!」との期待を込めた拍手が送られた。
次戦は17日(土)14時より埼玉スタジアムで行なわれる柏レイソル戦。ホーム開幕で白星を勝ち取るべく、チームは浦和に戻り、鍛錬の日々を送る。
槙野智章
「同じサッカー同士で、目指すもの、やってきたものも一緒同士。フォーメーションも一緒で、ガチンコ勝負ということで見応えのある試合だったと思います。正直、サッカーに関しては広島さんの方が質と運動量が上だったと思います。もう少し浦和は運動量も質も上げていかないといけないです。
足の状態は100パーセントではなかったが、やるからには必死にやったし、自分の持っているものを出したと思います。結果に結びつかなかったことが残念でした。
慣れ親しんだスタジアムで、多くの知り合いの方も見に来てくれていました。そういう中で良い結果を与えられれば良かったのだが。次に切り替えて頑張りたいと思います」
(課題は?)
「まだまだ自分自身も甘いし、自分のプレーでチームの活性化、結果に結びつけることができなかったのは、自分の力のなさだし、もっとチームとして一つになることも必要だと思いました。ただ、初戦はこういうものかと思うので、次につなげていきたいです」
(ブーイングもあったが?)
「緊迫したムード、自分に対するブーイングのある中でプレーするのは難しいが、一流と言える選手はこういう中でもプレーできるし、結果に結びつくプレーができると思うので、自分ができなかったのは力のなさを痛感しております」
(柏戦に向けて)
「今日できなかったこと、自分たちに今足りないことをこの1週間で詰めて次の試合に生かしていかないといけないです。まだまだ試合は続きます。下を向いているわけにはいかないです。みんなで一つになる必要があります」
(今日、良くなかったことは?)
「良くなかったことは特にないが、広島さんと同じようなサッカーをするということで運動量が特に足りないが、悪いところはないです。自分たちのサッカーを信じてやっていきます」
平川忠亮
「やっぱり結果が欲しかったので、ものすごく残念でした。相手は、僕たちがやろうとしているサッカーを何年もやってきた相手だから、僕らがやろうとしていることも分かっていたし、難しい試合になることは想定していました。それでも勝っていきたい、勝者のメンタリティーではないですが、難しい試合でも勝つ、最低でも引き分けで終わるというようなことをしたかったです。今やっているサッカーを信じて続けながらさらなる勝負強さを身に付けていければ良いと思います。
まだまだスタートしたばかりで、日に日に、1試合1試合良くなっていくと思うので、信じて取り組んでいきます」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】