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vs横浜FM「次戦に勢いをつけるアウェイでの逆転勝利」
15日、浦和レッズは日産スタジアムに乗り込んで横浜F・マリノスと対戦。マルシオ リシャルデスが復帰してシャドーの位置に入り、ベストと言っていい布陣で臨んだレッズだったが、19時3分のキックオフから5分後、先制を許す。自陣左サイドで人数をかけての守備をドリブルで突破されてペナルティーエリア角からクロス、ファーサイドでフリーになっていたマルキーニョスのヘディングシュートを浴びる。狙い澄ましたシュートに加藤は一歩も動けず、見送るしかなかった。
その後、F・マリノスの激しい守備になかなかパスをつなげず、レッズはシュート0本のまま20分を経過する。
しかし23分、加藤のゴールキックからエリア外の阿部、左の槙野とプレスをかいくぐりつつボールをつなぎ、槙野が中村のマークを剥がしてドリブルで前へ。槙野は中央の原口にボールを当てて相手を置き去りにしてさらに前へ。原口・柏木と経由して戻ってきたボールを受けてさらに突き進んだ槙野は、エリア左角まで数メートルのところで前方のスペースへスルーパス。そこに柏木が走りこみ、ゴール前を飛び出したGKの鼻先でワンタッチ。左足でコースを変え、ゴール右のサイドネットを揺すった。
チーム最初のシュートで同点としたレッズは勢いに乗り、左サイドを梅崎と槙野が、右サイドを平川が崩して幾度か形を作る。一方の横浜も齊藤・小野らのドリブル突破や中村のパスなどからフィニッシュを狙ってくる。しかし双方とも追加点はないまま、前半は1-1で折り返した。
メンバー交代なく始まった後半、64分にカウンターでビッグチャンスを創出。自陣左からのCKを加藤がキャッチしてすぐに槙野へ転がすと、槙野がドリブル。一度ボールは奪われるが、マルシオがすぐに追ってハーフウェイラインを越えたところで奪い返し、前線の原口へ。相手を1人引き連れながらドリブルで突き進んだ原口がエリア右からシュート。右足で叩いたボールはGKに阻まれるが、エリア内左に弾んだボールを槙野がフォロー。右足インサイドで無人のゴールに丁寧に押し込んだ。
68分には平川の右クロスに柏木が頭で合わせ、ゴール左に流れたところを梅崎が詰めたが、GKに阻まれて追加点はならず。その後はF・マリノスの攻めを凌ぎながら、カウンターを中心に好機を狙う時間が続く。
77分には中村のFKがバーとポストの接合部付近を叩くなど、幸運もあって2-1をキープ。終盤には梅崎と平川をベンチに下げて宇賀神・野田を投入。両サイドにフレッシュな選手を送って攻守ともにテコ入れ。さらに91分にはマルシオに代えて濱田を投入。アディショナルタイムの4分も守りきり、2-1で勝ち点3を手に入れた。試合後にはスタジアムに駆けつけたサポーターの「We are Reds!」コールが鳴り響いた。
次戦は22日(土)、ホーム埼玉スタジアムにて16時キックオフのガンバ大阪戦に臨む。
槙野智章
「立ち上がり非常に悪い入り方をしてしまって、それを立て直して前半で追いつき、後半に逆転できたのは良かったと思います。
アウェイでしたが、よく盛り返して、自分たちのサッカーができたと思います」
(1点目のアシストについては?)
「あれこそ今年ペトロヴィッチ監督が目指すサッカーだと思いますし、DFの選手も攻撃を求められて、自陣からしっかりボールを運んで前線の選手を使いながら、また違う選手が顔を出す。ひとつのボールに対して何人もの選手が流動的に動くというのが今年の浦和のサッカー、ペトロヴィッチ監督の目指すサッカーだと思いますので、そのサッカーが凝縮されたゴールだったと思います。
特にボールを持っていない選手がいかに危険な動きをするかがポイントで、陽介が非常に良い動きをしてくれました。彼もペトロヴィッチ監督の下で長くやってますし、僕と陽介の阿吽の呼吸と言いますか、良いコンビネーションが見せられたと思います。
僕らだけではなく、元気も中澤選手・栗原選手という日本を代表するセンターバックの前でしっかりボールをキープして体を張ってくれてましたし、各ポジションの選手が目の前の対面する選手に走り負けず、戦って勝ち切れたというのが良かったと思います。もちろん、立ち上がりは反省しないといけないと思っています。
2点目も、ロングボールを蹴らずに自分たちが後ろからボールを保持するという点で、GKがキャッチしたところから蹴らずにしっかりつないだというところが、ああいう結果につながったと思うので、今年何試合もやってきましたが、ペトロヴィッチ監督の目指すものが非常に凝縮された2ゴールだったと思います。
個人的には対マリノス戦、日産スタジアムでの試合には相性の良さを感じていましたし、結果論ですが、いつもより得点のにおいがしてました(笑)。今日も横浜まで大勢のサポーターの方たちが来てくれて、変な顔で帰らせるわけにはいかない、やっぱり笑って、良い顔で帰ってもらいたかったので、勝てて良かったです」
(自分たちのサッカーに自信を持ち始めたのはいつ頃から?)
