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vs柏「ホームで敗れ、リーグ戦15位」
3日、Jリーグ第34節が行なわれ、浦和レッズは埼玉スタジアムで柏レイソルと対戦した。勝てばJ1残留が決定するこの試合。スタメンはGK加藤、DF平川・坪井・永田・野田、アンカーが啓太。インサイドハーフが柏木とマルシオ、アウトサイドが右に梅崎、左が原口、最前線には直輝が位置した。
試合は15時35分、レッズボールでキックオフ。立ち上がりから勢いよく前に出てきた柏にゴールを脅かされてしまう。一方、レッズはこれまでと同じく、丁寧にボールをつないで攻撃を展開。サイドに起点を作ったり、前線で細かいパス交換を試みるなどしていくが、フィニッシュまではなかなか至らず。29分には左CKからいったんは加藤が弾き、続くシュートも左ポストに当たったが、こぼれたところをジョルジ ワグネルに左サイドから強烈なシュートを決められてしまう。さらに38分には右CKからの混戦の間から、橋本に決められ、2点のビハインドを追ってしまう。
後半、開始から直輝に代わって原がピッチへ。そのまま1トップのポジションへと入った。後半立ち上がりから、徐々にレッズの攻撃にリズムが生まれてくる。52分には左サイドの原口から梅崎が1タッチで落とし、柏木がシュートするもGKがキャッチ。そして53分、中央から右サイドへ展開。前線に進出していた平川が右足で中へ浮き球を送る。ペナルティーエリア中央に走り込んだ柏木がいっぱいに体を伸ばしてヘディングで合わせると、ボールは枠内右隅のネットを揺すり、1点を返した。その後は時折、相手の鋭いカウンターに見舞われるものの、比較的、レッズのリズムで試合を進められていた。
時間が経つにつれてスタンドの声援もテンションが上がっていき、次の1点を取りに行く選手たちを後押しする。67分には梅崎に代わってマゾーラが入った。しかし76分、相手のCKを一度はクリアするものの、クリアを拾った柏・茨田の意表をついたミドルシュートがGK加藤のすぐ前でバウンド、これがゴールに吸い込まれてしまい再び2点差を追いかける展開に。82分には啓太に代えて濱田を投入、アンカーの位置に入る。最後の力を振り絞り、気持ちを表に出して、前線に人数をかけて最後まで得点を狙っていくレッズ。だが3点目を奪われた後は、大きなチャンスを作ることはできず。試合は1-3のスコアで終了した。
これで今シーズンのリーグ戦はすべて終了、レッズは8勝12分14敗、勝ち点36で15位となった。
レッズの次戦は天皇杯4回戦、12月17日(土)15時から、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて行なわれる愛媛FC戦となる。
鈴木啓太
「ここまで、良いサッカーを見せることができていなかったので、とにかく自分たちのサッカーというか、良いものをサポーターに届けたいと思っていました。
前半は良い形でできなくて、相手の形に持って行かれていたと思います。自分たちでボールを奪ってからじれずにやるということを目指していましたが、レアンドロやワグネルにボールを持たれることが多くなってしまいました」
(ファン・サポーターについては?)
「恥ずかしいシーズンで申し訳ないです。ただ、まだ天皇杯がありますし、次のシーズンを良いシーズンにするためにも、積み上げるものを作っていきたいと思います。一年間、ありがとうございました、という気持ちです」
(直輝選手の1トップは?)
「チームとして、彼の特長を出すことができなかったと思います。難しかったというか、少しボールに、ボールに、という形になってしまったと思います。後半から一樹(原)が出ましたが、彼自身もコンディションが最近、良いですし、チームとしても良い形を出せるようにはなったと思います。ただ、それは直輝と一樹の違いというよりも、チームとして修正できた結果だと思います」
(3失点目が痛かった?)
「そうですね。ノブだけの責任ではないと思うし、彼自身もこういうことを経験して、成長していってくれると思います。ただ、自分たちの時間になっていたので、本当に大きなチャンスというか、2-2にするというモチベーションがあったので、ぐっと前に全体として入ってしまっていたと思います。その辺は、したたかに、さらにじれずに残りの時間を使って戦っていければ良かったと思います。それは残念でした。ノブには今シーズン救われたことが多かったし、あのシーンというよりは、チームとしてこれからに向けたものにしないといけないと思っています。
柏も2年かけてやってきたことが形になったと思うし、自分たちの勝利の形があるチームが強いと思うので、そういう一貫したものをクラブが考えないといけないし、もちろん選手たちも責任を感じながらやっていかないといけないと思います。ただ、選手としては、そういうビジョンをはっきりしてほしいということは思っています。
とにかく、自分たちの今の実力を知ることができました。この結果そのものも経験に変えていかないといけません。チームのポテンシャルはあると思うし、優勝を狙えるチームになると思います。そういうことをチームとして、クラブとしてやっていかないといけないです」
柏木陽介
(意地の1点だったが?)
