PARTNER STORY
浦和レッズを様々な面からサポートいただいているパートナーのみなさま。
その背景にあるパートナーのみなさまとレッズの歴史、そして熱い想いに迫ります。
三菱グループ150周年
「変革を続けてきて今があるのはレッズと同じです」
2020シーズン、浦和レッズの公式戦ユニフォームの胸には「MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES」の文字がある。これは、三菱グループが今年創業150周年を迎え、浦和レッズのトップパートナーである三菱重工業の強い想いがあるから。同社グループ戦略推進室・広報部の小美野 一部長に、三菱グループの中核をなしてきた同社の浦和レッズに対する想いをあらためて伺いました。
三菱重工業 グループ戦略推進室・広報部 小美野 一部長
♦三菱グループ150年の歴史と浦和レッズに受け継がれる姿勢
三菱グループは今年創業150年を迎えました。1870(明治3)年に岩崎彌太郎が「九十九(つくも)商会」で海運業を始めたのが三菱グループの起源になります。終戦後の財閥解体で、それまで明治、大正、昭和前半まで75年続いた岩崎家を中心とする三菱グループの経営が終わり、そこからここまでの75年はグループの各社がそれぞれ立ち上がって、戦後の高度成長期を経て、昭和、平成、令和と発展してきた流れがあります。
三菱グループ150年にあたって思うのは、我われは同じものをずっと作り続けていくのではなく、技術変革をし、時代に沿って新しい製品を生み出してきて、現在に至っているということです。浦和レッズもまた監督の交代や選手の世代交代を続けてきて今があると思います。ですから強いて言えばそういう時代に則した変革を続ける姿勢というのが、浦和レッズにもあるのではと思います。
♦2020シーズンユニフォームの胸ロゴにかける思いとその背景
ACLのユニフォームには、2017年から胸に当社のロゴを付けていただいていますが、そのユニフォームでリーグ優勝をして欲しいという悲願があります。それをこの記念の年に実現して欲しいということで、クラブやポラス株式会社様をはじめ、関係するみなさまにご理解とご協力をいただいて、当社のロゴを胸につけさせていただきました。
♦ホームゲームの際にオーロラビジョンで流れるムービー、今季のテーマは?
2017年はみなさんが長年支えてこられた浦和レッズをサポートする仲間に三菱重工も久しぶりに入れていただきます、という内容でした。それ以降も自社の製品をアピールするよりは、浦和レッズのチーム・選手を前面に出してそれを支える三菱重工、という想いを表現していました。
私たちは浦和レッズの経営・支援に再参画して以来、トップチームを中心に、レッズレディースや育成、ハートフルクラブも含めた浦和レッズ全体を支えるということをテーマにしています。Jリーグの中でフルラインナップのチームを、それぞれ高いレベルで持っているクラブはあまりありません。これは大変なことだと思うのですが、多様性の時代、女性の活躍推進ということから見ても、支援していかなければいけないと考えています。今季はそういう意図でムービーを制作しました。
♦今シーズン一緒に闘っていく決意
私たちは2017年から毎年「全力で浦和レッズを支援していきます」と申し上げています。まずは、浦和レッドダイヤモンズというクラブの経営がきちんと行われていることが非常に大事だと思っています。そこからチームの運営も確かなものとなり、育成部門やレディース、ハートフルクラブの発展にもお役に立てるのかと思います。そのために、いっそうのご協力をしていきたいと思います。
今、現場では「浦和のために最後まで、走り、闘い、貫く」サッカーを目標にしていると思いますが、その実現を今年も全力で後押ししていきたいと思っています。