「最初は探り探りでやってました。開幕戦で広島という同じようなサッカーを目指すチームに完璧にやられたのが、今思えば良かったのかなとも思います。自分たちにとって良い刺激になりましたし、その後試合を重ねるにつれて、毎試合もっとこうしなきゃいけないとか勉強しながら積み重ねていったと思います。
サポーターのみなさんも、ペトロヴィッチ監督の目指すサッカーを理解してくれていますし、メンバーが代わる中でも我慢しながら勝ち点を積み重ねていったというのがチームにとって自信につながっていると思います。
あとは、広島のサッカーをみんなで見て、勉強させてもらったこともあります。30歳を越える先輩たちも勉強熱心にやってくれてますし、そういうところは浦和レッズの選手一人一人のクオリティーの高さを示してるのかなと思います」
(その広島との直接対決も今後控えているが?)
「良い順位で、良い結果を出して対戦までいければと思います。ただ、最近よく優勝ということについて聞かれますが、上ばかり見てると足元をすくわれてしまいますので、とにかく目の前の相手と一戦一戦戦っていきたいです」
柏木陽介
「個人的にも試合の中でコンディションが良いな、フィーリングが良いなというのは分かっていて、しっかりと起点になりながらゴールを決められたのは良かったです。
最初は後ろの回しがそんなに良くなかったですが、途中から良くなって、それで良い形が作れました。後半も途中からそういう部分ができなくなって、一応パスを受けられましたが、ちょっときつい中で受けるという感じで、そういうときの戦い方をしっかり考えていかないといけないのかなと。
ふわっと入ってしまうこともありますが、早い段階で失点しても逆転するというところは見せることができたし、前半のうちに追いつければいけるなとは思っていたので」
(後半25分の決定機のシーンは、梅崎選手がいることが分かってヘッドでパスをした?)
「いるというのは分かっていなかったですが、中に2人くらいいるのが分かったから、誰か入ってきてくれという感じで、パスをしました。
自分で出して中に入っていけるという所も出てましたが、そういうプレーができていたのは調子が良い証拠だったとも思います。パス&ゴーとか、槙野のアシストもそうですが、そういう形が出てくればもっと良くなるのかなと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
その後、F・マリノスの激しい守備になかなかパスをつなげず、レッズはシュート0本のまま20分を経過する。
しかし23分、加藤のゴールキックからエリア外の阿部、左の槙野とプレスをかいくぐりつつボールをつなぎ、槙野が中村のマークを剥がしてドリブルで前へ。槙野は中央の原口にボールを当てて相手を置き去りにしてさらに前へ。原口・柏木と経由して戻ってきたボールを受けてさらに突き進んだ槙野は、エリア左角まで数メートルのところで前方のスペースへスルーパス。そこに柏木が走りこみ、ゴール前を飛び出したGKの鼻先でワンタッチ。左足でコースを変え、ゴール右のサイドネットを揺すった。
チーム最初のシュートで同点としたレッズは勢いに乗り、左サイドを梅崎と槙野が、右サイドを平川が崩して幾度か形を作る。一方の横浜も齊藤・小野らのドリブル突破や中村のパスなどからフィニッシュを狙ってくる。しかし双方とも追加点はないまま、前半は1-1で折り返した。
メンバー交代なく始まった後半、64分にカウンターでビッグチャンスを創出。自陣左からのCKを加藤がキャッチしてすぐに槙野へ転がすと、槙野がドリブル。一度ボールは奪われるが、マルシオがすぐに追ってハーフウェイラインを越えたところで奪い返し、前線の原口へ。相手を1人引き連れながらドリブルで突き進んだ原口がエリア右からシュート。右足で叩いたボールはGKに阻まれるが、エリア内左に弾んだボールを槙野がフォロー。右足インサイドで無人のゴールに丁寧に押し込んだ。
68分には平川の右クロスに柏木が頭で合わせ、ゴール左に流れたところを梅崎が詰めたが、GKに阻まれて追加点はならず。その後はF・マリノスの攻めを凌ぎながら、カウンターを中心に好機を狙う時間が続く。
77分には中村のFKがバーとポストの接合部付近を叩くなど、幸運もあって2-1をキープ。終盤には梅崎と平川をベンチに下げて宇賀神・野田を投入。両サイドにフレッシュな選手を送って攻守ともにテコ入れ。さらに91分にはマルシオに代えて濱田を投入。アディショナルタイムの4分も守りきり、2-1で勝ち点3を手に入れた。試合後にはスタジアムに駆けつけたサポーターの「We are Reds!」コールが鳴り響いた。
次戦は22日(土)、ホーム埼玉スタジアムにて16時キックオフのガンバ大阪戦に臨む。
槙野智章
「立ち上がり非常に悪い入り方をしてしまって、それを立て直して前半で追いつき、後半に逆転できたのは良かったと思います。
アウェイでしたが、よく盛り返して、自分たちのサッカーができたと思います」
(1点目のアシストについては?)