「ゴールどうこうより、プレーが良くなかった。それだけです。今日に関しては完敗だった。レイソルはしっかり戦ってきて、結果を残してきたからああやって喜べるのだと思うし、レッズがそういうふうになっていかないといけない。目の前で優勝を見たのは、良くはないけど、経験としては良かったです。この悔しい思いを次につなげたいです」
(直輝1トップでどのようなゲームプランだった?)
「出入りしながらみんなでという感じでしたが、僕とマルシオが引いてしまったことで、距離も遠くなったし、裏に走る選手がいなくなりました。相手は前に強かったし、結局最後まで裏を狙えなかったです。ただ、直輝が悪かったわけではないです。直輝を入れたことで、もっと工夫してプレーしないといけなかったのではないかと思います。自分を含めて、選手みんなで反省していかないといけないです」
(後半の立ち上がりは修正できていたが?)これだけたくさんの人が(スタジアムに)
「入ってくれて…。僕が(レッズに)来て初めてこれだけ沢山の人が入ってくれたんじゃないかと思う。(前半は)その中で恥ずかしい気持ちもあったし、何とか自分たちのできるプレー、良さを出していかないといけないと思いました。
原君が入って、裏に抜ける動きやボールの収まりが良くなって、より前に行きやすくなって、良い距離感だった。原君が入ったり出たりして、そこに僕が入るというような良いプレーができたので、そういうのを前半からやらないといけなかったです。
ヘディングでのゴールは初めて。それでちょっとリズムができたし、良かったですが、まだまだミスが多いです。チームとしても出しどころがなかったように思うので、そういうときはいったん預けながら簡単にもらえる位置に動き直すとか、そういうシンプルな動きをもう少しやっていかないと、僕は上にいけないと思いました。もっと周りを使いながら自分も生きるようにしないといけないです。天皇杯があるので、ACLの出場権を取れるように頑張ります」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
試合は15時35分、レッズボールでキックオフ。立ち上がりから勢いよく前に出てきた柏にゴールを脅かされてしまう。一方、レッズはこれまでと同じく、丁寧にボールをつないで攻撃を展開。サイドに起点を作ったり、前線で細かいパス交換を試みるなどしていくが、フィニッシュまではなかなか至らず。29分には左CKからいったんは加藤が弾き、続くシュートも左ポストに当たったが、こぼれたところをジョルジ ワグネルに左サイドから強烈なシュートを決められてしまう。さらに38分には右CKからの混戦の間から、橋本に決められ、2点のビハインドを追ってしまう。
後半、開始から直輝に代わって原がピッチへ。そのまま1トップのポジションへと入った。後半立ち上がりから、徐々にレッズの攻撃にリズムが生まれてくる。52分には左サイドの原口から梅崎が1タッチで落とし、柏木がシュートするもGKがキャッチ。そして53分、中央から右サイドへ展開。前線に進出していた平川が右足で中へ浮き球を送る。ペナルティーエリア中央に走り込んだ柏木がいっぱいに体を伸ばしてヘディングで合わせると、ボールは枠内右隅のネットを揺すり、1点を返した。その後は時折、相手の鋭いカウンターに見舞われるものの、比較的、レッズのリズムで試合を進められていた。
時間が経つにつれてスタンドの声援もテンションが上がっていき、次の1点を取りに行く選手たちを後押しする。67分には梅崎に代わってマゾーラが入った。しかし76分、相手のCKを一度はクリアするものの、クリアを拾った柏・茨田の意表をついたミドルシュートがGK加藤のすぐ前でバウンド、これがゴールに吸い込まれてしまい再び2点差を追いかける展開に。82分には啓太に代えて濱田を投入、アンカーの位置に入る。最後の力を振り絞り、気持ちを表に出して、前線に人数をかけて最後まで得点を狙っていくレッズ。だが3点目を奪われた後は、大きなチャンスを作ることはできず。試合は1-3のスコアで終了した。
これで今シーズンのリーグ戦はすべて終了、レッズは8勝12分14敗、勝ち点36で15位となった。
レッズの次戦は天皇杯4回戦、12月17日(土)15時から、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて行なわれる愛媛FC戦となる。
鈴木啓太
「ここまで、良いサッカーを見せることができていなかったので、とにかく自分たちのサッカーというか、良いものをサポーターに届けたいと思っていました。
前半は良い形でできなくて、相手の形に持って行かれていたと思います。自分たちでボールを奪ってからじれずにやるということを目指していましたが、レアンドロやワグネルにボールを持たれることが多くなってしまいました」
(ファン・サポーターについては?)
