今日はこんなに集まって頂きありがとうございます。レッズに入った時以来ですね。入院生活はリラックスできて良かったとなと思いますけど、その分みんなに遅れを取っているというのが、自分としてはあせりはなかったですけれど結構気にしていました。入院中は規則正しい生活を送ろうと思っていましたが、朝も９時ごろまで寝ていたりしてリラックスできました。高校の同級生やお世話になった人がお見舞いに来てくれたりして励みになりましたし、色んな人から励ましのお手紙や千羽鶴を頂いて、自分は前よりレベルアップして復活して、皆さんに良いプレーを見せなければいけないという気持ちが強くなりました。明日から、復帰するためにリハビリを始めますので、またこれからもよろしくお願いします。 ◇全治３ヶ月と言われてどんな気持ちでしたか？ 初めてこういう大きな怪我をしたので、ショックと言えばショックなんですけど、「ああ、怪我しちゃった」というくらいです。 ◇治療の具合は？ 手術した後、ギブスで10日間ぐらい固定していたんですけど、それから上半分を切り取って、それまでは負荷をかけたりできなかったんですけど、今は力を入れたり多少は出来るようになりました。この通り松葉杖も使わずに歩けるようになりました。 ◇五輪の最終予選には自分では出たいと思っていますか？ 今はそういう事を考えるんじゃなくて、自分の脚を治す事を考えています。この脚が良くなって、その時期がちょうど良い時期だったら、その時に考えたいと思います。今は特に考えていません。 ◇入院中初めて考えた事は？ 一番思ったのは、普通に歩けるという事が素晴らしい事だと思いました。怪我をした時の不便さがわかりました。それと怪我をしたら自分の好きなサッカーもできないので退屈になっちゃったなと思いました。 ◇今、動かせる範囲は？ ひねったりは全然出来ません。前後にゆっくり動かすぐらいです。 ◇新監督になったが？ そんなに多く聞いてはいないんですけど、駒場の試合は勝ってよかったなと。次のカシマスタジアムでやる試合も勝てばいいなと第三者的に見ていました。特に今はチームの事を考えるという事はなかったです。監督が代わって、今までとは違うという事をみんな意識していると思うし、自分もまだグラウンドで見られていないので、また一からやり直しだなと思っています。 ◇痛みは？ 痛みが出るほどのことはしていませんから。 ◇今後のスケジュールは？ 今は私生活を自由に出来るまでのリハビリをやって、その次にプレー出来るようにという感じです。 （ドクターからの報告では、手術後２ヶ月でランニング、３ヶ月で対人プレーを開始する予定だという事です。） ◇励ましのなかで印象に残った事は？ 毎回、四葉のクローバーと言葉を一行書いて送ってくれた人がいました。頂いた励ましは全部嬉しかったですけれど、一番印象に残ったと言えばその事です。 ◇トルシエ監督とデモス監督が見舞いに来た時は、何を言われましたか？ 焦らず、ゆっくり。脚の事を考えて長い目でリハビリをしっかりやるようにと。 ◇今食べたいものは。？ 焼肉も食べたいし、お寿司も食べたい。病院の食事も美味しかったですけれど、病院で食べれなかったものを食べたいですね。まず最初にはこの寮で美味しいものを食べたいです。 ◇体重はどうですか？ 何キロか減りました。筋肉が落ちた分だと思いますけど。 ◇３ヶ月というと秋の五輪最終予選に間に合うかもしれない？ 治ったとしても、自分のプレーが１００％できなかったら行っても意味がないし、ま ず脚を治して１００％になるように、その事だけを考えたいと思います。 （1999.7.27.）