「あれこそ今年ペトロヴィッチ監督が目指すサッカーだと思いますし、DFの選手も攻撃を求められて、自陣からしっかりボールを運んで前線の選手を使いながら、また違う選手が顔を出す。ひとつのボールに対して何人もの選手が流動的に動くというのが今年の浦和のサッカー、ペトロヴィッチ監督の目指すサッカーだと思いますので、そのサッカーが凝縮されたゴールだったと思います。
特にボールを持っていない選手がいかに危険な動きをするかがポイントで、陽介が非常に良い動きをしてくれました。彼もペトロヴィッチ監督の下で長くやってますし、僕と陽介の阿吽の呼吸と言いますか、良いコンビネーションが見せられたと思います。
僕らだけではなく、元気も中澤選手・栗原選手という日本を代表するセンターバックの前でしっかりボールをキープして体を張ってくれてましたし、各ポジションの選手が目の前の対面する選手に走り負けず、戦って勝ち切れたというのが良かったと思います。もちろん、立ち上がりは反省しないといけないと思っています。
2点目も、ロングボールを蹴らずに自分たちが後ろからボールを保持するという点で、GKがキャッチしたところから蹴らずにしっかりつないだというところが、ああいう結果につながったと思うので、今年何試合もやってきましたが、ペトロヴィッチ監督の目指すものが非常に凝縮された2ゴールだったと思います。
個人的には対マリノス戦、日産スタジアムでの試合には相性の良さを感じていましたし、結果論ですが、いつもより得点のにおいがしてました(笑)。今日も横浜まで大勢のサポーターの方たちが来てくれて、変な顔で帰らせるわけにはいかない、やっぱり笑って、良い顔で帰ってもらいたかったので、勝てて良かったです」
(自分たちのサッカーに自信を持ち始めたのはいつ頃から?)
「最初は探り探りでやってました。開幕戦で広島という同じようなサッカーを目指すチームに完璧にやられたのが、今思えば良かったのかなとも思います。自分たちにとって良い刺激になりましたし、その後試合を重ねるにつれて、毎試合もっとこうしなきゃいけないとか勉強しながら積み重ねていったと思います。
サポーターのみなさんも、ペトロヴィッチ監督の目指すサッカーを理解してくれていますし、メンバーが代わる中でも我慢しながら勝ち点を積み重ねていったというのがチームにとって自信につながっていると思います。
あとは、広島のサッカーをみんなで見て、勉強させてもらったこともあります。30歳を越える先輩たちも勉強熱心にやってくれてますし、そういうところは浦和レッズの選手一人一人のクオリティーの高さを示してるのかなと思います」
(その広島との直接対決も今後控えているが?)
「良い順位で、良い結果を出して対戦までいければと思います。ただ、最近よく優勝ということについて聞かれますが、上ばかり見てると足元をすくわれてしまいますので、とにかく目の前の相手と一戦一戦戦っていきたいです」
柏木陽介
「個人的にも試合の中でコンディションが良いな、フィーリングが良いなというのは分かっていて、しっかりと起点になりながらゴールを決められたのは良かったです。
最初は後ろの回しがそんなに良くなかったですが、途中から良くなって、それで良い形が作れました。後半も途中からそういう部分ができなくなって、一応パスを受けられましたが、ちょっときつい中で受けるという感じで、そういうときの戦い方をしっかり考えていかないといけないのかなと。
ふわっと入ってしまうこともありますが、早い段階で失点しても逆転するというところは見せることができたし、前半のうちに追いつければいけるなとは思っていたので」
(後半25分の決定機のシーンは、梅崎選手がいることが分かってヘッドでパスをした?)
「いるというのは分かっていなかったですが、中に2人くらいいるのが分かったから、誰か入ってきてくれという感じで、パスをしました。
自分で出して中に入っていけるという所も出てましたが、そういうプレーができていたのは調子が良い証拠だったとも思います。パス&ゴーとか、槙野のアシストもそうですが、そういう形が出てくればもっと良くなるのかなと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】