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vs長崎 プレビュー「ホーム埼スタで連勝を」

明治安田生命J1リーグ第20節 V・ファーレン長崎戦は、8月5日(日)19時3分より、埼玉スタジアムでキックオフされる。現在2連勝中のレッズにとって、波に乗ってきた中での埼スタ連戦。ホームのサポートを受けて勝ち点3を手に入れるべく、チームは一丸となって戦いへ向かっている。

長崎は09年にJリーグ準加盟になり、Jリーグ加盟は13年からという新しいクラブだ。JFLからJ2へ昇格した13年に地元出身の高木琢也監督が就任。順位のアップダウンはありながらも2度のJ1プレーオフ進出で地力を蓄え、J2での5シーズン目となった昨年、リーグ2位で初のJ1昇格を決めた。

J1デビューとなった今季は、先発メンバーの多くがJ1未経験でありながら健闘を見せてきた。基本システムは3バック。指揮を執って6シーズン目となる高木監督の下、ハードワークを身上としてしぶとい戦いを演じている。J1のスピードや強度に慣れてきた第8節以降は降格圏に一度も足を踏み入れていない。

GKは元レッズの徳重健太。3バックの一角に入る元日本代表DF徳永悠平がチーム全体を引き締めつつ、奪った後はシンプルに前線にボールを供給するスタイルだ。7月18日のリーグ再開後は、チーム最多の6得点を稼いでいる中村慶太とボランチ・中原彰吾の負傷離脱が響き、連敗を喫したが、第18節には2位のFC東京に10試合ぶりに土をつける金星を挙げた。

前節にベンチ外だった長身FWファンマの出場は微妙だが、アルビレックス新潟時代の昨年、レッズ戦で1得点を決めているリオ五輪代表FW鈴木武蔵は好調。第3節で対戦した際にもゴールを決められており、裏へ抜ける動きも含めて警戒したい選手である。長崎はレッズとの初対戦だった3月10日の第3節に1-1と引き分けている。球際のしつこさもあり、決して油断ならない相手だ。

とはいえ、中断明けからの4試合で3勝1分けと上り調子になっていることからも明らかなように、現在のレッズはピッチの中で選手たちがそれぞれの任務を100%やり遂げることができており、恐れることはない。過酷な気象条件の中でも最初から最後まで集中力を切らさずにプレーをする選手たちに対しては、オズワルド オリヴェイラ監督から「規律を守る姿は最高レベルにある」と称賛の声が出ている。

Jリーグ最多タイとなる7年連続2ケタ得点を記録した興梠慎三は現在3試合連続ゴール中。2試合連続アシストとなっている武藤雄樹とのコンビネーションも徐々に上がってきている。また、新加入のファブリシオが2試合連続得点を決めたことで、チーム内の競争は活性化していると言っていいだろう。

守備では、遠藤 航のベルギー移籍後に右ストッパーとして2試合連続先発した岩波拓也が前節の川崎戦で自身にとってレッズで初となるリーグ戦無失点勝利に貢献した。

長崎戦はボールを持たれる時間帯が多かった川崎戦とは様相が変わり、レッズがボールを支配することが予想される。カウンターへの警戒を強めつつ、固い守備を崩す攻撃で得点し、どんな試合展開にも対応できる強さを見せていきたい。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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