アムステルダムから11時間かかったフライトは、よく眠れましたし非常に快適でし
た。そして、今こうして、ここ浦和にいることを幸せに思います。
浦和レッズでは、オランダのサッカーの良さを取り入れて、将来につながる、いい
サッカーをお見せしたい。
2002年の日本、韓国共催のワールドカップが行われるが、日本のサッカーが良い意味で成長していくために、自分でできる事があればと思っています。
◇契約が短い中で、チームを立て直すのに何から取りかかるのか?
いろいろな国、クラブでの指導者の豊富な経験を生かしたい。
レッズで仕事するということで一番大切に思っているのが、自分自身が、選手をよく知ること。そうすれば、私に対して暖かい気持ちで接することができ、
良い友好関係や信頼関係ができると思う。それを当面の目的としてやって行きたい。それが実現できればセカンドステージ、もしくはその後に、タイトルが取れるチームになると思う。
とにかく一番大切なのは、選手との間に信頼関係を作ることだ思ってます。
◇これまでのレッズの試合をビデオで見た感想は?
昨年の3位のセカンドステージから、今年のファーストステージでは、13位と大きく順位を落としたのは、サッカーの世界では良くある事だが、ケガ人が多くでたのがきっかけで、多くの問題が起き、成績不振につながったのではないだろうか。
◇私生活において、選手に求めるものはあるのか?
自分自身もここまで、規律があったからここまで来れたと思う。
良い選手というのは、ピッチの上だけでなく私生活においても規律持っていることを示している。したがってレッズの選手にも、ピッチの上と私生活において、規律のないものに対しては、それを求めるだろう。私生活においても、ピッチの上と同じような、規律を持てないものとは、いっしょにやっていくことはできないのでは、ないだろうか。
◇日本、そして浦和の街の印象は?
まずは、今まで世界の大きなクラブに就任した時の会見で、これほどの記者が集まったことがない。それは、とてもうれしいことであり、日本でのサッカーへの関心の高さがうかがえる。
浦和の街については、街に到着して、街のいたる所に、赤いレッズの旗が掲げられていることに驚きましたし、うれしく感じました。
浦和レッズのサポーター、選手、コーチングスタッフ含めて、全員が、幸せになれるような結果を残したい。
(1999.7.17.)