「恥ずかしいシーズンで申し訳ないです。ただ、まだ天皇杯がありますし、次のシーズンを良いシーズンにするためにも、積み上げるものを作っていきたいと思います。一年間、ありがとうございました、という気持ちです」
(直輝選手の1トップは?)
「チームとして、彼の特長を出すことができなかったと思います。難しかったというか、少しボールに、ボールに、という形になってしまったと思います。後半から一樹(原)が出ましたが、彼自身もコンディションが最近、良いですし、チームとしても良い形を出せるようにはなったと思います。ただ、それは直輝と一樹の違いというよりも、チームとして修正できた結果だと思います」
(3失点目が痛かった?)
「そうですね。ノブだけの責任ではないと思うし、彼自身もこういうことを経験して、成長していってくれると思います。ただ、自分たちの時間になっていたので、本当に大きなチャンスというか、2-2にするというモチベーションがあったので、ぐっと前に全体として入ってしまっていたと思います。その辺は、したたかに、さらにじれずに残りの時間を使って戦っていければ良かったと思います。それは残念でした。ノブには今シーズン救われたことが多かったし、あのシーンというよりは、チームとしてこれからに向けたものにしないといけないと思っています。
柏も2年かけてやってきたことが形になったと思うし、自分たちの勝利の形があるチームが強いと思うので、そういう一貫したものをクラブが考えないといけないし、もちろん選手たちも責任を感じながらやっていかないといけないと思います。ただ、選手としては、そういうビジョンをはっきりしてほしいということは思っています。
とにかく、自分たちの今の実力を知ることができました。この結果そのものも経験に変えていかないといけません。チームのポテンシャルはあると思うし、優勝を狙えるチームになると思います。そういうことをチームとして、クラブとしてやっていかないといけないです」
柏木陽介
(意地の1点だったが?)
「ゴールどうこうより、プレーが良くなかった。それだけです。今日に関しては完敗だった。レイソルはしっかり戦ってきて、結果を残してきたからああやって喜べるのだと思うし、レッズがそういうふうになっていかないといけない。目の前で優勝を見たのは、良くはないけど、経験としては良かったです。この悔しい思いを次につなげたいです」
(直輝1トップでどのようなゲームプランだった?)
「出入りしながらみんなでという感じでしたが、僕とマルシオが引いてしまったことで、距離も遠くなったし、裏に走る選手がいなくなりました。相手は前に強かったし、結局最後まで裏を狙えなかったです。ただ、直輝が悪かったわけではないです。直輝を入れたことで、もっと工夫してプレーしないといけなかったのではないかと思います。自分を含めて、選手みんなで反省していかないといけないです」
(後半の立ち上がりは修正できていたが?)これだけたくさんの人が(スタジアムに)
「入ってくれて…。僕が(レッズに)来て初めてこれだけ沢山の人が入ってくれたんじゃないかと思う。(前半は)その中で恥ずかしい気持ちもあったし、何とか自分たちのできるプレー、良さを出していかないといけないと思いました。
原君が入って、裏に抜ける動きやボールの収まりが良くなって、より前に行きやすくなって、良い距離感だった。原君が入ったり出たりして、そこに僕が入るというような良いプレーができたので、そういうのを前半からやらないといけなかったです。
ヘディングでのゴールは初めて。それでちょっとリズムができたし、良かったですが、まだまだミスが多いです。チームとしても出しどころがなかったように思うので、そういうときはいったん預けながら簡単にもらえる位置に動き直すとか、そういうシンプルな動きをもう少しやっていかないと、僕は上にいけないと思いました。もっと周りを使いながら自分も生きるようにしないといけないです。天皇杯があるので、ACLの出場権を取れるように頑張ります」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】